初めまして、京音のancketです。
時が経つのは早いもので、某ウイルスの上陸からもう7か月が過ぎようとしています。しかし感染者は日に日に増え、いまだメディアで取り上げられない日はありません。ステイホームによって、皆様もさぞ不自由な生活を送っていることでしょう。
私もゲーセンに行って音ゲーをしたり、イエサブに行ってボドゲを見たり、友人の家に行って酒乞食をしたりできずに、悶々とした日々を送っておりました。(音ゲーサークル要素はここで終わり)
人間というのは暇を持て余すと、変化を求めていつもと違うことをし始めます。風邪で寝込んでいるときに昔聴いていたCDを持ち出したり、アトラクションの待ち時間にくだらないアプリをインストールしたり……。
今回は、ステイホームで暇に狂わされた一人の男の物語です。
0. 自己紹介
皆さんもうご存知かと思われますが、このブログは自己紹介サークル京音の所有するブログですので、筆者の簡単な自己紹介を載せておきます。
- HN: ancket
- 誕生日: 10月3日 てんびん座
- 今日の運勢: 総合運 2.5/5.0
自分に必要なことをしたい日
「本当に今、自分に必要なことは何か」を見極めたい日です。できれば、緊急の用件、絶対に今日こなさなければならないこと以外は後回しにして、「自分のしたいこと」にじっくりと取り組んでみてください。きっと、これまで迷っていたことに、なんらかの答えが出るはずです。また、今日は自分の幼かったころの夢を思い出しながら過ごすと、やる気がわいてきそう。古いアルバムを見返してみることもおすすめします。
- 自分の幼かったころの夢: りんごちゃん(?)
?????
違います。僕が幼い時こんな人いませんでしたからね?後からりんごちゃん名乗っておいて我が物顔しないでください。今度タイトルマッチ挑みますね。
1. 出会い
物語の出だしといえばそんなもの出会いに決まっています。曲がり角で食パンくわえて走るJKとぶつかるとかは鉄板です。そういうの、してみてえ~。
しかしこれもステイホームでできなくなってしまいました。JKは人とぶつかる心配がないので、気兼ねなく450km/hで走り、200ノットで泳ぎ、マッハ5で空を飛ぶことができます。
閑話休題、四月、快晴、研究室配属。新しい生活に胸を躍らせ、居室の扉を開ける。蛍光灯の眩い光の中、すぐ前を見たところにそれはありました。
3Dプリンターです。
一口に3Dプリンターといえど、その仕組みは様々です。光硬化性液体樹脂にレーザーを照射するものや、粉末状材料を焼結させたり接着したりするものなどなど。私の研究室にあったのは熱溶解積層方式で、高温で溶かした樹脂をノズルから押し出し積層して、室温で冷却して固めるという仕組みでした。
(参考)
それからしばらくして、卒業に向けた研究テーマが割り当てられ、PCにCADを導入して部品の設計をするなんてこともしばしばありました。PCで設計したものが、プリンティングすることで目の前に現れる、あの感動はきっと唯一にして無二でしょう。
2. 創造
五月のある日、プリンターについて気になっていたことを研究室の人に尋ねました。
私「これ樹脂は何を使ってるんですか」
研究室の人「ポリ乳酸だね」
私「ポリ乳酸って、生分解性プラスチックのですよね」
研「そうだね」
私「耐湿性とか直射日光とか、どうなんでしょうか」
研「試してみる?面白そうだね。植木鉢とかどうだろう」
成り行きでこんなものを設計しました。
排水口とフタです。(適当)
しかしこのフタを排水口にガッチャンコしてやると……
排水口ですね。(開き直り)
まあ設計しちゃったものはしょうがないのでプリンティングしてみましょう。
あれ!?!?
植木鉢じゃん!!!!!
研「おーめっちゃ植木鉢だ」
私「(感動している)」
研「おっ、おっ、これだけしても壊れないね」グニグニ
私「(恨みでもあるのか?)」
研「このっ!」グニ
研「かなり頑丈だね~」
私「はあ……。」
あんまり快く思ってなかったみたいです。
植木鉢の大きさはちょっと大きめのカップラーメンくらいです。色も白色でかなりそれっぽく見えます。
この時点では小豆を植えようと考えていました。豆にしたのは乾燥すれば保存できそうだからです。
この話をのわーる(Twi)にしたところ、「”3Dプランター”じゃん」というお言葉をいただきました。ふ~ん。
……
85点かな。
3. 旅立と取寄
———野菜・果物・豆。
この世のすべてを手に入れた男、農業王フィールド・ロジャー。
彼の死に際に放った一言は、人々を畑へ駆り立てた。
「おれの農具か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世のすべてをそこに置いてきた!」
男達は、グラウンドラインを目指し、夢を追い続ける。
世はまさに、大農業時代!
そういうわけで、「ひとつなぎの大農具」を探しに旅に出ました。
目的地はこちら「ケーヨーデイツー 川端店」。
最初にステイホームだなんだと言っていましたが、結局外出していますね。
それはさておき、ケーヨーデイツーにはこれまでほとんど入ったことがなかったんですが、とにかく中がバカ広いです。ホームセンターってどこもこんな感じなんでしょうか。マジでなんでもありそう。ゾンビが出たらここに来ます。
まず土や肥料、必要そうな道具等を一通り買って、最後に種売り場へ。
……あれ?
小豆の種売ってなくね?
すっかりホームセンターの何でもありそう感に呑まれていましたが、小豆の種は見つかりませんでした。ゾンビを小豆で餌付けする作戦は不可能みたいです。
後日、二度ほど訪れても小豆の種はありませんでした、残念。
仕方がないので通販で種を取り寄せることにしました。このあたりになってくると、何のためにプランター栽培をしようとしているのか分からなくなってきます。そして届いたものがこちらです。
本金時。
金時豆です。
なぜ?と思われるかもしれませんが、実は通販で購入することを決めた時、既に小豆の植付け時期の期限である七月中旬をとっくに過ぎた八月頭でした。本当にバカ。
ちなみにこれが届いたのは13日木曜日でした。つい最近です。
ちなみに金時豆の種もケーヨーデイツーには売っていませんでした。すみません、株を下げる意図はないので許してください。ゾンビが出たら必ず向かいますので。
4. 植付け
準備は整いました。本金時の種を植付けていきます。
種付けに見えた方は病院に行くことを強くお勧めします。
必要なもの
- 植木鉢
- 種
- 肥料
- 鉢底石
- 土
後で必要なもの
- ジョウロ
結局いらなかったもの
- スコップ
植付け中に土の付いた手でスマホを触りたくなかったので写真がありません。断じて取り忘れたわけではありません。イラストで何とかします。
まず鉢底石を敷きます。
気持ちわる。きもっ。
ごめんなさい。実際はこんなにキモくありませんでした。次行きましょう。
土をちょっと入れて、肥料を少し入れます。
ちょっとマウスの扱いに慣れてきました。
そこに入るだけ土をかぶせて、中央に3cmの穴をあけて種を植付けます。
文明、最高!
最後に土をかぶせて、水をあげればOKです。
ごまひじきおかかふりかけ?
旅先の土産物店で高級そうな包みに入っているふりかけ?「雅」みたいな名前付いてそうですね。
そういえば植木鉢の底に敷く皿みたいなものも買ってきたので、その上に乗せてみます。あれ何のためにあるんでしょうか、ベランダ栽培にはあまり必要なさそうですが。
……ティラミス?
よく見れば見るほど違うんですけど、ぱっと見た感想はまさしくティラミスでした。ティラミスのアイスが土に見えるのなら、土がティラミスのアイスに見えたっておかしくはないですね。
長いこと見ていると、下にある皿のせいでゴマヒジキココアカフェモカに見えてきます。土は土。幼少期に農業に触れていないと食べ物の幻覚を見る馬鹿な大人になってしまいます。子育ての時は是非気を付けましょう。
5. 続くったら、続く
今日は17日月曜日、植付けしてから4日経ちました。植木鉢の様子を見てみましょう。
超生えとるやん……
種から芽が出るまでこんなに早いんですね。瑞々しい生命力を感じます。発芽してからというもの、家にいるときは2時間に1回くらい見てしまいます。頻度はまるでTwitterです。
もしTwitterを辞めたいという人がいれば、ケーヨーデイツーに行って道具を買いそろえて植物を育ててみてはいかがでしょうか。Twitterを見る代わりに植物を育てることで、目に優しく、心も洗われることでしょう。あと眺めてるとどうせ3分くらいで飽きるので依存の心配もありません。いいことづくめですね。
今後も成長の様子をマメに紹介していこうと思います。この金時はもはや我が子なので、つまりほぼ自分です。自己紹介サークルならではの記事だと言えるでしょう。言い張っていきます。そんなわけで、今後ともよろしくお願いいたします。
6. あとがき
さて、今回長々と記事を書いたのですが、実は院試を明日に控えています。今日はゆっくり休もうと思ってブログを書いたら、普段しないことをしたせいでバカみたいに疲れています。本当にバカ。
ブログはほとんど書かないので、上手に書けているか心配です。おかしな点などありましたら、お気軽にご連絡ください。
ところで、金時豆の種が50粒以上余っているのですが、誰か要りませんか……?
(ancket)