さあ、グルミクを始めよう【前編】(ゲーム紹介・ゲームを始めたらまずすること編)

楽しい楽しいグルミクの旅の、はじまりはじまり~

 あけましておめでとうございます。京音3回のものりです。突然ですが、皆さんは「D4DJ Groovy Mix」という音ゲーをしたことがありますか?……えっ、ない?

やれ。今すぐ。

 とはいっても新しく音ゲーを始めるハードルって高いと思います。とりあえず自分は全人類にグルミクをやってもらい70億ある脳味噌をこの手で𝑷𝒆𝒂𝒌𝒚 𝑷-𝑲𝒆𝒚させることを目的に、今回は前中後編の3部構成でグルミクを始めてもらうための水先案内をしようと思います。

 前編(この記事)は「グルミクの魅力」と「始めたての人向けのガイド」を、中編はキャラクターやガチャ等のソシャゲ要素の解説を、後編はバッチバチの音ゲー部分の解説をするつもりです。是非最後までお読みください。

1. そもそもグルミクってどんなゲームやねん

 音ゲーです。以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ごめんなさい流石にもうちょっと細かく解説します

1.1 収録曲が意味不明に多い!?

 グルミクの音ゲーとしての最大の特徴は「収録曲数がありえんぐらい多い」ことです。このゲームは2022年4月25日にサービス開始1.5周年を迎えました。さてさて、何曲入ってるでしょう?

 

 なんと500曲ぐらいあります。

 

 馬鹿じゃねえの????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

 プロセカが1.5周年でおよそ170曲、あのSOUND VOLTEXですら1.5周年でおよそ210曲だったことを考えるとマジで異常だと思います。もうこの時点でまともな音ゲーじゃないよこのゲーム。なんかほぼ毎日曲が増えて、気付いた頃には埋めてない曲が10個単位で増えてる。ほんとにやばい。

 それで曲を増やし過ぎて運営が過去に謝罪をして詫びアイテムを配布したことがあったのですが、その時のツイートがこれ。

 ?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

 キャンペーンの上方修正で詫び石とか本当にどうかしてるだろこの運営

 

 実際これだけ曲が多いと曲を探すのも一苦労です。なので運営側も今は色々テコ入れをして改善していってる段階だけどこれもう焼け石に水でしょ。とはいえこれだけ曲があるといいことがあります。というのも、「ただ曲が多いだけ」ではなく「いろんなジャンルにまたがって曲が多い」のがグルミクの特徴です。収録曲の一部を見て頂きたいのですが、ざっとこんな感じ。

 

 

 こいつらが同居する音ゲー、他にある???????????

 ドクロちゃんに至っては2022年に入ってから収録されており、これが令和の音ゲーなの?というレベルの古い曲から最新の音ゲーインストまで何でもござれ。たいへん懐が広いゲームで、若人にも老人にも楽しめる音ゲーであることがこれだけでもわかるでしょう。

1.2 キャラクターが、良い!!

 これについては中編で詳しく語りますがキャラクターが良いのもこのゲームの魅力です。1.5周年時点でのプレイアブルキャラは29人もいますが、どのキャラも個性が際立っています。自分の推しは三宅葵依と犬寄しのぶです。とりあえずはそれぞれ、自分が一番好きなカードイラストを貼っておきます。

「君が、欲しい」ってガチャ画面で突然告白された後に出てくるのがこれだよ……?こんなの誰だって恋する女の子になっちゃうじゃないか……

顔が良い。手の形が美しい。構図が素晴らしい。腹太腿等彼女を構成するありとあらゆる要素が叡智。全てが完璧。999999999999999999^99999999999999999点

1.3 シンガポールとコラボ!?!?!?!?!?

ただし、このシンガポールではない

 これについては自分もよくわかりませんが昔シンガポール政府観光局とコラボして、シンガポールをイメージしたMerm4id*5の新曲「S.T.O.P.!!」が実装された他、「ガチャ排出キャラの背景は全てシンガポールの観光名所」「シンガポール旅行が当たるtwitterキャンペーン」など、我々の想像の数次元先をいく先鋭的な試みを行ったみたいです。やっぱこのゲームやべえわ……

1.4 リアルライブもやってる!よ!!

 行かせてください(泣)切実にお願いします(泣)おかねないです(泣)*6

1.5 とにかく楽しい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 さあ、君もグルミクを始めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

2. グルミクを楽しく始めるために

 ここからはいよいよグルミクスタートガイドに入ります。でも普通スマホ音ゲーにこういうブログ形式のスタートガイドなんていらんやろ?って思われるかもしれません。でもこのゲームには要ります。

 正直音ゲーに限らずゲームなどというものはそういうところでハードルを上げるべきではないとは思います。特にこのゲームはちゃんとやれば面白いのに初心者への案内がすっごい不親切でかなりもったいないです。具体的には、

  • オプションがデフォルトで最適化されていない
  • 何か知らんけどパス課金に失敗する
  • そもそも曲数多過ぎで何からやればいいかわからん

という問題点があると思います。なのでここからはこの部分をどうにか穴埋めできるように頑張ってポイントごとに解説していきたいと思います。

2.1 プレイ環境を最適化しよう

いや、具体的な探し方を教えろよ

 まずはここを頑張らなくてはなりません。機種にもよりますがデフォルトの設定ではレーンの長さやライン幅の調整がいい加減なことが結構あります(例として、iPad Proの場合は異常にレーンが長いです)。実はこうした要素は全てこちらで調節できるのでその点は大丈夫なのですが、運営側がそれに甘えるのはちょっと頂けないなと思ったりします。

 あとこの点が周知されていないようで残念ですが、両端のロングとフリックで譜面が停止したり逆流したりするやつ*7は設定で切ることができます。なので「ソフランがあると厳しい」という人はまずは設定でこいつだけ切りましょう*8

この画面になっていれば成功。ソフランなしでのプレイが可能です

ただし切ったままだとGFC(全てGREAT判定以上でフルコンボ)とPFC(全てPERFECT判定でフルコンボ)が記録されなくなるので、精度詰めまでやりたい人はある程度譜面に慣れたら元に戻しましょう。

 それではこれから本題のオプションの探し方を教えます。本当はそれをチュートリアルで教えるべきなのにどうしてそこを端折るのか……一応グルミクツアーズの後半ではサドプラを想定した固定オプションが存在してそこで「あ、こういう設定もできるんだ」って分かるようにはなってるけどそもそもそこにいくのに30日以上かかるのでやっぱりこのゲームのチュートリアルは死んでると思います。

 まずはレーン設定から。

レーン設定。ここが恐らく最も重要な部分

 ここはもうバッチバチにカスタマイズしてしまいましょう。画像は自分が使っている設定です。まずレーンの長さは精度に直結する要素です。レーンはデフォルトだと長すぎるので92%まで切っています。基本的にレーンの奥を見てノーツを拾っているのでレーンが長すぎると精度が乱れちゃうのでそうしています。同じレーンの読み方してる人は真似しましょう。

 レーンの広さと判定ラインの高さは横方向のエイムに関係します。自分はデフォルトだと若干狭く感じたので105%に広げています。判定ラインは高い気がしたので-6まで下げました。マスパ以外はこれでエイムが安定しています。レーンの濃さとラインの濃さはお好みで。自分は動かしてないけどそのうちレーンの濃さ上げるかも(グルーヴタイムとかちょっと見づらいので)

 次にノーツ設定ですがここは割と見たまんまの要素が多いです。速さの設定を先述のレーンの長さと組み合わせて、最も譜面が見やすい設定を探すことになります。自分はほどほどのスピードで認識力と動体視力をどっちも同じぐらい活用するタイプですが、低速サドプラで素の認識力に振ったり、あるいはめちゃんこ速くして動体視力の高さをフル活用したりと、人によって様々なプレイスタイルがあると思いますし、そのあたりはお任せします。ただし最高速でもそんな速くないので動体視力偏重タイプの人にはちょっときついかも。

 判定設定もほぼ見たまんまですが判定モードのオプションには要注意です。ここで分離モードを選択するとタップとスライダーの判定を上下領域で分割することができます。スライダーが荒ぶる譜面*9を快適にするための機能ですが、ここの設定を変えると他の設定も組み直す必要があるでしょう。

 ちなみに自分はエイムガバガバなので試しに分離したら判定が空中浮揚してそのままどっかへ行ってしまいました。正直な話、例えばArcaeaのスカイノーツを平気でバンバン取りこぼす人にはまったく向かない設定です。大変残念ですがマスパも統合でシバきます……

 その他の細かな点として、スキルウィンドウのチェックは外すことを強く推奨します。単純に画面上部の大部分を支配してきて邪魔だからです(特にスマホ)。あとGROOVY演出も外すべきかなあ(自分は外してないけど……)。

2.2 LIVE PASSを契約しよう

月額500円で契約可能。有効期間満了時に自動で更新される

 次は「LIVE PASS」の紹介です。こいつに関しては後編でも詳細に解説しますが、とりあえず契約することを推奨します。中でも以下の3つの要素は始めたての人にはとてもありがたいと思います。

  • 各判定にFAST/SLOWが表示され、判定を合わせやすくなる
  • 区間練習ができる
  • ストーリー解禁曲を除き、全ての楽曲が解禁される(超重要)

 特にデカいのは一番下です。よくプロセカの大会運営をしていると「ミュージックカードが足りません!」って言われて毎回困ってるのですが、グルミクの楽曲開放用アイテムの不足っぷりはこの比ではありません。ぶっちゃけアイテム使用での全曲開放はほぼ無理です*10

 ですがこの点も月500円を払うだけで一気に解決します。一部オリジナルはストーリーを読んで解禁する必要がありますが他音ゲーの移植曲やカバー曲・ボカロやVの原曲は全てこれだけで遊べます。マジで買わない手がない。

 他にもこのパスを買うと色々嬉しいことがあるのですがこの話は後編で。ですがこのパスには一個だけ問題があります。

 結構な確率で購入に失敗する点です。

 この点はマジで致命的だと思います。折角最強の神アイテムが買えるのにこんなしょうもないことで足が遠のくなんてもったいないです。とりあえず購入失敗時のガイドとして、3回ぐらい繰り返してダメなら寝てからもう一回試してください。それでもダメなら運営にお問い合わせを送ってもいいでしょう。

 それともう一つ注意点。もう1つのサブスクアイテムであるD4PASSもそうですが更新は自動です。契約を解除するときは必ずApp StoreもしくはPlay Storeから所定の操作をしてください。

2.3 とりあえず、いろんな曲に触れよう

 改めてですが、グルミクには500曲もの曲が入っています。こんなにあったらどれからやっていいか分からないかもしれません。とはいえジャンルはかなりバラけているので、あなたが知ってる曲は最低1つ必ず入っていると思います。先ほど収録曲の一例を挙げましたが、もう少し具体的に曲を挙げていきます。

 まずはなんといっても音ゲーインストです。グルミクは過去に「WACCA」「GROOVE COASTER」「ゲキ!チュウマイ」等のタイトルとコラボし、さらに楽曲開放ツアーといって、BMS楽曲を次々実装する企画も開催されました。

 WACCAから引っ越してきた有名曲は「Knight Rider」「Invisible Frenzy」「Exitium」あたりでしょう。これに限らず音ゲーインストの移植は概して高難度です。特にInvisible Frenzyには人種差別24分トリル*11があり、さらにExitiumはBPM260でひたすら8分乱打&同時押し+16分3連というバケモン譜面です。

 グルコスからは「あの」BUCHiGiRE Berserkerが引っ越してきました。こいつもExitium同様レベル15で、スライダーとスクラッチの主張がめちゃくちゃ激しい超高難度譜面です。さらにゲキチュウマイからもレベル15としてTrrrickstars!とFalsum Atlantis.が飛んできて、特にAtlantisは他の15と比べても別格の難易度です。というかそろそろ皇城セツナとかいうの他機種出禁にした方がいい

 それでもむずかしい譜面ばかりだと疲れちゃうと思います。簡単目なアニソンやVの曲も紹介しておきます。Daydream CafeにOnly my railgunLittle Busters!といった有名どころはほぼ把握されていますし、NEXT COLOR PLANETや百花繚乱花吹雪といったhololive楽曲も収録されています(コラボがあったので……)

 あとボカロだと「千本桜」「人生リセットボタン」「パラジクロロベンゼン」「アンドロイドガール」といった有名どころはしっかり入っています。まだプロセカに入ってない有名曲もバッチェ入ってます。東方曲は基本的に音ゲーコンポーザーのアレンジが中心で、例えばフランのUSAOリミなどが入っています。マスパ?知らない子ですね……

 ここまで有名なきっとみんな知ってる曲を取り上げました。ですがグルミクの真骨頂はここからです。この音ゲーは例え知名度が低くても印象的な曲・埋もれた名曲・昔懐かしい曲などなど割とマジでなんでも収録します。最初に挙げた呼び込み君 No.4やパワーホールがその例です。どうして君らが音ゲーにいるんだ……

 しかし、そういう曲がたくさん入るととても嬉しいことがあります。

 

 

 

 

 

 

 それは「探していたあの曲に出会える」ことです。

 

 

 

 

 

 

 画像の曲は地味に自分が探していたやつです。昔関ジャニの大倉が太鼓の達人をシバくテレビ番組の企画限定でドンの譜面が付いた曲なのですが、こいつだけ「なんか良いな」って思って、でも曲名は忘れた状態でそのまま長い時間が経っていました。

 ですが、自分はたまたまDLしたグルミクの曲リストを漁っているときにこいつを見つけました。「あ!あれじゃん!」って。長いこと気になってた曲がここに見つかり、自分は感極まってFDのBGAのアレのごとくユニバーサル大回転の舞をしたのでした。ありがとうD4DJ……ありがとうMerm4id……

 もう1つ、これは自分がグルミクを始めるまでまったく知らなかった曲です。ゲーム内では輪舞曲がカバーしていて、「なんかすごくかっこいい、好きだなあ……」と思っていました。それで原曲が気になって、YouTubeで探したら見つかったのがこれ。

 

www.youtube.com

 

 なんだこれえ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 

 なんか低いなあぐらいに思っていたらいきなり強烈なデスボイスで目が醒める。自分はそういうのはどっちかというと苦手なはずなのに、これにはそれでも心を惹きつける何かがありました。これが超奇天烈なロックバンド・SiMとの出逢いなのでした……

 今はこいつをカラオケで、人前でも恥ずかしくないように歌えるようちょっとだけデスボイスを練習しています。この前高校時代の友人と再会し、ジャジャーンカラにてこいつを歌って聴かせたところ、「デスボ結構上手かった」と言われ自信がつきました。このようにカラオケのレパートリーも増えるのがこのゲームの凄さです。

 皆さんにもグルミクでこんな素敵な曲との出会いをして欲しい、その一心でこのゲームを勧めています。

3. さらなる旅への招待

 ここまでどうだったでしょうか。これを機に皆さまにグルミクに触れて頂ければ幸いです。というかこのぼくが勧めるんだから流石にみんなやるよね?ね?????????

 ……気を取り直して。グルミクの遊び方はひとそれぞれです。70億人いれば70億通りの遊び方があると思います。色んな曲に触れて回るもよし、ひたすら高難度をシバくもよし、キャラゲー要素を楽しむもよしです。今回は触れませんでしたが、疑似的なDJ体験が出来るモードもあるので、気になればそちらもプレイしてみましょう。

 これから中編では「キャラゲー要素」を、後編では「音ゲー要素」をさらに深掘りして解説していきます。果てしないグルミクの世界の旅に、私の書いた拙い文章がそのしおりになるとすれば、またとない喜びです。

 それでは、中編でお会いしましょう。

 

追記 05/17:一部収録曲が誤ってたのを訂正

*1:輪舞曲によるカバー

*2:Happy Aroundによるカバー

*3:原曲歌唱。ゲーム内ではPhoton Maidenがカバー

*4:Lirycal Lilyによるカバー

*5:ゲーム中に登場するユニット

*6:だいたいプロセカのせい

*7:バックスピンと呼ばれるものです

*8:但しTitania赤やRedo等一部譜面にはバックスピンとは無関係の強制ソフランがある。これは設定で切ることができない

*9:というかほぼマスパ

*10:だって500曲もあるもん……

*11:BPM240オーバーの24分7連押せない人は譜面制作者のヘイトスピーチ姫により差別されます