【表】光と対立とAIと「無限の射幸心を満たす方法」について。

”本質”



 

「射幸心」とは

幸運や偶然により、苦労なく、思いがけない利益を得ることを期待する心理。もしかしたら、くじに当たって大金が貰えるかもしれない、などと考える気持ちや考え方などを指す語。こうした心理を増長させる仕組みを指して「射幸心を煽る」などのようにいう。(weblio辞書)

皆様、ご機嫌麗しゅう。

皆様、ガチャはお好きですか。

私は大好きです。

 

 

最高!

 

回せば回すほど良い

 

 

当たりを引いた時のあの高揚感と言ったらもう…

 

 

しかし、ソシャゲのガチャは¥お金¥がかかるのが難点。

 

湯水のごとくお金を使えるなら全然いいのですが、現実そういうわけにもいかず。

 

何かいい案はないものか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.ガチャシミュレーターじゃダメなん?

 

A.ダメです

 

原神のパロディガチャシミュレーター「Silly Wisher」

ガチャシミュって当たるまで回せば当たるから面白くない*1

 

やっぱり当たるかわからないところで当たるから面白い!たぶん

 

 

 

 

…で、目を付けたのが「AIイラスト生成」ってワケ

 

AIイラスト生成のココがすごい

  • 自分は絵が描けなくても確率でうまい絵が手に入る
  • タダで無限に回せる
  • 当たりも無限にあるので当たっても飽きない

天井はないけど、ずっと回せるから関係ないね

 

 

 

というわけで今回はAIに無限に射幸心を満たしてもらう方法をご紹介(?)

 

ステップ1 環境をつくろう

 

オラァ!

 

できた

使ってるのはStable Diffusion WebUI (AUTOMATIC1111版)です。導入方法?各自で調べてください…

グラボ積んでるPCならまあ動くでしょう

 

 

 

ステップ2 モデルを選んで生成の設定をしよう

 

イラスト生成の鍵を握るのはモデルです。学習済みのパラメータの塊です。それはもういろんなものがありますが、どれを選ぶかで結果は大きく変わります。

 

今回使うのは「Anything v4.5」です。今年に入ってから公開されたモデルで、私が持ってるモデルの中で構図、背景、キャラの造形どれをとっても一番優秀です。*2

ただ、もとで配布されてたやつはバグがあるらしく出力が色あせたりノイズがのったりする不具合がありました。*3ので、Twitterでみつけた修正版を使います。

 

ちなみにAnythingは出所が不明瞭でそこそこ怪しいので使うときは自己責任です。どうなってもしらん。こわかったらWaifu Diffusionとか使うといいと思う。

 

で、モデルを選んだらサンプラーとステップ数、生成する画像のサイズと枚数決めます。

 

適当でええ!

 

ガチャやるだけならサンプラーは「Euler」*4、ステップは20~30、生成枚数はバッチ数とバッチサイズの積が15前後になるようにしといたらいいんじゃないですかね。

サイズはデフォルトは正方形ですが、縦長か横長の方が体感うまくいきます。好きにせえ。

 

あんまりでっかい数字つかうと時間かかるから気をつけな

オタクはすぐそういうことするから

 

他の項目は別に弄らなくていいです。

 

ステップ3 プロンプトを書こう

 

はい、ここから大事なので

AIに何を描いてもらうかを決めます。上の枠は普通に描いて欲しいものを書く枠、下は逆に描いて欲しくないものを書く枠(ネガティブプロンプト)です。

プロンプトの書き方?ネットにいくらでも落ちてるんで参考にしてください。

 

ちなまないんですが英語です。

 

 

キャラを描くんだったら例えば髪の色、髪型、服装、目の色、表情、ポーズなんかを順に書き連ねていきます。有名キャラならその名前書いたら反応してくれるときもあります。

ネガティブな方は体がねじれたり手指が増えたり減ったりするのを頑張って防ぐようにかきます。それでもダメな時はダメだけど。

 

今回はまあお試しと言うことで例によってArcaeaの対立ちゃんでも描かせてみますかね

 

装填完了

 

 

 

 

 

keionkakimasen.hatenadiary.com

これは宣伝

 

 

 

 

ステップ4 ガチャを回そう

 

ここまでくればボタンを押して待つだけでかっこかわいい対立が無限に生成されていきます。やったぁ

 

気が済むまでガチャを楽しみましょう。

お金を払わなくても100連、200連当たり前に回せる世界…

 

 

 

 

ガチャガチャ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャガチャ…

 

 

 

 

 

 

 

結果を見ながら都度プロンプトを弄るのもいいですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャガチャ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャガチャ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特にいい感じの一枚を見つけたら次以降のステップでもう一段階クオリティをあげましょう

多少手先が崩れていたり不自然なところがあっても大丈夫

 

これでいくか

 

ステップ5 煮詰めよう

 

なんかいい感じのができたらお隣のタブに移動します

 

さっきのは「t2i(text to image)」で、まあそのままテキストから画像を生成する奴です

 

今からのは「i2i(image to image)」で、画像から画像を生成する奴です

 

i2iではすでにある画像をベースに新たな画像を生成することができます

Denoising strengthってところを弄ると改変度合いを調整できます

 

 

ちなみにめっちゃ雑なラフ自分で描いてノイズマシマシでi2iに投げたらいい感じにしてくれたりもします

 

とりあえず0.3くらいにして全体にかけて様子見

全体にかけてっていうのは後述

 

 

 

 

画風がちょっと違う差分が得られます

ちょっとちがう差分

 

 

ちょっとポーズとか変えたいときはノイズおおめで

 

 

 

 

ここもガチャ要素なんでいっぱい回そう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャガチャ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで

 

 

このままでもいいですが、部分的に直すってこともできます。

Inpaintタブにいって変えたいとこだけ塗りつぶせばそこだけ変えてもらえます

すごすぎ

 

 

この機能はうまく使えば特定の部分だけ色変えたりとかも全然できます

手を直すのとかにもよくつかう

 

 

脚なおしてみた

 

inpaintするときにプロンプト書き換えるとかも有効です

 

まあ、つまるところやろうと思えばいろいろできます

 

AIがなんか言うこと聞かないときは自分で別のペイントツールで加筆修正してもう一回投げてあげると良いです

これがあるから結局絵は描けたほうがいい

 

 

 

で、ここで完成でもいいのですが、どこか外に持ち出すときなんかは画像サイズを倍にして解像度を上げたりします。

 

AI側で補完してくれるので仕上がりもきれい

では、extraタブに移動して

 

Scale by でresize 2でいきます

Upscalerは最後の奴で

 

 

 

 

 

ちょっと待ちます

 

 

完成

 

あとはこの手順をプロンプトを変えながらひたすら回すだけです

ね、簡単でしょ?

 

 

 

 

 

私はこれでストレスフルな試験期間を乗り切りました

おわり

 

 

 

 

 

 

 

冒頭の画像について

スマホ壁紙用に作ったら某Discord鯖のアイコンになった

2人描くときはまたちょっと違った工夫が要ります

【裏】でその話はするかも

 

 

 

 

 

 

【裏】はべつに読まなくても良い

 

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*1:それはそう

*2:モデルには得意不得意があるので過言かも

*3:いまはしらん

*4:サンプラーとステップ数の関係は説明がめんどくさい