魔王暦1227年、魔王城内某所────
春の陽気を全て帳消しにする害毒・スギ花粉が飛び始めた頃のことだった……
魔王「それでは、これより『都17th☆完全破壊大作戦』を開始する!!!!」
ものり&水無瀬「は……?」
ものり&水無瀬「は????????????????????????????????????????????????????????????」
朝比奈ものり「いやいや待ってください。いくらなんでも急が過ぎるでしょう」
魔王「どうしたもこうしたもない!!前回はあのオンゲキ部門で我は大敗を喫した!!この悔しさ貴様らにもわかるだろう!?」
水無瀬透「それはお前が急所をネットでパカパカ開いてたからだろ!!」
魔王「うるさい!!とにかく次回の都はArcaea以外の我がやったことのある全機種に出る!!ものりは今回も運営メンバーにいるのだろう!?であれば運営内部からネトストの材料を仕入れて来い!!それと全機種で水無瀬の名前使ってフォーム出すからお前が全部やれ!!」
水無瀬「いやお前は出てこないのかよ!!」
事前準備編・Day 1
出場機種
水無瀬「厄介なことになった……まあ終わったらものりに頼んで報酬を魔王国の国庫からたんまり出してもらうとするか。さて、出場機種はっと……」
- ガルパ
- プロセカ
- Lanota
- グルミク
- CHUNITHM
- オンゲキ(通常)
- オンゲキ(LUNATIC)
水無瀬「多いな……というかCytusやPhigrosには今回も行かないんだな。にしてもオンゲキは最低でも2試合あるのか……めんどくさ……」
ガラララララ
水無瀬「ただいま……って……」
小鳥遊ホシノ「むにゃあ……ノノミちゃんのいちごパンツが……うひひ……」
水無瀬(こいつ……こちとらこんなに厄介な仕事を押し付けられてるというのに私の家に居候してる分際で呑気にエロい夢見やがって……!)
水無瀬「おい、ホシノ(ギュギュギュギュギュ)」
ホシノ「おはよー先生って痛い痛い!私のアホ毛引っ張らないで!!やめてホントに痛い!!!!」
水無瀬「自分にも春休みがあると勘違いしてる貴様に仕事だ。魔王に押し付けられた都17thを破壊する仕事、ここにあるリストのうちオンゲキの通常とLUNAの両方、あとチュウニプロセカもやってもらう」
ホシノ「待ってよ!?それ私だけで半分じゃん!!」
水無瀬「黙れ。これ全部私がやる体で押し付けられてんだ。断るならアビドスに返すぞ」
ホシノ「やっ、やめてぇ~~~~~~!?!?!?」
ホシノおじさんの仕事仲間探し
ホシノ「うっへー……もうおじさんトシなのになんでこんなに音ゲー破壊の仕事やらなきゃいけないんだよう……」
ホシノ(というか先生次の都はオンゲキ部門やるって言ってなかった?じゃあ尚更なんで私が……)
ホシノ「まあいいや。とりあえずゲーセンに……」
プープププークププープーププーププーププププププープーププーーーー♪
ホシノ「ああああ!!うるさいうるさい!!耳がもげる!?この音どこから……ってミカちゃん!?なんで道端でラッパなんか吹いてるの!?」
聖園ミカ「あっ!ホシノちゃーーん!!ゾウさん増産計画ぶりだね!?」
ホシノ「いやそれはいいから!そのラッパは何!?」
ミカ「ああこれ?天使様が呼べる『魔法のラッパ』だよ!!ナギちゃんから貰ったんだよ~☆これで天使様を呼んで「聖園退学しろ!」って叫んでる連中を爆破してもらうんだ☆」
ホシノ「発想が悪魔!!とりあえずやたら音はデカいし音程ズレすぎだからそのラッパ吹くのやめて!!あとなんで吹いてるところがよりにもよってウバワレの最初のラッパなの!?」
ミカ「えーっ!?いいじゃんいいじゃんというかホシノちゃんも天使様が降臨されるところ見たいでしょ~?うん見た~い☆」
ホシノ「私の発言を捏造しないで!!本当にやめ」
プープププークププープーププーププーププププププープープブーーーーーッ!!!!
ホシノ「ああああーーーーーーっ!!!!!!!うるさうるさうるさうるさ……」
パアアアアアアアアアアアアアッ……
ミカ「見てホシノちゃん!お空が光ったよ~☆これは天使様を呼びだすことに成功したってことだよね!さっすが私☆」
ホシノ「ええ~っ……!?とりあえずおじさんは早くゲーセンに行っときたいんだけど~……」
『聞こえますか……』
ミカ「あっ天使様が私達の脳内に直接語りかけてくれてる~!!キャッキャッ」
ホシノ「なんでおじさんにも聞こえるのさ……」
ミカ「お~い!天使様~!!私はこっちだよ~☆」
『違います。貴女ではありません。その横のアホ毛を垂らしてるピンク髪のロリです』
ミカ「ええ~っ!?」
ホシノ「ええ~っ!?なのはこっちだよ!!にしてもおじさん、この歳でロリだなんて……」
『いいえ、貴女はどう見てもロリでしょう。年齢など関係ありません。それとそこでラッパ吹いてたお前。マジで音痴すぎて耳がもげそうになったわ。たまたま横に私達が探していた"救世主"がいたから今回は許すが次やったらその羽焼き切るぞ』
ミカ「ええ~っ!?そんな殺生な~!!」
ホシノ「えっと……おじさんはどうしたらいいの?」
『私達は"あの子"を引き受けられる器を探していました―――ざっくり「忌むべき破壊の神」よりのお達しですが。一方的に苦難を押し付けることになるかもしれません。ですが、"あの子"はきっと、貴女を助けるはずだから―――』
ミカ「あっ!お空の光が強く……まぶし~っ!!」
ホシノ「うわまぶしっ!!!ああああああああああっ!!!!」
デエン……
テケテケテッテー♪テレレレレッテー♪テレレレッテッテッテテッテテッ♪
と、いうことで
蒼井えりか「改めまして、蒼井えりかと言います!これからお世話になります、よろしくお願いします!」
ホシノ「ええ~~~~~~っ!?!?!?!?!?!?!?」
蒼井えりか、初めての音楽ゲーム
水無瀬「なるほどな。ホシノがゲーセン行ってる途中に空から降ってきた女の子を拾って私の家まで持ち帰ってきやがったわけか……物騒な時代になったもんだな」
ホシノ「良かった~……とりあえず信じてもらえた……」
水無瀬「曲がりなりにもホシノは私の生徒だからな……こういうことがあったときはお前を信じる。まあでもいいじゃないか、これで働き手が増えた」
ホシノ「ええっ!?いきなりこの子に仕事振っちゃうわけ!?」
蒼井「大丈夫です!ここに住まわせてくれるなら蒼井、なんでもしますから!」
水無瀬「ん?今何でもするって」
ホシノ「えりかちゃん!そういうことは気軽に言っちゃダメ!」
水無瀬「まあいきなり重たい仕事をやらせたりはしない。とりあえずホシノが今持ってる都17th破壊の仕事を一部やってもらうか。これなら本人のスペック次第だがすぐやれるだろう」
蒼井「はい!是非やらせてください!」
水無瀬「あと自己紹介が遅れてすまない。私の名前は水無瀬透。表向きは学者だがまあ、見ての通り裏社会の人間だよ」
蒼井「分かりました!私は蒼井えりかです。よろしくお願いします!」
蒼井(みなせ……?なんだか聞き覚えがあるような……)
ホシノ「いきなり音ゲー破壊は十分重いと思うけど……まあプロセカとCHUNITHMは音ゲー初心者でも分かりやすいと思うから間に合えばこっちをやってもらおっか。まあ無理する必要はないよ、最悪おじさんが全部やっちゃうから~」
蒼井「おじ……さん……?あの、この部屋には恐らく女の人しか……」
ホシノ「いや私!私のことだから、私は自分のこと無意識におじさんって呼んでるからそこは慣れて貰って……」
蒼井「ぽかーん」
ホシノ「気を取り直してまずはプロセカの練習しよっか。今からゲーセンはえりかちゃんも辛いよね?」
蒼井「そうですね……それではプロセカのご指導お願いします、小鳥遊ホシノ先生!」
ホシノ「先生って……なんだか照れくさいなあ~……じゃあとりあえずチュートリアルからやってこっか」
一時間後……
蒼井「見てください!蒼井、EXPERTのALL PERFECTが出ました!」
ホシノ「いや早いね!?でも見てた感じすっごくリズムが正確なんだよね……もしかして、音楽経験とかある?」
蒼井「うーん、、、なんだか昔、ギターをやってたような気がするんですよね……」
ホシノ(気がする、か……ここに来るまでの記憶が曖昧なのかな?まあ、いいか)
ホシノ「やっぱそっか~。おじさん音楽経験ないから羨ましいな~。まあこの調子ならMASTER譜面もやれそうかな?」
蒼井「わかりました!やってみます!」
ホシノ「課題曲は『テオ』『フロイライン=ビブリョチカ』『グリーンライツ・セレナーデ』の3つで、どれか一個は消せるから上手かった2つをやればいいと思うよ!」
蒼井「アドバイス感謝します!じゃあちょっとやってみるんで一日だけ時間をください!」
ホシノ「おっけー!じゃあおじさんはその間ゲーセンでオンゲキやっとくよ」
Day1のリザルト
- 蒼井えりかが仲間になった!
- 蒼井えりかはプロセカがちょっとだけ上手くなった!
事前準備編・Day2
午前01・ガルパ対策
水無瀬(どうにか対策が重い4機種をホシノと、ホシノが拾ってきた女に投げることは出来た。しかし残りも残りでまあまあ厄介だな……まずはガルパだ)
水無瀬「課題曲は……まあ全部27だし最悪当日に1回ずつやるだけだな。さて、自選を決めるか。29制限といえば……やはりこれだな」
水無瀬「まあ悪くないんじゃないか?しかしだいぶ粘ってやっとこれなのは安定性に欠けるな……というか相手がこれ上手だったら普通にエサを与える結果になる……とりあえずネトストだけでもしておこう」
水無瀬「いやセツナやってるじゃないか!これは完全にボツだな……他のにしよう」
ランダム時間後
水無瀬「30分自選曲を考えようとしたら1145141919分も考えてしまった……まあでもこれでいいだろう」
水無瀬「まあこれなら事前に対策されていない限りは倒せるだろう。それじゃあそろそろ次の機種へ……」
ものり「おっ、やってますね。ガルパ?」
水無瀬「そうだ。それと自選曲を決めたからボードを書いてくれ。とびきりセンスのいいものを頼む」
ものり「わかりました!やったりましょう!」
水無瀬「それと……なんだか知らないカードが編成の先頭にいたのだが」
ものり「ああ、それですか?」
丸山彩へ、俺の話を聞いてくれ
— 朝比奈ものり❄魔王 (@Monoli_Asahina) 2023年3月1日
思えば6年間、俺はお前と正々堂々向き合ったことなどただの一度もなかった
最初はクソコラを作って遊んでいたし、堂々と卑猥な言葉を言わせたり、羽沢珈琲店を爆破させたことも一度ではなかった
お前がどう思ったかはわからない、でも俺は楽しかった
卒業おめでとう pic.twitter.com/PJPo7lsVwp
水無瀬「これは……お前も相当乱痴気なことを書くものだな」
ものり「やでもこれは素直な気持ちですよ。丸山彩のおかげで今の自分がいる。そう本気で思ってるので」
水無瀬「なるほどな……そういえばキャストが辞めたらしいな。それは悲しいか?」
ものり「悲しくない、って言ったらうそになりますね……でも今は早く次の人が決まって欲しいという気持ちの方が強いです。ガチャから引いたこの子には声がついてなかった。卒業記念の曲にもこの子の声はない。悲しいというより、苦しいという気持ちの方が強いですよ」
水無瀬「ああ……すまない。嫌なことを聞いてしまったな」
ものり「いえいえ!それより本番。丸山のことを信じてみてください!きっと最高結果に導いてくれますから!」
水無瀬「そうなのか……?まあでも、お前がそこまで言うならそうなのだろうな。であれば、そうするとしよう」
午前02・グルミク対策
水無瀬「さてとグルミクはっと……」
水無瀬「おい何だこれ!?!?!?!?!?」
ものり「どうしました?」
水無瀬「いくら実力に開きがあるといってもこのハンデは頭おかしいだろう!?なんで私だけ白パフェ出したら怒られるんだ!?その上14+以上が全部ダメなら上から殴れないじゃないか!!」
ものり「そうですね。まあでもとーるさんは†段位道場全期間最頂点†*2ですしこの程度のハンデ跳ね返せるんでは?wあと対戦相手にこのゲーム自体に不慣れな方もいるので赤が14+以上になってる曲をセトリに入れてそこだけHARD譜面やらせる*3みたいなまわりくどいこともやめてくださいね」
水無瀬「クソが……にしても今更取り消せとも言えん……仕方がない。少なくとも自選のメドレーは取れるようにしておこう」
※次回都18thになったらセトリ公開終了予定
水無瀬「まあそもそもJ-PERFECTしか許されないという設定がおかしいだけだからな。初心者を捻るなら高々13+で十分だわ。Hyper Bassも悪くなかった*4が……まあ、ボンバヘの最後はずっとこの手のメドレーに入れたかったしこれでいこう」
午前03・Lanota
水無瀬「Lanotaは……これか」
水無瀬「リハビリから始めねば……というよりあまりやったことのない機種だ。間に合うか……?」
水無瀬(いや……どうせ間に合わないならいっそ、リソースはガルパとグルミクに振り分けるべきでは……?)
水無瀬「それなら対策は最小限でいいか。この判断が吉と出るか凶と出るかはまあ本番になって分かることだ」
水無瀬「おい、自選を決めた。ボードを頼む」
ものり「社会貢献‼」
昼・おじさん、ゲーセンに出発
ホシノ「それじゃ、おじさんはゲーセン行ってくるから。ピンポン鳴ったら荷物受け取るんだよ!でも中身は見ちゃだめ」
蒼井「わかりました!」
小一時間後
配達員「こちらにサインお願いしまーす」
蒼井「あ、はい!」
配達員「ありがとうございます。こちらお荷物になります」
蒼井「わかりました!」
蒼井(って……これは……レターパック?)
蒼井(見ちゃだめとは言われたけど……何が入ってるんでしょう?)
午後01・オンゲキ(通常)①
ホシノ「さて、会場のゲーセンの下見ついでにオンゲキだ……気合い入れてこ……」
ホシノ「え?????????????ちょっと待って?????????????????????????????????????」
ホシノ(おかしいな……課題曲にあってはいけないもの*5がいくつかあるんだけど……そうだ、これは夢だ!夢なんだ!!昨日ミカちゃんが道端でジャイアンリサイタルしてたのも空から女の子が降ってきたのも全部夢なんだ!これで説明がつくはず!ならやることは一つ……!)
その時、ホシノは自らの頬を強く引っ叩いた!
バチンッ!!
ホシノ「痛あああああああああああああああああいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
店員「だっ、大丈夫ですか!?」
ホシノ「……!!いえ違います!違うんです!違うのでお気になさらず……」
店員「は、はあ……」
ホシノ(あーっ!このおじさん、動揺しすぎて柄にもなく御乱心しちゃった……でも一応これは夢じゃないみたいだ。とりあえず課題曲の対策、するか……)
???「あーっ!見つけたぽよ!」
ホシノ「おや?きみは……」
???「忘れたかぽよ!ぼくは音ゲーができるカービィの『うめけん』だぽよ!ここのゲーセンがホームだからホシノちゃんのツイートを見て来たぽよ!」
ホシノ「あー……なるほどね?まあでも一緒に練習してくれるならおじさん嬉しいな~。うめけんさんもオンゲキ、出るんだよね?」
うめけん「そうだぽよ!ちなみにぼくの対戦相手と課題曲はこんな感じだぽよ」
ホシノ「あちゃ~……うめけんさんの課題曲もまあまあイカれてるねえ……じゃあお互いの課題曲を通しでやっとく?腕温めたいからうめけんさんのを先で」
うめけん「了解だぽよ!」
(両者、うめけん's課題曲プレイ中……)
ホシノ「wwwwwmxmmmWWWWWwwWWWWWWWWWWWWⓂ️Ⓜ️Ⓜ︎macOS wwwww wwww wwww WWWWWWwww笑笑笑笑笑笑wwwvvvvvvvvvwwwmwwwwwwwwwWWWWWMMMWWWWWwwwwwwwwww」
うめけん「顔面macOSだぽよ~!こんな課題曲ありえないぽよ~!」
ホシノ「じゃあ次はおじさんの課題曲をやろっか……」
(両者、ホシノ's課題曲プレイ中……)
ホシノ「?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」
うめけん「?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」
30分後
ホシノ「やっと課題曲のSSS+が出たよお~!!でも心は安定しないしリロードはもう無理ぽ……」
うめけん「あ、諦めちゃダメだぽよ!」
午後02・オンゲキ(LUNA)①
ホシノ「えとえと……それでLUNA部門は……」
ホシノ「良かったあ~……課題曲だけはまともだ……」
ホシノ(でもこっちはルール自体がまともじゃないからなあ……課題曲やったら自選決めよ)
ホシノ「う~ん……課題曲はマブブル地帯とラテラル地帯、そして後半の鍵盤全部に弱みがあるなあ……しかもお相手さん鍵盤上手だから苦しい……ちょっと課題曲のことは忘れて自選検討しよう」
ホシノ「お~!これはだいぶいいんじゃない~?あとはお相手さんがこれを対策してないことを祈る!全力で祈る!それじゃお祈りタイムいってみよ~!」
うめけん「日が暮れてきたしそろそろ帰るぽよ!ホシノちゃんもそろそろ……」
ホシノ「ヴァニタスヴァニタータム・アシテドゥラル・エコエコアザラシエコエコオットセイ……(手を合わせて額をオンゲキ筐体に擦り付けながら)」
うめけん「や、やばいやつがいるぽよ……」
夜 プロセカ①
ホシノ「ただいまあ~!えりかちゃんプロセカの方の進捗は……」
蒼井「ホシノさん……蒼井……もうダメかもしれません……」
ホシノ「ええ~っ!?何があったの!?やっぱりこの仕事は荷が……」
蒼井「まずはこれを見てください……」
ホシノ「う~ん……でも見た感じラストで削られてる感じだし普通に上手くない?むしろ一日でこれはすごいと思うよ」
蒼井「でも蒼井、その、とおるさんに教えてもらっちゃったんです!お相手さん前に魔王軍の人と当たった時はこの曲で0-0-0-1とか出してたって!」
ホシノ「あ~……でもさ、その3曲だったらそれが一番出来ない感じなんじゃないの?おじさんも一番難しいのはこれだと思うし。だとしたらさ、他の2曲で戦えばいいんじゃない?」
蒼井「そう……ですね。そうですよね!それじゃあ蒼井、もうちょっと頑張ってみます」
ホシノ「うん。まあでも今日一日プロセカばっかりやって疲れただろうし……そうだ!明日ゲーセンにでも行く?」
蒼井「そうですね!蒼井も早くチュウニズム?をやりたいですし!今日はちょっと早めに寝ようと思います。あと……あのレターパックは何だったんですか?」
ホシノ「ああこれ?そうだねえ。おじさんね?このレターパックでね?クライアントの人からちょーっとばかしゴールデン最中をね……」
蒼井「ええっ!?ダメじゃないですか!レターパックで現金送れはすべて詐欺ですってとおるさんが見てたテレビのCMで言ってましたよ!!」
ホシノ「ん~流石に冗談冗談。こないだ受けた汚れ仕事のクライアントの人が事後報告をくれるって言うからレターパックで送ってもらっただけだよ。ほら、現金どこにも入ってないでしょ?」
蒼井「そうですね。じゃあただの冗談なんですね」
ホシノ「まあ全然ウケなくておじさんとしては悔しい限りなんだけど……このレターパックはまたどこかで使うことにするよ」
Day2のリザルト
事前準備編・Day3
昼・ゲーセンへ
蒼井「ホシノさん!起きてください!!そろそろゲームセンターに行く時間ですよ!!」
ホシノ「むにゃあ……いちごちゃんのパンツがうひひ……」
蒼井「ああもう……いくらゆすっても起きない……!というかいちごちゃんのパンツってなんなんですか!?エロい夢見てないで早くゲーセンに行きましょうよ!!」
水無瀬「昼間から騒がしいな……ああ、コイツが起きなくて困ってるのか」
蒼井「……ええと、はい!ホシノさんを起こすいい方法を知りませんか?」
水無瀬「いい方法だ?そんなもんないわ。とりあえずこうしときな!」
ギュギュギュギュギュギュ!!!!!!(アホ毛を引っ張る音)
ホシノ「痛い痛い痛い痛い!!!!だからその方法で起こさないで~!!!!」
水無瀬「……次コイツが起きなかったらお前もこのぐらいやりな」
蒼井「分かりました!蒼井、気が引けますが次からはそうします……!」
ホシノ「ええ~っ!?先生、えりかちゃんまで悪魔にする気~!?」
水無瀬「誰が悪魔だ!!」
午後01・CHUNITHM対策
ホシノ「じゃあチュウニズムやってこっか~。やり方とか説明するからおじさんのいうこと聞いててね~」
蒼井「わかりました!」テェーン
チュウニズム筐体「もっと手を上げよう!」
蒼井「ぽかーん」
1時間後
ウニズム筐体「オールジャスティス!!」
蒼井「すごい!ホシノさんのおかげでこのゲームがよく分かってきました!!」
ホシノ「いいねいいね!じゃあそろそろ課題曲やろっか」
うめけん「チュウニズムやるぽよ?それじゃあぼくも虹レのなり方とか教えてあげるぽよ~」
ホシノ「うーん……それやるなら多分ボルテでやってもらった方がいいと思うなあ……」
うめけん「えっ……」
↓参考文献。CHUNITHMをやらずにCHUNITHMで虹レになりたい人必見!
ホシノ「それじゃあ本格的にえりかちゃんのカード確認しよっか」
蒼井「はい!」
- 対戦相手:おはじき
- 選曲制限:14.5
- 課題曲1:Last Kingdom[MAS]
- 課題曲2:覚醒楽奏メタフィクション[MAS]
- 課題曲3:C&B[MAS]
蒼井「対戦相手の方は……あまりCHUNITHMをやらない方ですね。うーん……それだと倒すためのヒントが少ないような……」
ホシノ「いんやえりかちゃん?逆だよ?逆。あんまりCHUNITHMをやらないってことはぁ……いかにもCHUNITHMって感じの譜面を投げれば刺さるんだよ!」
蒼井「なるほど!ホシノさんはやっぱりかしこいです!!」
ホシノ「いやぁ~……こんなのただの年の功だって……やでも美少女のえりかちゃんにこんなに褒められるのは悪い気がしない……ぐへへ……」
うめけん「本音が出てるぽよ……」
①メタフィクションをどうにかしよう
ホシノ「多分一番どうにかしやすいのメタフィクションだと思うんだよね。やってることだいたいプロセカと一緒だから」
蒼井「わかりました!やってみます!!」
うめけん「う~ん……プロセカのことは分からないぽよ……」
ホシノ「いやあなたプロセカが原因で魔王軍の警戒リスト入りしてますよ」
蒼井「見てください!なんかいいの出ました!」
ホシノ「ええっ!?それ本番で出したら勝ちじゃん!!」
蒼井「このまま次の曲もやりましょう。自分CHUNITHMまだやれます!CHUNITHMやらせてください!!」
ホシノ「できる上にこのやる気は……いやーおじさん、とんでもない子を弟子に取っちゃったみたいだねえ……」
②C&Bを押せるようになろう
うめけん「この曲はアドバイスできるぽよ!」
ホシノ「自己ベが1008kらしいね。まあ詰まったらうめけんさんの話聞こうか」
蒼井「わかりました!」
蒼井「う~~~~~ん……」
ホシノ「大丈夫?癖付いた?」
蒼井「そうですね……ええと、うめけんさん!ここのホールドが外れるんですけど……」
うめけん「あ~……ホールドが外れるぽよか?つまりそれはエイムが出来てないってことだぽよ。たとえば45小節目が始まった時は右手が上がってるぽよね?そしたら左手は人差し指を9-12レーンのどこかに置いて、薬指を5-8レーンのどこかに置けば安定するぽよ~」
蒼井「なるほど……ではもう少しやってみます!」
蒼井「や、やっとできました……フルコンボです……」
うめけん「おお~っ!すごいぽよ!」
ホシノ「いやいや回数!!めちゃくちゃしんどそうな顔してるけど7回でこれは凄いって!!」
蒼井「ここまで課題曲ばかりなのでそろそろ気分を変えたいですね。ホシノさん、自選曲決めにご協力いただけませんか?」
ホシノ「うん。おじさんね、人に刺さる『ずるい武器』をいっぱい知ってるんだ~。今日は特別にその一曲を公開!!」
蒼井「何ですかこれバケモノじゃないですか!?」
ホシノ「あっごめんまちがえた!」
蒼井「いや絶対これも違いますよね!?」
ホシノ「いや~ほんとにごめん!これが本物!」
蒼井「よかった……蒼井の心臓はなんとか持ちました……」
うめけん「絶対にわざとやってるぽよ……」
③蒼井、ラスキンに挑む。
蒼井「よし!自選は大丈夫だと思います!それでは気を取り直して課題曲最後いきます!!」
ホシノ「いいね~やっちゃえ~!!」
蒼井「このゲームにもだいぶ慣れてきましたからね!そろそろ初見で1005kとか」
蒼井「ぽかーん……」
ホシノ&うめけん「えりかちゃーーーーーーーん!?!?!?!?!?!?!?」
蒼井「はあっ……はあっ……なんとか……SSSを……取りました……今日は……もう……音ゲー……できません……」
うめけん「このゲーム初めてにしてはよくがんばった、いや、頑張り過ぎたと思うぽよ。帰ったらゆっくり休むぽよ~」
蒼井「お気遣い……ありがとう……ござい……ます……」
ホシノ「いや1日でこんなにやるなんておじさんもびっくりだよ。じゃ、今日は帰ろっか」
Day3のリザルト
- 蒼井はチュウニズムを覚えた!
- 蒼井はうめけんとの絆レベルが上がった!(1→2)
事前準備編・Day4
朝
ホシノ「う~朝だ~(自主規制)!今日も一日オゲンキ!」
水無瀬「こいつ昨日はあれだけ寝坊しといて今日のやる気はなんなんだよ」
蒼井「逆に蒼井は特に肩まわりがバキバキです……」
ピンポンパンポーン♪
魔王『おはよう愚民ども~!*7今すぐ魔王城の我の玉座の前に集合せよ!!』
水無瀬「こいつ……だから直接脳内に語りかけにくるのはやめろと言ってるだろ!!」
午前01・魔王城玉座ノ前
魔王「さて任命から3日ほど経ったが……水無瀬の方は計画は順調なのか?」
水無瀬「ああ……半分ほどの機種はそこにいる小鳥遊ホシノと蒼井えりかに任せた」
ホシノ「あーあ、任されちゃったな……」
蒼井「はい!この蒼井、音ゲーは初心者ですが、精一杯頑張ります!」
魔王「まあその程度のことは儂でも把握しておる……それより、これからのことだ」
水無瀬「……おい。これだけの機種をこちらに丸投げしておいて、更に何だというのだ?」
魔王「それはな……ずばり『旅行』だよ!!」
水無瀬「は???????????????????」
ホシノ「ん???????????????????」
蒼井「え???????????????????」
魔王「顔に『非自明』って書いておるのお……我は前々から貴様らの慰労のために旅行を計画しておったのだ。といってもまあ水無瀬が不服に思っていくらかの機種をホシノと愉快な仲間たちに丸投げするのはワシの眼で見えとったからのお……予めそういう可能性を考えておいたのさ」
水無瀬「ちょっと待て。期間はいつからいつだ?」
魔王「期間?3/13から3/17の5日間。貴様が最初の2日だけオンライン部門に参加すれば十分間に合うだけの日程だし、実際貴様は3/11と3/12しか試合に参加しない」
水無瀬「ああ、その点は平気だ。平気だが……オンラインとオフラインでサンドイッチするような日程でホシノと蒼井は大丈夫なのか!?」
魔王「ああ、平気さ。我は小鳥遊と蒼井がリフレッシュできるような旅程をしっかりと考えているとも」
ものり「まあそれを考案したのは私なのですがね♪」
魔王「オイ!それを今ここで言うな!!」
ホシノ「まあリフレッシュできるってんだったら信じていいかもね~。ものりさんの案なら信用できるかなあ」
蒼井「はい。よくわかりませんが蒼井もそれで大丈夫な気がします!!」
魔王「おい!?なんでものりの意見だと賛同が増えるんだ……」
水無瀬「まあ普段の行いだろ……それじゃあ私達はここで失礼する」
ホシノ「じゃ~~~~~~~ね~~~~~~!!」
ものり「本番はよろしくお願いしますね♪」
午後01・オンゲキ(通常)②
ホシノ「まあそんな魔王様のことは置いといてオンゲキだ~!とりあえず自選曲考えよっか」
蒼井「本当に大丈夫なんですかね……?まあホシノさんはものりさんを信頼してるみたいですしそういうことにしときますが」
ホシノ「じゃあついでにホシノおじさんがどういう目線で自選曲を選んでるか教えておこっか。まず最初に対戦相手のTwitterを探す。鍵垢だとしても何らかの音ゲーサークルにいるなら大体フォロリクは通るよ」
蒼井「なるほど!ネトスト基礎編ですね!」
ホシノ「はい、まずこの画面。最初に見るべきところはどこだと思う?」
蒼井「うーん……お相手さんのbioですか?」
ホシノ「惜しい!正解はお相手さんのメディア欄だよ!まずはここに探りを入れたら下層の自己満リザルトツイートを見れちゃうんだよ」
蒼井「なるほど……」
ホシノ「逆にこういう探り方をする時に気を付けるべきはそこに飯テロが混ぜられることだよ!実際これはネトストの防衛策としてあまりに有用だし積極的にやるべきことだよ!まあそんな感じのことはあるんだけど大体の音ゲーマーはTwitterのやりすぎだからこのやり方で8割方倒せるよ!」
蒼井「わかりました!では蒼井はmisskeyでリザルトを投げます!」
ホシノ「よしっ!おじさんの自選曲はあ~……これだっ!」
蒼井「ちょっと待ってください!その曲はオンゲキにはありません!」
ホシノ「お~っと失敬失敬。本当はこっち!」
蒼井「確かにそれならオンゲキにもいますね!確か13+でしたっけ……?」
ホシノ「そうだねえ。元は13だったけど13+に昇格しちゃったんだ。でもその割には影が薄いし、何よりこういうボルテばっかやってるような人には本当に刺さる。前回は京音6回生*8のセリナちゃんが名指しで「警戒してください!!」って言ってたけど今回は大丈夫!!」
↓参考文献↓
蒼井「そうですね……普通、人の記憶はそれだけの期間さえあれば消え去りますから……*9」
ホシノ(うん……?えりかちゃん、全然オンゲキなんかやってないのに魔法少女のことをよく「オンゲキにはまだ入ってない」って知ってたね?どういうことなんだろう……)
午後02・プロセカ対策②
蒼井「うーん……この蒼井、ホシノさんに対策方法の要略を聞いたはいいものの、あれだけ強い人に一体何を投げれば刺さるのか、いまいちよくわからないんですよね……」
ホシノ「そう?まあこのゲームの譜面はまあまあ特殊だしそういう悩みを抱えるのも不思議じゃないかもねえ」
蒼井「お相手さん、何でもできそうじゃないですか……それにものりさんが以前勝った際でも確か6点差の僅差の勝負……どうすれば……」
???『大丈夫。私にいい作戦がある』
蒼井「えっ!?今のどこから聞こえてきたんですか!?」
???『ほら、君が見てるデバイスからだよ。でもわかんないかもね。じゃあ、私がいる「セカイ」に連れてこっか』
蒼井「えっ!?それってどういう」
ホシノ「いやおじさんにもこのやり取り聞えたけどどういうことー!?」
午後03・?????
???「ようこそ。君がここに来るのをずっと待っていたよ」
蒼井「えっ!?私をですか!?」
???「そうだね。私の名前は朝比奈まふゆ。とりあえず、君の知り合いとそう浅くない縁を持っているとだけ」
ホシノ(そう遠くはない縁……そっか。先生の言動からまあまあ察してたけど、これはそういうお話なのかもしれない)
まふゆ「課題曲で悩んでるんだよね?それなら私がとっておきを教えてあげるよ」
蒼井「本当ですか!?是非お願いします!蒼井、本当に悩んでるので!!」
まふゆ「そうだね……じゃあ、これとかどう?」
蒼井「これは……相当恐ろしい雰囲気を感じます……一度やっていいですか?」
まふゆ「もちろん。ちなみに、これは私が歌ってる。(それとあの人には……届いたかな……)」
蒼井「うわーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」(DEFLECTOR BREAKED!!)
ホシノ「えりかちゃん!?だっ、大丈夫!?」
蒼井「大丈夫です……それより、これならあの人にだって『完璧に』刺さるんじゃないかって……確信を得ました……蒼井、これを死ぬ気で練習して投げます!」
まふゆ「いいね。じゃあそれを『大失敗しても刺し切れる』ぐらいまで伸ばそうか」
蒼井「わかりました!」
ホシノ「えりかちゃん……本当にこれで大丈夫なのかなあ……?」
Day4のリザルト
- ホシノはオンゲキ(通常)の自選を決めた
- 蒼井はプロセカの自選を決めた
- 蒼井と朝比奈まふゆのキズナランクが上がった!(1→5)
そして、オンライン都本番へ……
オンライン都編・Day1(3/11(土))
昼・魔王城
デデデデン……デデデデン……デデデデン……デデデデデデデデデデン……*10
魔王「圧倒的地力……そしてこの手広い機種数……魔王の時、得たり!!この都17thを破壊し、すべての異常音楽遊戯愛好者を我が軍門に収める……!」
ものり「鏡の前で何やってんすかクッソ寒いですよ」
蒼井「寒いといえばなんで窓全部開いてるんですか!?寒いどころか花粉が入ってきますよ!?」
ホシノ「今日も寒いねえ……動いてるのに寒いよお……」
魔王「うるさい!ともかく我らが魔王軍は此度この戦に勝ち、音ゲー界を制圧する!新時代に覇を唱えるのは我々だ!!」
蒼井「……ところでとおるさんは?」
ホシノ「先生なら『こんなくだらない茶番なんかに付き合ってられるか!』って言って出てったよ!多分今ガルパの準備してると思う」
魔王「うるさい!!音ゲーム破壊計画の話だ!」
ものり「その主要人物が出払ったのが問題なのでは??????????」
魔王「とにかく!我々は今日から数多くの音ゲーを……っておい……嘘だろ……?」
ホシノ「どうしたの魔王様~急に威勢なくなっちゃって……」
魔王「か……かかか……風向きが…………なんと……」
蒼井「なんと……?」
魔王「南東(@_SE0)に……変わった……??????」
ホシノ「……!!まずい!えりかちゃん私の後ろに退避して!!」
ドカーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
お祭りヘルメット団A「おいゴラァ!!概要スプレッドシートちゃんと見とるんかあ!?」
お祭りヘルメット団B「Deemo部門に来る『水無瀬透』とやらが来とらんが!!はよ連れて来い!!!!」
蒼井「けほっけほっ……ホシノさん!?なんですかこれは!?」
ホシノ「分からない……でもあのヘルメット団は話を聞く限り都運営に雇われてる……そしてその運営にいるはずのものりさんがここにいてどうしてこんな派手に……」
ものり「……そうですね。止まりなさい」
ヘルメットA「……!あんたは雇い主の!!」
ヘルメットB「しかし……これからDeemo部門に来るはずの水無瀬透がまだ来とらん!!どういうことだ!!」
ものり「……待ってください。魔王様、さては」
魔王「ししし知らんぞ!!わしはDeemoのことなんか知らん!!わわわ忘れたとかじゃないからな!!」
ものり「……なるほど分かりました。二人に魔王を引き渡します。そのままバーチャル都本部まで連れて行きなさい。部門運営者には私からも謝罪をしておきます」
蒼井「ええっ!?魔王様を引き渡し!?」
ホシノ「……あーあ。そういうことか。やっちゃったねえ、魔王様」
ものり「そうですね。魔王様が水無瀬さんに渡した資料にDeemoの対戦表は含まれていませんでした。つまり魔王様はこの機種で調査フォームを提出したことをすっかり忘れていたということです。なので魔王様にはこちらでその対戦表をお渡ししますので会場までお願いします、ほらさっさとケツ拭いてきてください」
魔王「い、いやだ!!わしはこの半年Deemoを開いてすらないのだぞ!!」
ヘルメットA「大人しくしろ!!さっさと行くぞ!!」
ヘルメットB「バタバタしてっとなぞのばしょに取り残されてセーブデータロストになっぞ!」
魔王「おい掴むな離せやめろやめぐわーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
ホシノ「まあ自業自得ってことだよ」
蒼井「ああ、そういう……」
午後01・Deemo部門
~バーチャル都本部~
参加者A「やっと来て草」
参加者B「遅いぞー魔王ー!!」
魔王「うるさい!!これは何かの不具合だ!!あともっとわしに敬意を敬え!!」←?
frogama「あなたが噂の魔王様ですね。お待ちしておりました。是非やりましょう!」
魔王「お、おう……」
魔王「課題曲がこれで選曲表これ……ってこれだとMarigold投げれないじゃないか!!」
参加者A「いやそんなことしたらダメだろ!」
部門運営「それはね、ダメでございます」
魔王「いいのか……?わしは半年間Deemoやってないのだぞ……もうこれしか投げるものないぞ……?」
参加者B「遅刻してる分際でこの横暴は草」
参加者C「そもそも半年やってなかったら中盤の縦連で爆死すると思うんですけど(名推理)」
魔王「んー、じゃあ仕方ない!自選はエッチのエッチな方で!!」
参加者K「エッチのエッチな方って何!?死刑!!」
参加者H「んー、多分H(orangentle)のExtra譜面のことだと思いますよ」
frogama「マジですか、ぼくHardのH投げるつもりでした、じゃあ面白いんでそれで」
魔王「ファーーww 貴様もエッチだな」
部門運営「ややウケと。では課題曲はAltaleになってるので始めてくださ~い」
魔王「アルタレか~ まあ最近やってないけどこの中で唯一譜面の記憶あるし」
魔王「……は?」
部門運営「はいそういうわけでfrogamaさん18点リードで~すw」
魔王「認めん!認めんぞ!こうなったら自選と他選でどっちがエッチが上手いのか証明してやる……!」
frogama「よく言いますね。俺の方がH上手いですよ」
参加者K「もうなんなのよこいつら!?二人とも死刑!!」
参加者H「負けた人は清渓川を裸で泳ぐ流れですね♡」
魔王「ど、どうだ!エッチ勝負はわしの勝ちだ!!」
frogama「流石に魔王様にはエッチさではかないませんでしたね……でも試合自体は俺の勝ちですよ」
魔王「ふ、ふざけるな!!わしは2回エッチして2回とも貴様に勝ったぞ!?」
部門運営「それがなんと南東(@_SE0)、これは合計点制勝負であって」
魔王「くそーーーーーーーー!!!!!!!!!(大爆発)」
参加者H「魔王様、早く脱いじゃってください♡そのまま私と一緒に清渓川を泳ぎましょう♡」
魔王「いやじゃ!いやじゃ!清渓川遊泳は絶対に嫌じゃ!!」
午後02・ガルパ部門
水無瀬「ったく……またあの変なノリにやられるところだった……そういうの本当に迷惑だからやめろよな。さてと、そろそろ出番か……ものりに頼んでおいたホワイトボードアートがこれか」
水無瀬「うーむ……まあそのネタに至るのは分からないでもないがこれは……まあいいや、行こう」
~バーチャルSPACE~
ものり「スペース!!みんな遊ぶ準備はできてますか~?」
水無瀬「お前!?どうしてここに!?」
ものり「ん?実は司会やってるんですよ。というよりそろそろ水無瀬さんの試合始まるので準備してください」
いつやん「本日は対戦よろしくお願いします!!」
ものり「それじゃ課題曲ルーレット回しますね~」
水無瀬「ねばぎぶ以外なら何でもいいが……」
ものり「……あ!出た!『DRIVE US CRAZY』です!RASの神曲ですね!!」
水無瀬「……ほっとした。じゃあ、自選のボードを出すか。せーの、はい」
いつやん「うええっ!?シュガーソングとビターダッシュ……いや対策してない……」
水無瀬「六赤*11か……意外だな。既にAP済みの曲が来るとはラッキーだ」
ものり「それでは始めてくださーい!」
水無瀬「……せーの、破壊するぞ!!*12」
いつやん「自選……刺し返し……!?」
水無瀬「……終わったな」
ものり「はい、ガルパ部門第3試合は3本すべて取り切った水無瀬透さんの勝利でーす!!おめでとうございます」
いつやん「やられた!!」
水無瀬「まあこんなものか。にしても他選が六赤だったのは意外だな。恐らくこれが勝因だ」
いつやん「本当はセツナトリップSPを投げたかったんですけどね~……今日は調子が悪かったのでこっちにしました」
水無瀬「なるほどな……まあ音ゲーの試合は当日のコンディションにも依るからそういうことだな。次はよく寝てから来ることだ」
午後03・プロセカ部門
~バーチャル都のセカイ~
ホシノ「えりかちゃんの初陣が気になり過ぎてついてきちゃった」
蒼井「えーと、蒼井、精一杯頑張りますので、見守っていただけると嬉しいです!!」
ホシノ「すっごく緊張してるねえ……あっ、そうだ。ちょっとお顔借りるよ~ん」
蒼井「えっ?ちょっと……ふぇほふぃふぉふぁん、ふぉおひへはほひほほっへほ~!?」
ホシノ「……うん、これで緊張ほぐれたかな?じゃ、後はかますだけだ!やっちゃって!」
蒼井「ま……まあ確かにこれで緊張はほぐれたかもしれません……それじゃ、行ってきま」
???「見つけましたわ。あなたがあの『魔王軍団』の新入りですね?」
蒼井「ええっ!?わ、私のことですか!?」
???「そうです。あなたはまだ経験が浅いと見ましたわ。この『スーパーマン』が直々にあなたを今日、ここで始末してご覧に入れましょう!!」
オタクども「【アアゲア】うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
蒼井「えーっ!?ホシノさん、蒼井はどうしてこんなにあからさまな敵意を向けられて……!?」
ホシノ「あー……言ってなかったね。魔王様はまああんな感じ(笑)なんだけどだいたいものりさんと先生が派手にやっちゃうせいでおじさん達もその傘下として目をつけられてて……」
蒼井「えーっ!?!?」
ホシノ「まったくみんな平気でゴミを投げちゃうのが悪いんだよ!!誰なの!?京音の部内戦で大先輩にハッピーハロウィン*13なんか投げちゃったの!!」
蒼井「それはあなたですよ!!」
スーパーマン「そこ、勝手に盛り上がらないでくださいまし!!今日のあなたの相手は私ですわよ!!」
ホシノ「まずいね……特に今回の相手はものりさんが一回勝った相手だからそれなりに怒ってるよ……」
蒼井「えりかちゃーんショック!!」
スーパーマン「なんですかそのどうしようもなくコメントしづらいギャグは!?おちょくっているんですか!?」
蒼井「とりあえず落ち着いてください!!おこるとシワが増えますよ!?」
スーパーマン「ああもう!これ以上口論しても仕方ないですわね……であれば勝負ですわ!!ちゃんとプロセカの試合で白黒つけましょう!!」
蒼井「いいですね!!では蒼井が勝ったらあなたが脱いで、あなたが勝ったらホシノさんが脱ぐという契約でいきましょう!!」
ホシノ「ちょっと!?なんでおじさんが脱がされる流れになっちゃうの!?」
スーパーマン「魔王の全裸差分を世に晒せないのは癪ですがまあいいでしょう。このスーパーマン、これで手を打ちますわ!」
ホシノ「なんでーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?!?」
ホシノ「ううっ……結果的にえりかちゃんの緊張がほぐれたのはいいけどこのままだと下手したらおじさんのあられもない姿が世に出ちゃう……えりかちゃん!!お願いだからほんとに勝って!?」
蒼井「蒼井、昔どなたかに言ってもらったことがあるんです。『蒼井は無敵だ』って。インビンシブルだって。だからきっと大丈夫です!」
ホシノ「……そっか。それならきっと、大丈夫なんじゃないかな……」
蒼井「あとここでホシノさんが脱ぐことになってもPi○ivで散々脱いでると思うのでノーカンです!!*14そういう意味でも私達は無敵です!」
ホシノ「そういう問題じゃないんだけど~!?」
司会「それでは試合始めます!課題曲のうちBANするものを指定してください!」
蒼井「テオ!」
スーパーマン「グリーンライツ!」
司会「はい!そういうわけで課題曲はフロイライン=ビブリォチカになりました!」
ホシノ「意外だね。てっきりグリーンライツは残るものかと思ってたけど」
スーパーマン「攻めの姿勢であえて消させていただきましたわ。覚悟してくださいまし!!」
蒼井「わかりました。私も負けたくはないので頑張ります!!」
司会「それでは課題曲スタート!!」
蒼井「やあああっ!!」
スーパーマン「ぶちかましますわーーーー!!!!ってヤバい通信切れた」
蒼井「えっとこの場合ってどうなるんですか?さっきからずっと相手の方に『通信が切断されました』の横断幕が出てるんですけど!!」
司会「スーパーマンさんがアクティブ状態に復帰したら仕切り直しです。この場合、蒼井えりかさんのスコアはより高いものを採用します」
蒼井「わかりました!!」
ホシノ「いや~、『魔王軍スーパースペック高いルーター』使っといてよかった~。3グレならまだ全然いいんじゃな~い?」
スーパーマン「なんですのその変な名前のルーターは!?やっぱりですわ……あなた方、巻き込まれてると言いつつも根っこはしっかり汚らわしい魔王軍のソレなのですわね!!」
ホシノ「あっ、帰ってきたよ」
蒼井「はい!ではもう一回いきましょう!」
スーパーマン「この流れでガン無視ですの!?」
司会「課題曲終了しました!ここまで蒼井えりかさんが2点リードです!」
蒼井「よし!まずは耐えました!」
スーパーマン「やられましたわ……でも!自選で巻き返せばいいだけのこと!!これでくたばればよろしくてよ!!」
蒼井「ええーーーーっ!?これって確か難易度37の……」
ホシノ「えりかちゃんよく見て!これEXPERT!!」
蒼井「EXPERTですか!?完全に予想外ですね……1回しかやってないですしこれたぶんAPしてないので不味いですね……」
スーパーマン「さあ!消し飛ぶがいいですわ!!」
ホシノ「えりかちゃん!さっきおじさんに言ったことを思い出して!えりかちゃんは……!?」
蒼井「蒼井は……無敵……!!」
ホシノ「そうだよ!もう怖いものなんかないはず!!」
蒼井「……わかりました!蒼井、行きます!!」
蒼井(どうかお願い……守って……!!)
蒼井「はあっ……はあっ……」
スーパーマン「ぜーっ……ぜーっ……」
ホシノ「こ、これは……!?」
司会「はい!というわけでスーパーマンさんの自選曲の結果、両者APで引き分け!!!!」
蒼井「やりました、蒼井、これで残すは自選のみです!!」
ホシノ「……すごい、すごいよえりかちゃん!!本当に短期間でここまで音ゲーも勝負も上手くなるなんて……!!」
魔王『ぬわーーーーはっはっは!!流石だなあ新入り!!他選防衛でダメージを吸収するのは魔王軍の特権!!』
蒼井「???わあ!よく分からないけど魔王様もいたわってくれてる!」
ホシノ「嬉しいのは分かるけどさ~、仮にも試合中の人の脳内に直接話しかけるのはやめよ?笑」
魔王『ひどい!!最近おまえらの我に対する扱いが酷いぞ!!』
スーパーマン「くっ……こんなところでまた憎き魔王の高笑いを聞くことになるなんて……でも他選をこっちも守って、反撃すれば……」
蒼井「……させません」
スーパーマン「……は?」
蒼井「……今の蒼井は無敵です。そしてここからも、1点たりとも取らせません。名残惜しいですが、これであなたとはお別れにしましょう」
スーパーマン「一体……一体何を……!?」
蒼井「……では。これが蒼井の自選です!!」
司会「なんと!!蒼井えりかさんの自選は難易度28の『愛して愛して愛して』……ってオイオイオイオイ!!!!これがロウワーと同じ難易度とはどういうことだ!?!?!?!?」
蒼井「えっ?そのままの意味です!この曲を投げよと提案してくださった方もそうおっしゃられていたので!!」
ホシノ「うん、おじさんもこれは28だと思うなあ」
魔王『そのとおーり!!ロウワーの難易度は28、これは魔王軍の総意だぁ!!』
スーパーマン「やはりぶっこんできましたわね……流石にそれは30はありますのに……ロウワーが出来ない人の気持ちを考えたことはありますの!?」
蒼井・ホシノ・魔王「全然?」
スーパーマン「ぐぬぬ……にしたって28を投げるだなんて……あなた方はどこまで人をおちょくれば……!」
蒼井「別に、おちょくってなんかいませんよ。蒼井はあなたを倒すために今日まで本気でこの曲を練習してきました。生半可な覚悟で投げてるわけではありません」
スーパーマン「そう、ですのね。ならいいですわ。であればこの私も全力であなたの覚悟を受けとめますわよ!!」
蒼井「はあああああああっ!!!!!!!!!」
スーパーマン「とおりゃあああああああああっ!!!!!!!!!!」
夕方
ホシノ「……でさ、えりかちゃん」
蒼井「……はい?」
ホシノ「いや勝ったからいいけどさ!?なんで!?なんであれだけ盛り上げといて結果一番被弾多くてお互いに大爆死みたいな状況なの!?」
蒼井「いやーあの……まあ……でもホシノさんはこれで脱がなくて済むしいいんじゃないですか?」
ホシノ「いやそれはそうだけど!まあミスったことを責めてるんじゃないけどさ、でもなんかこう……締まりが悪いというか……」
スーパーマン「うっ……ううっ……どうしてこんなことに……なんにもできませんでしたわ……」
蒼井「まあでも勝っても負けてもお互い楽しかったですしいいんじゃないでしょうか(せかせか並感)」
スーパーマン「そういうあなたは楽でいいですわね……あんな明らかな不平等条約なんて安請け合いするんじゃなかったですわ!!ああもういいです、見ていなさい、わたくしが今から脱ぐさまを!!」
ホシノ「えっほんと!?ほんとにそこで脱いじゃうの!?」
蒼井「いやもうそれに関しては冗談ですって!!大丈夫です」
スーパーマン「し、しかし……!このぐらいしませんと私のメンツは……」
蒼井「であれば契約変更です!!スーパーマンさんの代わりに司会のいのっちさんに脱いでもらいましょう!!」
スーパーマン「いいですわね!であればそれでお願いしますわ!!」
いのっち「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイぼけぼけぼけぼけぼけbけぼけ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ホシノ「……まあ、初めてにしてはとても上出来なんじゃないかな。お疲れ、えりかちゃん」
ホシノ(……だけど)
ホシノ(……なんだかえりかちゃん、何か辛いことを必死に隠そうとしてるみたいだった。気丈に振る舞ってるみたいだけど……おじさんじゃなきゃ見逃しちゃうね)
夜01・魔王城
説明しよう!
都17thとは、B4UT・京音・EÜST'・Kobeatの4サークル合同で開催される音ゲー交流戦のことである。
説明しよう!
都17thとは、「星取り制なら勝ってたのに合計点勝負だから負けた」、あるいはその逆のことが起こりがちな大会のことである。
説明しよう!
都17th参加者には、なぜか眼鏡をかけている人が多い。
魔王「オンライン都17th1日目ご苦労であった!!では今までに書いてきたリザルトポエムの数だけ一気飲みで」
水無瀬「おいそれだけはマジでやめろ」
蒼井「にしても魔王様……本当に清渓川を泳いできたんですね……」
ホシノ「うん。大事なところは隠れてるけどほとんど服破けてるね……まずい、ちょっとだけ興奮してしまった自分を殴りたい」
魔王「全然構わん!なんたって我はB99だからな!!」
水無瀬「黙って痩せろW68」
魔王「うるさいわ!!」
ものり「とりあえず今日は皆様お疲れ様でした。それでは乾杯しましょう!」
5人「チェダッカー!!!!」
夜02
【1時間後……】
魔王「FUXK!!SHXT!!」
水無瀬「コロスコロスコロスコロスコロスコロス!!穀す穀す穀す穀す穀す穀す穀す穀す」
蒼井「あの2人すっかり酔っぱらってますね……」
ものり「まあ風物詩ですね。未成年のお二人はこの部屋を離れた方がいいかなと思います」
ホシノ「だってさ。ついでに話したいことあるから屋上いかない?」
蒼井「はーい……」
【魔王城・屋上】
蒼井「ふーっ……ここは涼しいですね……」
ホシノ「まああの部屋は変な熱気があったからね……さて、えりかちゃん」
蒼井「……はい」
ホシノ「……音ゲーは、楽しい?」
蒼井「そうですね……人に勝とうと思うと苦しいと思うことはあるんですけど、でもやってる分にはとても楽しいですよ!成長を実感できます」
ホシノ「そうだね。このところえりかちゃんは誰よりもたくさん音ゲーをやってた。でもおじさん、ちょっとだけ心配なんだ。だってさ、やったことないとはいえ朝から晩までずっとやってたみたいだから」
蒼井「そうですね……でも、皆さんに追いつくならこのぐらいはできないとって思ってやってました。心配かけてたならごめんなさい」
ホシノ「いやいいんだよ。これはおじさんの勝手な老婆心*15だからさ。まあ、練習してるえりかちゃんの表情がそれにしては険しかったのが気になっただけだね。そして多分、それだけじゃないと思う」
蒼井「……バレちゃって、ますね」
ホシノ「そうだね。言いたくなかったら言わなくてもいいけど、おじさんが知ってもいい範囲で教えてくれるなら嬉しいな」
蒼井「……でしたら、話しますね」
蒼井「蒼井は……ここに来るまでの記憶がほとんどありません。あるのは自分の名前についての情報と、何かいいことがあったような気がするというぼんやりとした記憶だけ。でも、ここに来るまでのことは全部覚えてて……それこそ今日の試合のことだって、全部動画みたいに思い出せてしまうんです」
ホシノ「あ~……スーパーメシア?みたいなやつだっけ。もっと広い括りだとギフテッドってやつ。だからかな?えりかちゃんの音ゲーの伸びが異様に速かったの」
蒼井「そう……ですね。実際、どの対処をしたときに上手くいったかは全て覚えられていますし、その点では助かってると思います*16」
ホシノ「いやそれ普通にすごい!凄い能力だから!!……でも、そんな凄い力持ってたらさ、メリットだけがあるわけじゃないでしょ?」
蒼井「そう……ですね。間違えた箇所も覚えてしまうんです。ですから昔ミスをしたところが来るたびにまた間違ってしまうんじゃないかって不安になって……今日の試合だってそうだったんです!あの曲で過去に間違えたところを今日は全部間違えてしまって……」
ホシノ「そうだね。確かに今日のえりかちゃん、自選の時にかなり苦しそうな表情してたからさ。でもね、おじさん、思うんだ」
蒼井「……何を?」
ホシノ「不安もさ、音ゲーをやっていくには必要なことなんだよ」
蒼井「そう……なんですか?」
ホシノ「それこそおじさんはさ、もう若くないじゃん?だからうかうかしてたらえりかちゃんみたいな子にあっという間に抜かされちゃうな~みたいな不安はずっとある。だからこうやって、ずっと前に立ててる。ちょっとミスったぐらいで不安になってもさ、別に全然悪いことじゃない。逆に、ミスをしたところで何が悪かったのか考えられたら、そこからまたさ、上手くなれると思わない?」
蒼井「……そうですね。そうですよね!蒼井、大切なことを教えてもらったように思います。ありがとうございます!」
ホシノ「いやいや。このおじさんの教えが少しでもえりかちゃんみたいな若い子のためになるならそれがおじさんの幸せだよ」
ホシノ(……と)
ホシノ(……あーあ、サボれなくなっちゃったな)
リザルト・オンラインDay1
- Deemo部門:大ボケをやらかし敗北
- ガルパ部門:3タテして完封
- プロセカ部門:蒼井えりか、大活躍!
- ホシノおじさんは蒼井とのキズナランクが上がった!(5→26)
オンライン都編・Day2(3/12(日))
昼
魔王「ああああ!!!!忙しい!!忙しい!!」
蒼井「い、一体何ごとですか!?」
魔王「見てわからぬか!?明日からの旅行のための荷造りだ!!貴様らも見てないで手伝え!!」
ホシノ「えーっ!?おじさんも!?」
ものり「水無瀬さんは今日も試合が入っているので……私も司会の仕事ですので手伝っていただけると……」
蒼井「……は、はい!ではとおるさんの分もやっちゃいますね!」
ホシノ「そうだね、めんどうだけどものりさんの分もやっておこう……」
ホシノ(先生……勝つことだけが都じゃない。それを私に教えてくれるのはいい。でも先生自身、どこまで理解っているか……)
午後01・Lanota部門
水無瀬「さて、あの判断をしてしまった後だ。ガルパで勝ち星を得ることはできたものの……」
うめけん「あ!いたぽよ!今日はよろしくだぽよ!!」
水無瀬「うめけんさんか……先日はうちの生徒と、その連れが世話になったな」
うめけん「役に立ったようで何よりだぽよ~ こっちもいろいろ教わったぽよ!」
水無瀬「さてと……もう一人いたはずだが……」
???「遅くなりました。Aru=Rです。会場はここですね?」
水無瀬「……ああ。では、時間もないし始めようか」
水無瀬(さて……今回のレギュレーションは3人の投げ合い。私の自選……刺さってくれ、頼む!!)
Aru=R「TεμπεΣT!!」
うめけん「Duello!!」
水無瀬「Bloody Marquis!!」
水無瀬(さて……どこまで抗えるか)
水無瀬「ぐっ!!しかし……1位は取れなくても2位には食い込まねば……!!」
うめけん「負けてられないぽよ……!!」
Aru=R「……なるほど、ですが私が『対策していた』と言えば?」
水無瀬「……!?」
水無瀬「そう……か……これが『オンラインの鬼』*17か……」
Aru=R「全ての対策を怠らずにやれたこと、これが勝因と感じます。対戦ありがとうごさいました」
うめけん「ぽ、ぽよ~……」
午後02・グルミク部門
水無瀬「Lanota部門は散々だったな……まあ、ろくに対策に手が回るわけもないところに出るべきではない、という訓戒かもしれぬが……*18」
いつやん「あ……!水無瀬さん!昨日はありがとうございました!今日は負けるつもりはないのでよろしくお願いします」
水無瀬「ああ……」
水無瀬(そうか……昨日あれだけ完膚なきまでに叩き伏せた割にはかなり元気だな。ではこの悔しさに褪めようがないのは一体、何だ?)
???「お待たせしました!おーてぃんです」
水無瀬「ああ……このゲームは始めたてだと聞いている。よろしく頼む」
おーてぃん「はい、音ゲー自体は長らくやっているのですがこのゲーム自体の経験は浅く……本日は胸を借りるつもりでやらせて頂こうと思います!」
水無瀬「……ああ、よろしくお願いしよう。とはいえ、私は今回非常に重いハンデを負っている身だ。それが故、自選はグルミクに慣れ親しんでもらうことを目的にして……」
水無瀬(……と。こう、表向きに言うはいい。だが、本当の所は勝ちたい。このモヤモヤ、どうしてくれる……?)
水無瀬「セトリは全部このゲームのオリジナル曲とカバー曲から取った。Photon MaidenとMerm4idの2ユニットで組んでいる。14+以上は禁止されたからな。であればもういっそのこと低難度オンリーにしてやろうということで最大13+まででしか組んでいない」
おーてぃん「あー……であれば私でも安心してやれそうですね。次は私の自選です」
おーてぃん「BPM180前後のDnB系を集めました。曲で選んでます。楽しんでいただければ幸いです」
水無瀬「方向性は私に同じか。ねむり姫を入れるとはいい選択だ」
いつやん「では最後に私の自選を出します!」
水無瀬(彼は前回かなりいいセトリを出していたからな。今回も期待が……)
いつやん「全部14+以上で作ってみました!!」
水無瀬「人の心とかないんか?????????????」
おーてぃん「これは厳しいですね……まあでも楽しもうと思います」
水無瀬「では私のメドレーからいこう」
水無瀬「自己ベではないが……まあ、相手方がどの程度喰らっているかだな。さて……」
いつやん「33グレです……」
おーてぃん「42グレです……」
水無瀬「良かった。効いたようだな……13+も馬鹿にできなかろう?」
おーてぃん「そうですね……グルミク特有の要素に翻弄された感じではあります」
水無瀬「まあ……これでやりたいことはできたな。さて……」
水無瀬「やはり他選のメドレーを10落ち以内でいなすのは厳しいか……さて結果は……」
水無瀬「……!やはりか……」
おーてぃん「5点分ハンデを頂いたのでなんとか自選1位です*19。良かった……」
いつやん「惜しかった……!では次は僕の自選ですね」
水無瀬「ああ、やろう」
水無瀬「流石にキツいか……さて他の2人の結果は」
おーてぃん「やっぱり高難度は厳しい……!!」
水無瀬「あー……実際始めたてだと厳しいだろうな。割と真面目にゲームに慣れないとこのゲームの高難度は難しい」
いつやん「そうですね……このゲーム、15はFDとExitium以外厳しい*20です……」
水無瀬「実際そうだな。まあ今回おーてぃんさんに関してはお試しということで出て頂いたわけだが、何故ここに?」
おーてぃん「そうですね、私は都に一機種でも多く出るために今回グルミクを始めたという経緯があります。その理由として、特にオンライン機種は若い人達がメインですから、まずは若い人達とも話を合わせられるようにすること。つまり交流することを目的にやっています」
水無瀬「なるほどな……そういう視点もあるか」
おーてぃん「そうですね。なにより都は交流戦ですから。半年に一度のお祭りですし、普段一緒に音ゲーをしない人と一緒に音ゲーをして、分からないことがあったらアドバイスも送ってみたり*21して。とにかく、世代にはこだわらずに、この音ゲーマー同士のつながりの場を大切にしたいなと思っています」
いつやん「なるほど……勉強になります!」
水無瀬「……!!」
水無瀬(そうか、私がこの場で戦い続ける意味は……)
水無瀬「……ありがとう。いい経験になった。そういう考え方もあるものだな」
ものり「あの、まだオタク投票*22の集計が……」
水無瀬「……いい。大切なことはもう学んだ」
いつやん「……行っちゃった」
ものり「あれでメドレー票をちゃんと拾えるならかっこいいんですけどね*23」
夜
魔王「お前ら目覚まし時計は持ったかあ!?歯ブラシは持ったかあ!?」
水無瀬「目覚まし時計は流石に要らないだろ」
蒼井「でも歯ブラシは大事ですよね!蒼井は金筐体を探しているのでダウジングマシンを持って行きます!」
ホシノ「えりかちゃんは旅行でも真面目だねー……おじさんは電車でたくさん寝るための枕持ってこ」
蒼井「えっ?でも初日は静岡ですよね?そのぐらいはすぐに行けるし枕はいらないのでは……」
ホシノ「あーあー!えりかちゃんは何もわかっちゃいないね!」
蒼井「ええっ!?でも静岡って普通新幹線とかで……」
ものり「……ですよ」
蒼井「……?」
ものり「魔王軍は黙って18きっぷで弾丸旅行ですよ!!」
蒼井「ええ~~~~~~~~~~っ!?!?!?!?」
リザルト・オンライン部門Day2
- 水無瀬、Lanota部門で完敗
- 水無瀬はグルミク部門で何か大切なことを学んだ!
そして、都17th旅行部門へ……
でもここからは後半へ続く!!
蒼井「ええ~っ!?」
魔王「ちょっと長くなり過ぎたのだ!!旅行から先は後半の『墾田永年私財法』編でゆっくりやるのだ!!」
*1:現在は難易度改訂により30
*2:大会時点で22夏から23冬までの三作制覇。この部分の執筆2時間前に23春も無事取得
*3:みんなもこの仕様を使ってメドレーライブでダイヤを掘ろう!
*4:電音部の超絶神曲だがグルミクでは13+における特級地雷。なのに23春八段に入ってしまった
*5:具体的には心とRELOAD。ちなみにRELOADはカリバーンが課題曲にされることをどうしても認められなかったものりにより変更された結果入った
*6:実はC&Bの枠はhydさんの手によって変更される前はElusive Emotes[MAS]であり、これに限らず課題曲一覧の初稿は脳天直撃の初稿さながらの光景であった
*7:オンゲキ収録楽曲「オンゲキ全域★アカネサマ?」より。
*8:当時
*9:そう、あくまで「普通の人」の記憶であればな
*10:ここ幽玄ノ乱
*12:2022秋プロセカCS本戦出場チーム「才能」の円陣シーンより抜粋
*13:2022年12月、やまそうさんの最後の部内戦でHappy Halloweenを投擲。無事悪人扱いされる
*14:参考までに、「蒼井えりか R-18」の検索結果は9件である一方、「小鳥遊ホシノ R-18」の検索結果は996件と圧倒的な差である
*15:冷静になって考えるとまあまあ変な表現
*16:このブログを書いている人の場合、よほど集中して詰めてないとこんなことできません。蒼井えりか、俺はお前のことが羨ましい
*17:今回の都よりAru=R氏に与えられた名誉称号。hyd氏命名
*18:ただし一般的にはこれも偽で、本来はお都は色々な部門に出れば出るほどよい
*19:ものりはこの結果を見てこの調整は正しかったと確信。でも水無瀬に与えるハンデはGREAT以下の失点3倍とかでよかった
*20:しかし、大概のグルミク勢はこの2曲を指して15の2強と答える。そしてその2つが両方揃った23'春最頂点の評判たるや……
*21:実際、京音の現代表はおーてぃんさんの教えを受けてオンゲキが2週間でプラレからレート16になったとか……
*22:どのメドレーが一番良かったか書かせるグルミク部門特有のシステム
*23:なんと、今回も0票