【非公式】都運営会報・プロセカ部門編

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いつもより多めに天地開闢され、大変参っております

 都15th ADVENTURE、楽しんで頂けているでしょうか?都プロセカ部門運営担当のものりです。都は今回が初運営ですが、プロセカ部門という都全体でも2番目に人の多い部門の運営、という大役を拝命し、折角だからと今回は色々やらせて頂きました。今回はその中で色々試したことだったり、試合中に起きた様々なエピソードを取り上げようと思います。

 この記事を出した段階で開催されていない試合の分については後日追記します。あとこの文章は都運営会報を騙っていますが都運営公式の著作物ではありません。あしからず。

 

 3/23追記:第12,13,14試合のレポートを追加しました

 3/25追記:第15試合のレポートを追加しました

1.課題曲設定にあたって

 今回ですが、課題曲設定にあたり、以下のコンセプトを持って選曲をさせていただきました。それは、

 

 新曲を触れ。

 

 以上です。まあ単純明快というか。基本的に新曲から、「制限レベルと同じか一個下ぐらい」を目安に選曲しました。この難易度設定に関しては「少々難しすぎるのではないか」という意見があり、これについては次回都では改善を検討しています。(まあ大体あのマッチのことが念頭にあるんですけど)

 で、なんで新曲をやらせたいのか?ということを聞きたいと思われるかもしれませんがこれは「プロセカが日々更新され続けるゲームだから」というのが答えです。VOCALOIDという音楽ジャンルのライブラリは実に膨大で、このプロセカであってもその中でも「特にいいやつ」をピックアップしていくだけです。前回の都から半年、今回もたくさんのいい曲が入りましたので皆様にはそれを都の課題曲を詰める、という形で触れていただきたく、このような課題曲設定をした、ということです。

 それとこの半年の間、プロセカでは大きな動きがありました。そうです、

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 なんで来たんお前ら。

 

 まあ状況としては面白かったので、こいつらはシンガポールとひっくるめてEXPERT譜面を課題曲として提示することにしました。ドンファイは選びませんでしたが、計3曲、しっかり課題曲として暴れております。

 そしてもう一つの試みが「???」枠です。こちら、結果としては極光or極闇だったのですが……これから各試合のレポートを流すのでこちらで確認していきましょう。

2.各試合対戦レポート

第1試合 Chidune VS わらす

 課題曲は「ミライ」でした。21年12月初出です。意図としては「新曲やれ」のみです。特段これを意識しろということはなく、無難な選曲だったかなと思います。

 全体としてChiduneさんが精度力を見せつける展開になりました。プロセカが初音ゲー、というわらすさんにとっては精度勝負の都は少々厳しいステージだったかと思われます*1

第2試合 K4N-0N VS Aru=R

 課題曲は「サンドリヨン 10th Anniversary」でした。よわい千本桜みたいなところがあります。結果を見るにかなりお2人の練度に差があり、これが勝負の決め手となったようです。

 とはいえK4N-0Nさんも自選と他選を両方取る大活躍。星取り形式なら勝っていました。

第3試合 ぷない VS felice

 課題曲は「踊」。これは私ものり一押しの譜面で課題曲のなかでも癒し枠であります*2。とにかくやっていて楽しい。

 しかしこの課題曲の平和さと打って変わって自選ときたら……うーん、制限30でラストスコアと灰色を投げ合うのはまあーお互い「やってる」。feliceさんは自選の灰色で健闘しましたが全体としてぷないさんの地力の高さが光っていました。

第4試合 ぷりん VS コーラ

 課題曲は「ラストスコア」です。とある「指って10本あんねん」と主張するアンミカ*3により片手でFCされてしまった曲ですがしっかり難しい指押し曲です。でもBPM低いからみんな2本指でホワッチャー!してる。せめて中指使ってホラ。

 全体としてコーラさんが他機種経験を見せつけた形です。やはり課題曲が彼を利したか……と思ったがこいつも2本指党だった。今度会ったら中身ファンタメロンにすり替えてやる

第5試合 こすでぃ~ VS ドラ

 課題曲は「ロウワー」でした。30でも難しめなのですが両者しっかりと対策をされていたようです。

 内容は自選でHappy Halloweenをぶん投げたドラさんの作戦勝ち。こいつは今回の爆弾自選その1でした。

第6試合 いのっち VS Sma

 課題曲は「フィクサー」でした。ロウワーと対ではありますがこちらの方がより物量・速度特化です。ロウワーが出来てもこいつが出来るとは限らないのがミソ。逆も然り。

 ロウワー専門家を自称するSmaさんが(大方の予想通りに)ロウワーを投げつけそのまま逃げ切り勝ちを決めました。*4彼によるロウワーについての論評があります。以下のリンクから読んでみてください。

nogreetings.hatenablog.com

第7試合 足立 VS MasterEve

 課題曲は「マシンガンポエムドール」のEXPERT譜面でした。さあここからEX譜面が火を噴きます。こいつら絶対30じゃないでしょ。

 その課題曲ではいい勝負をしていましたが、この勝負は何よりMasterEveさんのネトスト*5による盤外戦術の上手さが光り過ぎてウマ娘でした。でもこの人は七帝で自分と勝負した際はおれのネトストに負けた……さてはドラゴンタイプか?

第8試合 ふく VS ひろ

 課題曲は「オルターエゴ」。さあ面白くなってまいりました。プロセカ新曲きっての陰湿譜面です。

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 マジでこれ悪しき文明。右からの8連と左からの8連を繋ぎ合わせたゴママヨ非交互配置*6に全部同時押しのフリック混ぜ混ぜ8分です。ヤバい配置はこれ以外にもありますが多すぎるので割愛。

 オルターエゴは同点でどちらも対策は万全でした。しかしひろさんが自選と他選を取り切り、地力の高さを見せつける形となりました。

第9試合 ひたらぎ VS ものり

 課題曲は「The EmpErroR」のEXPERT。マジで詰めてて鬱だった。基本4点で固定運指作ればなんとでもなるのになんともならんかった。これは完全に地力不足でございます。反省。

 ひたらぎさんから開闢神話が投げられた段階で死を確信しました。実際その予感は当たり、自選のドッペルも滑りまくりでボロボロ。なんにもできませんでした。あーあ。

 ちなみに、ひたらぎさんの振り返りはこちらをご覧ください↓

23k.hatenablog.com

第10試合 sprite VS スーパーマン

 こちらは「???」の極光の部分でした。2曲目までspriteさんがロストワンを、スーパーマンさんがエンドマ赤*7を刺し合い、1点差で終了していました。

 そして、「???」枠の課題曲。これは元はチルレコの予定でしたが直前の判断ですり替えられました。そしてそのすり替え先は、

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 こいつ。雰囲気があたかもCS決勝のようであったため、まあそれに沿うような「突発でやったらヤバい奴」を選びました。チルレコを下げた意図はそれ以前に自選でチルレコが選ばれ、盛り上がりに欠けるだろうと判断されたためです。

 結果として、両者とも3グレでフルコン(!?)というとんでもない結果になりました。あーこれだから対人戦は面白い。spriteさんが自選投げ合いフェーズで取ったパイを守り切って勝利、という形ではありましたが、この試合は間違いなく、都の歴史に残る名勝負であったと思います。この勝負にこのような形で関わらせて頂いたことに𝑩𝑰𝑮感謝。

第11試合 うめけん VS ひろ

 そしてこちらは「???」の極闇部分。大変反省しております。2曲目を終えて1点差という流れはここまでと同じでした。お互いに開闢神話とゴーストルールで急所を突き合う、ここまでだったら名勝負だったんですけど……

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花里みのり(天使のすがた)(大嘘)

 どーしてこれをMASTERでやらせちゃったんだろうか。うめけんさんが34巧者であることを考えれば明らかに彼を利する選曲であったというのに…… 以下真面目に反省点を書きます。

 ダメだった点は当たり前ですが選曲制限の超過。何よりもこれが不味い。いくらなんでもこれは右肩で成功して調子乗ってたとしか思えない。アドリブで課題曲変更、ってのはフロアのテンション次第では十分ありえる選択肢なのでこれは別にいいけどそれなら最低限のルールは遵守すべきだなという反省をした。

 そして、私はこの選曲をした結果自分より遥かにプロセカ上手い人たちにより、反省用の禊部屋に連行されました……

大変反省しております。マジですいませんでした。

第12試合 わらす VS おーてぃん

 課題曲は「Color of drops」でした。こちらについては参加者の方があまり曲開放を行っておらず、新曲から課題曲をご用意できなかった、といういきさつがあります。酷なことかもしれませんが、もう少し、多くの曲に触って頂きたいと思っております。折角、いい曲しかない機種ですので。

 試合自体は完全にカラドロで勝敗が決まった模様。自選投げ合いの時点ではわらすさんが3点リードしていましたが、カラドロで大減速。これ何がやばいっておーてぃんさん、親指でこれ接続してるんですよね……このAWESOME PLAYのせいで「親指部門作ろうぜ!」って意見が出たのはまた別の話。

第13試合 おーてぃん VS intokun

 こちらの課題曲はなんと「再生」。早く譜面を差し替えて欲しい。とはいえ、目押し力の涵養と、「こんな曲もあるんだよ」ということを伝えるため、このような選曲をさせていただきました。あとまふゆ推しなので。

 しかし選曲制限26で再生を課題曲にするのは少々酷であったと反省しています。結果はおーてぃんさんの勝利でしたが、自選投げ合いの段階では接戦だっただけにこれはもっと難しい(というより、難易度の数字が大きい)曲のEXP譜面を順当に当てるべきだった。再生は27~28ぐらいでやるのがいいと思いました。29以上だとまったく差がつかなくなると見ています。

第14試合 ぱとりしあ VS きまあり

 課題曲には「エンドマークに希望と涙を添えて」のEXPERTを採用しました*8。これはMASTERにみられる違法16分音符がないという点では(まだ)救われてます。(どこが?)

 この試合は遥推しの2人による頂上決戦と相成りました。結果はきまありさんの勝利だったのですが、彼の発言をご覧ください:

 「昨日試運転でエンドマ赤10回やったら8回AP出た」

 「プロセカコラボでオンゲキ始めたばっかりです*9

 マジでなに?????????????????????????????

第15試合 K4N-0N VS スギ

 課題曲は「マシュマリー」でした。制限29で課題29ではありましたが、そこまで厳しい譜面ではなかったと思います。

 トリを飾るこの試合は終止スギさんが精度で優位に立つ展開となりました。事前に恐怖!自選曲ルーレットを回し、「Ma」を引き当てたのでmagic numberとかいうマジモンの危険選曲。全て功を奏したようです。

3.今後気を付けるべきだと思ったこと

 見て頂いた通り、課題曲を「???」にして伏せるのは一長一短です。上手く使えばガチで名勝負のスパイスなんですけど、馬鹿みたいな使い方したらああなります。取り組み自体は面白いと思っていますし、実際ギャラリーの方々からは結構好評でしたのでこれ以降もこの形式は採用するつもりですが、使い方には細心の注意を払おうと思います。

 課題曲に一部エキスパを採用することに関しては微妙だなあと自分では思いました。これは一部の能力が偏って測られ過ぎるからです。具体的には体力と固定運指力。そのぐらい、エキスパの譜面は単純で、課題曲の譜面に据えるだけのポテンシャルは低い、単なる詐称なのではないかという考えを持ちました。これに関しては皆さんにも是非議論して頂きたいところです。反対意見が多ければ次回以降の都では採用されないと思います。

4.おわりに

 この記事をリリースした段階でもプロセカの試合は残っています。終了次第、各試合のレポートをリリース致します。

 それと、個別に都プロセカ部門の反省記事を書きたい、という方は書き上がり次第記事のリンクをものりのTwitter( @Monoli_Asahina )またはDiscord( ものり#5752 ) まで持ってきていただきたいです。持ってきてもらえたら、この記事にリンクを掲載いたします。それでは。

*1:つっても1年半でこれは、上手いです

*2:これ諸説ありって言われるけど異論は絶対に認めません

*3:この自己紹介で戦慄する奴は見事に音ゲーに毒されている

*4:他選と課題曲ではいのっちさんに取られていたので星取り形式だったらまた違った結果になってた2

*5:対戦相手のtwitterをチェックして相手の得意苦手をメタる行為

*6:自分はゴママヨ狩りやら最上川狩りやらは蛮族の行為と思っていますが最近その蛮族に毒されています。助けてください。

*7:spriteさんがMASTERにかかりきりで赤対策が手薄であることを見越してのこの選曲。本当にお上手だった

*8:一部の文書に間違えてMASTERって書いたけど流石に禊不要よな?

*9:オンゲキ14+全部ABFBですよね?というものりの質問への回答。なお実際は14全SSS+←これも十分頭おかしい