ホシノおじさんの京音部内戦2k22奮闘記

オタクのみんなの熱気のせいで冬なのに暑いよ~!

 やあやあみんな、ホシノおじさんだよ~

 今日はね、おじさん「京音部内戦2022」ってやつに出たからね、振り返りをしようと思うんだ~

 ではではではではではではではでは早速、いってみよ~

0. Tシャツトリニティ総合学園

 勝負の時に重要なアイテムってなんだと思う~そう!勝負服!だからおじさんねえ今回の勝負のために一個いいアイテムを買ったんだ~

忍よ、卑怯とはEm(イーマイナー)

 はいこれ

 これはねえ、おじさんが敬愛するAventador先生がTシャツトリニティ総合学園っていうとこで売ってる利益0円Tシャツでねえ、在庫無限って話をなんとおじさん先生から直接聞いちゃって*1!思わずポチっちゃったんだよね~

 で、実際に届いたのがこれ!

 おじさんは知っての通り身長145cmの美少女おじさんだから~ これちょっと大きいんじゃないかな~って思ったけどまあそこはおじさんのかわいさでいい感じになったよ~ん 普通にダボダボだったけど半袖だから音ゲー中に着ても大丈夫だね

 んで、これが届いたのがプロセカ部門の前日だったから~、おじさんもうみんなこれを着て会場まで行ったわけ!

 ここからはその模様を(事前対策も含めて)お届けするよ~ん

1.プロセカ部門(VS 鷲見セリナ)

1.1 マッチングが出た時の感想

 ふんふんふ~ん、こんかいの~、プロセカの相手はだっれか~な~

まあ、知ってた

 あ~……やっぱそ~なっちゃうよねえ~……

 まあセリナちゃんなのは普通に予想がついてた。実際、京音でプロセカが一番強いのだ~れだって言われたらわたしかセリナちゃんかみたいな、そういう雰囲気はあったし自然なカードだから始まる前からそれを想定して対策してたってわけ。うん。だからいい感じのリアクションとかはないよ。この話おわり。

1.2 課題曲対策

 課題曲は見た瞬間にBrand New Day[MAS]のBANを決めたよね。ぶっちゃけ、おじさんBNDめちゃくちゃ苦手で多分ヒバナとかドッペルゲンガーとかの方が早くAP終わるんじゃないかって思ってるし。そんなこと言うならさっさとインビジブルとフューチャー・イヴ終わらせなって話にはなるけどまあ、めんどうなので……

 そういうわけで残り2曲をやれる日はやるようにしたんだ~。ジャンキーナイトタウンオーケストラ[MAS]は割と最近APが出たからそのときからの慣れで練習で3回ぐらいAPしたんだけどオルターエゴ[MAS]はCS予選で1回出したきりだったから練習じゃ1回も出なかった。出て1グレ。それもまあまあ変なとこで出てくる。まあでも1グレならセリナちゃんに喰らいつくには十分かなあ……って思ったので妥協して次へ。

1.3 他選曲対策

 とりあえずセリナちゃんの得意苦手の傾向を把握しとかないとだよね~。えっとね、おじさんの事前のリサーチによるとセリナちゃんは

  • 基本的に他機種をやってるからほぼプロセカを開かない
  • したがってほとんどの譜面の記憶はない、けど32にはめっぽう強い

って特徴があるんだよね。だから意外と対策はしやすかったかも。

 まず他選曲予想としてはまあ32が来るのが自然かなと思った。実際おじさん32出来ないし……で、その中でも特に難しい曲が選ばれると予想したから、そこにある曲から「これ投げられたらやばいかも……」って曲だけ集中して練習した。

画像元: https://docs.google.com/spreadsheets/d/11G9Mc87a_RtSlRU6oq7phsczjlJDLgHQt4gYvjcsUms/edit?usp=sharing

 これはおじさんが普段対策委員会で使ってるプロセカの譜面定数表*2なんだけど、この5曲がまずいなと思ったんだよねえ(早く33に上がってくれないかなあ……)。

 とりあえずこの5曲のうち、ドッペルは多分普通にやれるから上4曲やってみたんだけど、とりあえず初音天地開闢神話とゴーストルールは問題なしって結論にはなったね。

 開闢はおじさんほんと大の苦手で32の中で一番APから遠いんだけど、これ実はセリナちゃんもAPしてなくて、まあそれならあえて投げてはこないでしょって思ったからほとんど練習しなかった。んでゴーストルールは、

ネトストが怖いから身内鯖にしか共有しなかった秘匿リザルトだよ~ん

 まあこんな感じだったしもういいやって放置。むしろ投げて貰ったら実質自選2曲でハッピーじゃん。

 だから問題になったのは残りの2つ。ヒバナロストワンの号哭なんだよね。

 

 まずヒバナ!!最初の乱打落としたらそこからぜんぶ崩れて一気にGREAT20個とか余裕で出る!!5鍵むずい!!後半鬼!!特に片手でホールド+フリック連射しながらもう片方でひたすら8分叩く配置が本当に無理!!

 次にロストワンの号哭!!やばいグレ出る!!譜面の判定ずれ過ぎ!!-0.6ぐらいしないとまともに捌けない!!というかそもそも全体的に配置がおかしいしこんなの譜面の体を成してないじゃ~ん!!

うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!

 ……ごめんごめん。取り乱しちゃった。

 まあそのあと落ち着いて当日できそうな対策を考えたからここに書いとくね。まずヒバナは最初がとんでもないからこういう運指をする。

BLUE=LEFT, PURPLE=RIGHT(INDEX-F), PINK=RIGHT(MIDDLE-F).

 右手人差し指から入ったらそれを内側に寄せるのがうまくいかなくてそこから大事故、って感じだったから最初から中指で入ることにした。左手は一本でいい。とりあえずこの方法使ったら20グレも出るような事故はなくなったから本番も投げられたらこれかな~という感じになった。

LIGHTBLUE=LEFT(MIDDLE-F), BLUE=LEFT(INDEX-F), PURPLE=RIGHT(INDEX-F), PINK=RIGHT(MIDDLE-F).

 次にこの配置だけど外向きフリックの直後にTAPが飛んでくるのがおバカだからこんな感じで使う指が切り替わる処理になるのかなーと思った。実際これで勝率100%ではないけど高確率で取れるようになったからこんなところ。

 ロストワンはどうしようねえ~~~~~とりあえず何回かやってみたけどぜんぜんいい感じにならなかったしとりあえず本番で来たら判定を-0.6してなんとか7グレ程度でフルコン出来るように頑張るぐらいだね。他選対策はまあこんなところ。

1.4 自選曲対策

 肝心かなめの自選曲。事前のリサーチによりセリナちゃんはプロセカの譜面をほぼ忘却していることが判明。そうなったら何でも刺さりそうじゃない?って思うかもしれないけどさ。

 ……それは流石に相手を舐めすぎというか。多分31以上は対策してくる。譜面見てくる。そうなったらそのあたりの曲は使いようがない。かといって、30以下の低難度は本番で使って差が開くほどの譜面がほとんどない。

 ならどうする?答えは1つしかない。それは「相手が本番で絶対できない30以下の譜面を頑張って見つける」ただそれだけ。で、その縛りで選んだおじさん'sセレクションは~~~~これだ!!

ハッピーで埋め尽くそう(あたらしいSDGs)

 難易度30。その割にはトリッキーな配置。コロコロと切り替わるリズム、荒ぶるフリック、外れるスライド...…これだ、これしかない!

 そう思ったおじさんは出来る限り毎日この曲を触ることにしたのだった。元々苦手でランクマでも苦しめられてた方の曲だったからそこそこ練習が必要だった。でも最終的には毎日AP出来るぐらいにはなってたしコツコツやるのって大事だねえ。

 てなわけで本番、いってみよー!

1.5 本番

 判定を調整したら*3まずは課題曲。セリナちゃんがジャンキーを落として私がBNDを落としたからオルターエゴに決定。まあ、耐えはするかなあ……

 次にドキドキワクワクの自選曲発表...…ドン!

ボード及び発表はお互いの担任の先生に代行してもらったよ。おじさんのとこの先生が黒板に書いた「ロウワーは28」の文字列が輝く...…!

 

 

 ヒ、ヒバナ...…

 

 

 

うっ、うわああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

 死んでください死んでください死んでください!!!!

 

 ……ごめんね。また取り乱しちゃった。とりあえず問題のヒバナは2曲目だからまずは1曲目のオルターエゴで肩慣らし。緊張とオタクくんたちの熱気でだいぶあったまってきたので上はあのTシャツだけ!こっちの自選はハピハロだぞ~ セリナちゃんよ、卑怯とはEm(イーマイナー)...…

おっ、耐えた!!

 よしよし。1曲目はおじさん耐えたぞお~。まあ正直2グレってだいぶ危ない結果だし相手のミスに助けられてる感は否めないんだけどね……それじゃ2曲目、行こっか。

 ヒバナのコツ。開幕の乱打は右手は中指から入る。後半の8分のラッシュはちゃんと指を4本使う...…!

きた!耐えた!耐えた!

 やった~~~~!!!!

 6グレフルコンボでどうにか守り切った。相手が2回BADを出してくれたおかげとも言うのかもね。ともあれこれで2点リードした状態で自選曲のHappy Halloweenに突入。ふっふっふ~……おじさんの本気の選曲、喰らえ!!

ここでさらに15点プラス!

 セリナちゃんの3曲目での失点は16点。対して、私のトータルでの失点は9点...…決まった!この勝負、私の勝ちぃ~!!!!

 まあ感想としては「課題曲をそれなりに耐える」「他選曲の山を当てる」「自選曲で確実に刺す」の3つが全部出来たから100点中95点ぐらいの試合運びができたかなというとこだね。残り5点は3曲ともAP出来なかったから芸術点が足りないなあっていう若干の口惜しさ。

 みんな気になってるだろう練習時間だけど、実はそんなにしてない。私もこう見えて忙しくて、なんか水着で軍需工場行って自爆兵の親玉倒してきてとか言われて大変だった。だからこっちはあまり真面目にやってなかったけど結局適当で勝っちゃったなあ。まあこのゲームどんなに忙しくても毎日やってるしこのぐらいのお釣りがついてもいいよね。

 一方のセリナちゃんも国試対策と他部門対策で忙しくてなかなかこっちに手が回らなかったみたいで、その意味ではおじさんも本気のセリナちゃんの相手はできてなかったかもしれない(というか従軍医としてあんなに出来る子なのにまだ無免許だったのか……)。

 あとセリナちゃんはボルテでインペリアルⅢの愛清フウカちゃんにボコされてたらしい。でもオンゲキでノアちゃんを完全に封殺してたの本当に怖かった。課題曲のIn Chaosはおじさんがノアちゃん有利になるように決めたのに被弾付き理論値で破壊しちゃうし、2曲の他選も両方返してTitaniaは自己ベ更新。化け物でしかないよお~

 まあそんなこんなでプロセカ部門は以上。次はオンゲキ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 みんなもっとプロセカを、遊んでね

2.オンゲキ部門(VS赤司ジュンコ)

 いやあ~……おじさん、プロセカでヒャッハーしちゃって、疲れちゃったなあ……そうだ、あそこの木の下でひと眠りしよう

 

 

この木 なんの木 おじさんが寝るための木

 むにゃあ……いちごドデカミンは……うひひ...…

 

 

 「あああああああーーーーーっ!?!?!?!?!?!?」

 

 

 なんかすっごい声が聞こえたんだけど……と思って叫び声がした方を見たらカンカンの女の子が。何のことかなって思って目をこすったらその女の子の怒りの叫びは明らかにおじさんの方に向かってた!

お団子の恨みいいいいいい!!!!!!

 「ねえ!そこのアンタ!私のお団子勝手に食べたでしょ!」

 「うえっ!?おじさん、ここで寝てただけだけど~!?」

 「寝てただけ!?馬鹿なこと言わないでよ!!ほらそこの風呂敷の上に私お団子置いてたの!!」

 「あ~……言われてみればそんなのあったし……誰も取らないみたいだから食べちゃった☆」

 「やっぱり!!こうなったら弁償してもらうから!!今度の部内戦!オンゲキ部門の相手はあんただから!!そこで勝負して私が勝ったら百夜堂の新作お菓子おごってもらうから!!」

 

 ……なんだか、嵐みたいな落ち着かない子だった。にしても、「オンゲキ勝負で勝ったら」お菓子を奢らせるだなんて随分置きにいってるなあ……ってあれ?あの子って確か...…

2.1 マッチングヤバい!!

16.60VS16.70。やや格差気味かもしれない。

 ……やっぱり!宿星審判が上手いあの子だ!実はオンゲキのフレンドだったから相手のスコアを一通り確認することは出来たんだけど、まあどれも隙がないというか……京音のオンゲキ人口が少な目なことを考えても強い子に当たっちゃったな……

 でもこのまんまだとお菓子強制奢りコースだ。おじさん、柴関のラーメンをシロコちゃんたちに奢ったりはするけど何よりゲヘナ美食研究会の子と百夜堂の新作お菓子を片っ端から食べるなんてお金がいくらあっても足りないよお~>ロ<

 ……練習、しよう。

2.2 課題曲対策

 まず課題曲なんだけど、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

 

 なんでこう偏るかなあ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!

 まずバンキシャ!!いくらなんでもベルの数が多すぎる!!全体的に全押しばっかりな上にラス殺しが鬼すぎる!!どうなってるの!?

 次にバトワン!!やばい!!いくらなんでも譜面の属性が多すぎて何がなんだかわからない!!それに最後はほんとに何!?エイムが外れる!!おじさんのちいさい手じゃノーツを拾いきれない!!

 そしてClimax!!!!!!!!この曲に至ってはほんとに何なの!?!?!?全編全押しとフリックとベルの雨あられ特に後半の配置はほんとに何がどうなれば変な巻き込みや無反応を起こさないで無事に済むわけ~~~~~~!?!?!?!?!?!?!?

うえええええええええええええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(2回目)

 課題曲を指定したノアちゃん曰く「いずれもバランスよくオンゲキの地力が問われる総合力譜面となるように設定しました」って言ってるけどおじさんは手が小さいからとにかく全押しが出来ないと話にならない譜面しか揃ってないようにしか見えなかった……ううっ、あの子は身長160はあるっぽかったしジュンコちゃんもいっつもお団子食べてるおかげで手が大きそうだからおわりだよ~

 まあでもキヴォトスには「課題曲って課題なんだぞ?甘えんなよ」って格言があるし、文句ばっかり言ってもなんにも始まらないよね。というわけで練習~

 

バンキシャ 3曲の中では一番取っつきやすい印象だった

 最初にSSS+が出たのはバンキシャだった。ジュンコちゃんは課題曲を既に全てSSS+で埋めてたみたいだから、まずはそれに追いつくことから始まった感じ。おじさんが放浪と眼福のために色んな場所に行っても、そこのゲームセンターには必ず足を運んだ。

 だからこのリザルトが出たのは確かブラックマーケット近くのゲーセンだったと思う。元々はグルミクってゲームの女の子を眺めるために行ったんだけど、まあそこのメンテが良くてね、「課題曲を詰めるなら今しかない!」ってことで頑張った。

 でもこれを本番を再現するのは厳しいなあと思った。正直、よほど強く意識しない限り最低1~2個のベルを取りこぼしてしまう時点でかなり怪しい。このときはたまたまFBだったんだけど、それでもある程度冴えた頭でやらなきゃダメみたいだ。

 この「冴えた頭」ってのが問題で。おじさん、実は試合予定日の前日にはアビドスの借金を返すために頭脳労働に従事しなきゃいけなくて...…それも結構な長丁場だから当日のコンディションを良くするのも大変だなあって思った。

 でもおじさんも慣れたもんで、この頭脳労働の日は3時間睡眠とかになっちゃうけどそれでも翌日の2時とか3時とかまで普通に起きれる体になっちゃって...…慣れって怖い、これが「成長し続ける身体」か……

違う、そういうことじゃない

バトワン。予想に反して課題曲中一番の得意に

 次にSSS+に乗ったのはバトワンだった。これもブラックマーケット郊外のゲーセンだったかなあ……いやあね、詰め始めた頃は「いやこれおじさんには無理でしょ」って思ってたけど、いっぱいやってみたら意外に伸びが良くって。結局一番出来る曲になっちゃった。

 再現性も普通にあると思ったね。確かに覚えることは多くて大変だけど、全部理解出来ちゃったら当日の冴えとか調子とかに左右される要素はほとんどないから、これがルーレットで選ばれたら普通に勝てるかもよ、というふうには思った。実際、ジュンコちゃんはこれが一番出来なかったらしく...…

 でも、おじさんにとっては一番キツいのはClimaxなんだ。ジュンコちゃんはこれが一番出来るらしいけどさ、おじさんはまず手の大きさが違うんだ。人差し指を1ボタンに置いたら薬指で3ボタンが押せない。だから6k譜面は親指を使わなきゃ攻略出来ない。そんな人にあんな過剰全押し譜面を課したらどうなっちゃうと思う...…?

Climax 君はおじさんの逆鱗に触れた

 ……終わり。

 被弾したとかじゃない。実力でSSS+を掴み切れなかった。ぢっと手を見る。ほんとに小さい。これが今まで、ずっと鍵盤から逃げ続けた臆病な人間の手だと思うと、辛くて涙がちょちょぎれた。プロセカ部門で戦ったセリナちゃんはそんな私よりもさらに手が小さかったのに、それでも諦めずにマジパニと向き合おうとしてる。見上げたもんだよ。

薄情なもの それはボーダーライン

 でもおじさん、なんとかはしないとなって思ってもうちょっとだけ頑張った。伸びたのはわずかに45点。いいじゃんか、十分じゃんか、これでSSS+で揃ったんだから。でもこれが当たったら本当に八方ふさがりだねえ...…そう思いながら、おじさんはゲームセンターを後にした。

2.3 自選曲選びと他選曲

 今回は勝ち点制。ということは、課題曲でClimaxが来なければ自選と課題だけで勝てるかもしれないってこと。それなら選曲制限が15.2とかいう異常値で無限に詰めなければならない苦手譜面が残る他選曲対策を頑張るのは下策だよね、ということで今回は他選曲対策を一切やらないという方針を取って、その分のリソースは自選曲対策に回した(実際、他選対策ガチったらそれだけで百夜堂での予算を超えそうだし……)。

 それで自選曲対策なんだけど、おじさんにはこういう場でやってみたいことがあって。

一番上のカードだけ見たらGarakuta Doll Play

 おじさん、こういう場は真剣勝負の場でもあるけど、同時にお祭りの場でもあると思うんだ。実際セリナちゃんとか、それこそジュンコちゃんが色んな機種に出ていくのもそういう面を楽しみたいからだと思う。おじさんはそれに対してたくさんの機種の対策を抱えるのが辛くてそれなら寝た方が楽しいって感じだから毎回出場機種は絞っちゃうんだけど、この「お祭り」の要素を忘れちゃったらそれこそこの部内戦自体がしんどいものになっちゃうんじゃないかなあ……って感想を抱いたわけ。

 でもこの頭にあるJOKERのカードを使うわけじゃない。もちろん、このトランプカードが入ってるケースでジュンコちゃんの頭を叩いて気絶させて勝つとかそんな汚いこともしない。おじさんがやりたかったのは、そう...…

 

 

 ……こういうこと、なんだよね。

2.4 本番

 まずはどきどきの課題曲ルーレット。「1」が当たらなかったからとりあえずClimaxが外れたことには安堵した。でも一番当てにしてたBATTLE NO.1は当たんなくて、結局来たのは微妙枠のWorld Vanquisher。本番ゲーセンに来てから1回練習したけどその時のスコアは1003k乗る程度だったし、不安しかない……!

 まずは自選から始まった。おじさんがさっき出した画像の意味が分かる人、いたかな~?正解はね~、これ!

Yes Your Majesty, I cut out my heart for you...

 そう。ジュンコちゃんは私が14以上の高難度譜面、例えばTempestissimoとかしとしとととか。そういう譜面を投げてくると思ってたらしいんだけど。まあ昔の、「追い込まれてた頃」のおじさんならそうしてたかもしれない。でも今のおじさんには遊べるだけの心の余裕があるから……!

 さあジュンコちゃん!おじさんにその心臓、捧げちゃって!

 ……って、意気込むまでは良かったんだけどなあ~……

1P 小鳥遊ホシノ

2P 赤司ジュンコ

 まさかの同点。しかも内訳まで、全部一緒。こんなことある??????????????????????

 いやいやでもこれはマズい。おじさんの「自選と課題だけ取って勝つ」最強の省エネ作戦が...…!そして他選曲は苦手なドンファイ。

 「いい?小鳥遊ホシノ。アンタと私がやるのはプロジェクトセカイじゃない。オンゲキなのよ!!」

 怖い!!おじさんはジュンコちゃんが怖い!!

ざんねん

 ……まあ、こうなるよねえ。でもこれ、おじさん的には上手くいった方。特に終盤の拘束4k地帯がAB通過できたのが初めてで、その時は上手いと思った。でも相手がもっとうまいから、もうダメ。

 深海魚になったおじさん。もう後がない。課題曲を、取るしかない。そう思ってジュンコちゃんの画面を見たらなんとバンキシャのスコアがおじさんのものより100点低いことが判明。さらに「期間中はClimax以外鳥プラ出せなくて...…」とも言った。これはもしかして、もしかしてが...…?

アビドスの対策委員長、立つ―――

 あった!!なんとか1-1に、引き分けに持ち込めた...…良かった、良かった……*4

 でも全体を振り返って思うのは、私はただ運が良かっただけっていうこと。自選曲を引き分けという今回の部内戦全体でも珍事に数えられる結果になったとはいえ、落としたことは事実。もっと精度をしっかり詰めるべきだったよね。

 でもこういうときに「あそこでHIT出さなかったら..…」とか「もっと精度よくやれたら...…」とか思っても、結局たらればはたられば。勝負に絶対なんてないし、100回戦って100回勝てるようなヌルゲーなんて私達はやってない。だとしたら、たった一度しかない勝負の場で、たらればなんて言わせない、考えさせない強さを見せる。それが勝負で一番大切なことのはずなのに。

 それを出すことをおじさんは今まで京音で身につけてきたと思ってるけど、オンゲキに関しては本当にまだまだだなって思った。もっと先に進まなくちゃ。私、まだやれる。やらせてほしい。例えば、そうだなあ...…

 

 次の都で、もっと強い人に出会えたら。

3.おわりに

 最後におじさんのこの手の勝負事に関する持論を述べて終わろうと思うんだけど、みんなは自選とか他選とか、どうやって選んでる?どうやって対策してる?好きな曲を投げる?自分が出来ない曲をとりあえずでやってる?

 でも本当に相手に絞った対策がしたいとなったらまた選び方も変わってくるはず。そうなった時に対戦相手の「心を読む」ことで相手がやってないような曲を投げようという発想になっちゃうかもしれないけど、おじさんはこの「心を読む」については思うことがあるというか。

 もちろん、この手の対戦が上手い人なら心得ていることだけど、自分の心って自分にしか分からないよね。だから他人の心を読むことなんて初めから出来ない。でもおじさんは今回の対戦相手の両方に「対策してない曲」を投げることが出来た。それは心を読んだからじゃなくて、「相手のことをちゃんと見た」からなんだよね。

 先生は小学校の頃に「貌言視聴思」っていう陽明学の考え方を学んだみたいなんだけど、これっていわゆる「善く生きる」ための教えなのに先生はどうやら処世術という形で吸収しちゃったらしい。それは良くないでしょって私も思ったけど、今回はこれを使って相手の心を読むに近いことをした。

 「貌」。これは見た目のこと。セリナちゃんもジュンコちゃんも嘘はつかなさそうな見た目だったから、相手はあんまりこっちをだますつもりでSNSに色々書かないだろうなという予想が立った。特にジュンコちゃんは「自選と課題だけ練習する」と言ってきてたので、私はこれを信じて自分が好きな曲を詰めることにした。

 つぎに「言」。言葉そのものよりも口ぶりだね。これも上に同じ。誠実そうだな、嘘は言わなさそうだなと。ジュンコちゃんもおじさんがお団子を勝手に食べた時はキレてたけど、普段からって感じでもなかったし……

 さらに「視」。目つきね。これは今回はあんまり関係ないかな。

 そして「聴」。これも関係ない。

 最後に「思」。これが一番大事なんじゃないかなあ。対戦相手がどんなことを言ってるのか、どんなことを思って過ごしてるのか……ここだよね。セリナちゃんはプロセカよりも他のゲームのほうが好きそうだった。だからすぐに私が知る一番プロセカらしい30を投げようって決めた。逆にジュンコちゃんはオンゲキがお団子よりも好きそうだった。だから「刺す」感じの選曲は諦めるしかなかった。

 こんな感じかな。以上、対戦相手のことをじっと観察するだけで割とこの手の予想はつくよって話。嘘をつける人は初めからつくし、つけない人は全然つけない。それと対戦相手のツイートは頻繁に確認しようね。相手が何を対策してるか、何を思ってるかをずっと見てけば自分が立てた作戦の正しさをリアルタイムで確認できると思うから。

 まあ長々と喋っちゃったけどこんな感じ。あと先生、おじさんと一緒でもう歳なのに運営お疲れ様。ありがと、それじゃ。

 

 文責:小鳥遊ホシノ

*1:ここにそのリンク貼ろうとしたけど消えてて泣

*2:実際には譜面定数は設定されていないため、仮想の定数であることに注意

*3:ここさらっと書いてるけどプロセカの試合では一番重要なポイントだよん

*4:ジュンコちゃんはこのあとオンゲキ部門で勝ちもしたし負けもした。恐らく、一回の部内戦の単一部門で勝ち、負け、引き分けを全て得た京音史上唯一のプレイヤー