うえっふぃー、計画を完遂する。

1ヶ月。800クレジット。その他素敵なもの諸々。全部まぜるとむっちゃかわいい女の子ができる___らしい。*1

 

 ごきげんよう。毎度おなじみ、京音ドールオーナー部部長のうえっふぃーだ。この京音メンバーの日記にもたくさん記事をあげてきたから、そろそろアイデンティティを確立することができたろうか?

この記事はタイトルからわかるかもしれないが、私のドールにまつわる例の計画・・・そう・・・アー、ちゃんとした名前を付けてなかった。まあ「対立ちゃん再現計画」の実現に向けたシリーズの最終回だ。ドールお迎えの経緯やこれまでの計画については以下の記事を参照されたし。

え?前回だけ話し方が違う?うーん・・・あるとすればアイツのせいだな。

 

keionkakimasen.hatenadiary.com

 

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さいごのパーツ

服が届きました。

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左の袋に入っているのはヘッドドレスとソックス

受注生産、さらに春節が重なったこともあり、結構待った。注文をしたのはドール素体を頼んだ時とほぼ同時(すなわち、ドール記事シリーズの1作目が出たあたり)だから、ちょうど1ヶ月くらいだ。まあ商品ページに納品まで3~4週かかるってかいてあったんだけど。

というわけで、さっそくこれをお人形に着せt・・・

 

「お待ちなさいまし!!!!!」

 

こ、この声は・・・!?

 

「色移り対策なしでドールに黒い服を着せるなんて言語道断ですわ!」

 

色移り?

色移りって・・・なんか色の濃い服と薄い服を一緒に選択しちゃダメとかいう・・・あれか?

 

「その通りですわ」

 

しかし、ドールは洗濯するものでは無いし、どうして・・・

 

「甘いですわ!ドールは服を着せておくだけで肌に直接色が移るのですわ!」

 

な、なんだってー!

 

調べてみると、確かにドールオーナーの悲鳴とともに色がついてしまったドールの写真がたくさん上がっている。今回私が迎えたDDのようなソフトビニール製(ソフビ)は特に色移りしやすいらしい。

 

「厄介なことに、一度移ってしまったら基本的には取れないのですわ・・・」

 

どうやらドールの表面と服の染料が化学的な反応を起こし、色素が組織の深くまで浸透してしまうようで、ティッシュでこすってとれるとかそんな代物ではないようだ。専用の薬剤まであるらしい(それでも完全には消えないという声も)

 

恐ろしい事実である。これは何かしらの対策をせねばなるまい。*2

 

色移り対策をしよう1

「色移りの対策には大きく分けて2種類ありますわ。①服と肌の間に何かしらを挟む方法と、②服そのものの色移りの原因を何とかする方法ですわ」

 

ふむふむ・・・詳しく調べてみよう

 

「①は、具体的には黒い服の下に白いシャツを着たり、ボディタイツを着たりすることですわね。せっかくなので用意してさしあげましたわ」

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そう。前編で人形が何故か着ていた白シャツはこのためにあったのだ。

おお、これがあれば安心だ!

 

「ボディタイツは手や頭まではカバーできませんし、貫通して色が移った報告もありますから過信は禁物ですわ」

 

おおこわ・・・黒い靴もしっかり白い靴下の上から履かせて・・・と

 

「ウィッグのキャップ部分やアクセサリーは盲点になりがちですわ」

 

うむ・・・気を付けることが多いな・・・

上半身はシャツ、下半身は・・・パニエのゴムの部分の下にシャツをインすればなんとかなりそうだ。

 

一旦着せてみる

②の対策の方はちょっと時間がかかるっぽいので、とりあえず①の対策だけして着せてみることにした。流石に着せてすぐ色が移るってものでもないらしい。

というわけでボディタイツを着せるためいったん全部脱がす。

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少女更衣中・・・

そういえば、はじめてドールを迎えたときも下着やらを着せたが、今回は「脱がせる」作業なのであの時よりもドキドキする・・・。落ち着け、相手は人形であるぞ。

 

「・・・」

 

全部脱がせたらタイツを着せ、その上からショーツとシャツを着せる。そして、今まで着ていた白いスリップドレスの代わりに黒ドレスを着せてやると・・・

 

 

できた。

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想像してたより対立ちゃんしてる

えっなにこの子かわいい・・・パァァ(昇天)

 

「ちょっとちょっと、まだ終わっていませんわよ」

 

そうでした。感想については後で詳しく。

 

色移り対策をしよう2

服そのものの色移りの原因を何とかするとは言っても、いったい何を・・・?

 

「簡単ですわ。お洋服を洗濯すればよいのですわ」

 

どうやら先に余分な染料を落としてしまおうという魂胆らしい。なるほど。

 

「基本はつけおき洗いですわ。お洋服はとってもデリケートですから、すすぎも最小限で、とっても優しくですのよ・・・30~35℃くらいのお湯でやるといいらしいですわ*3

 

「あと、そもそも水につけて大丈夫かどうかも確認しないといけませんわ」

 

今回の服は大丈夫そうだったので、また脱がせてお湯につけてみることに。

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どぼん。洗濯洗剤(中性)入りのお湯である。

しばらく様子を見る。色移りがヤバい服は、だんだん水が染まってくるらしい。試しに画像検索したら真っ黒に染まった水の画像があった・・・

 

 

 

こちらはせっかく着せてもらえた服をまた剥がれて不機嫌そうな人形。

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ごめんね。

 

 

 

~MANY HOURS LATER~

 

 

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間違い探しか?

「いったいいつまで漬けておくつもりですの?」

 

ネットを探し回っても書いてあることは結構バラバラで、1日とか書いてあったりなかったりする。でも一晩経って水の色に変化が見られなかったのですすいで干すことにした。水捨てるときに気づいたけどほんの少しだけ黒くなっていた気がする。

というか結局水は冷たくなってしまってたけどいいのかな・・・?

 

「干すときは陰干しですわ。服はあんまりきつく脱水してはいけませんわよ」

 

脱水しないでそのまま干すでもいいらしい。床びしょびしょになるやん。下になんか敷いとくか・・・

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ドール服用のハンガーとかないから何とか工夫するしかない

案外早く乾いた。

 

「貴方の部屋とっても乾燥してるのではなくってよ?」

 

うっ。

 

 

うえっふぃー流、再現の心得

色移り対策が一通り終わったところで、もう一度着せてあげた。

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さっきはごめんね

んん~~~~~~~~~~~~^^^^^^

 

これは失礼。

思っていたよりもいい仕上がりだ。前に65点を付けたメイクも今なら80点くらいあげられそう。愛着って大事。それにしても写真だと魅力が半分しか伝わりませんな・・・

 

感動もひとしおのところで、今回私がどのように服やアクセサリーを選んだかをちょっとだけ話しておこう。これは私がPSO2ファンタシースターオンライン2)*4というネトゲでずっとキャラ再現をやってきて培った経験からくるものである。

 まず前提としてここでの再現とは

「元ネタとは異なるものを使って、できるだけ元ネタに近づける」

ことである。元ネタと全く同じ服なんかを用意して着せることはここでは考えない。これは余談だが、先駆者を探して「Arcaea 対立 ドール」で検索したらガラクタドールプレイしか出てこなかった。*5探せばワンチャン服があるのかもしれないが、考えない。PSO2でも当然再現したいキャラの服なんて実装されているわけがないので(コラボしたなど例外はあるが)もともとあるものの中から近いものを選ぶしかないわけだ。*6

もちろん元ネタと違うものを使うわけだから100%一致させるということは不可能だ。*7

だから、雰囲気がそれっぽくなるようにするのが大事。結局は見た人が「ああ、このキャラか」とわかれば成功である。

さて、長くなってしまったが、以上を踏まえて実際に気を付けるべきポイントは以下の通り

1.服の形とベースの配色

2.(あれば)アイデンティティとなりうるアクセサリ

3.アクセントの色

 

1はまあ当然で、元がスカートならスカートを選び、元が黒い服なら黒い服を選ぶということである。服が単色じゃないなら、一番メインの色を基準に選ぶ。サブの色も一致するとなおよいくらいの心持ち。対立ちゃんは・・・通常、Axium、Grievousとかなんとかいろいろあるが、「黒いドレス」という共通項だけ抜き取ってそれを探す。

2は・・・あるキャラはあるんだけど対立ちゃんはちょっと難しい。頭に何かしら飾りがあればいいか程度に思っておく。(光ちゃんなら「赤い帽子」で分かりやすいのだが)

3は見逃されがちだが重要である。基本的にファッションが1色で統一されているキャラはレアで、一見真っ黒に思える対立ちゃんでもよく見るとアクセントとして水色やピンクが使われていることが分かる。

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参考資料

これらのポイントをもとに、今回は「へアドレス付きの黒いドレスセット」「水色リボンの髪飾り」をチョイスした。ドレスセットに加えてリボンがいい感じに雰囲気を再現していることが分かっていただけるだろうか・・・?え?わからない?そうか・・・

 

一つの終わり=新たな始まり

「退屈な自分語りは終わったかしら?」

 

なっ、まだいたのか・・・

 

「そういえば貴方、人形につける名前で悩んでましたわよね?私がぴったりな名前を考えて差し上げましたわ!」

 

何故そのことを・・・まあいいや、聞くだけ聞こうじゃないか

 

「今日からあの子の名前はフィーネですわ!」

 

フィーネ・・・fine?確か終わりとかいう意味があったはずだが、まだ初めてのドールなのにいったいどういうつもりだ?

 

「語感ですわ。もちろんそれだけじゃありませんけど。そうそう、次の子の名前ももう考えてありますのよ~」

 

待て待て、まだ私は二人目を迎えるとは一言も・・・行ってしまった。まだまだ聞きたいことがあるのに、逆に謎が増えてしまった。

 

こほん、いろいろと書いたがひとまずこれで私のドール記事シリーズは完結である。最後まで付き合ってくれて本当にありがとう。また何かドール関連で進展があればお知らせしよう。私の財布が死ななければいいのだが。

 

それでは、またどこかで。

 

 

 

 

 

*1:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA

*2:ここで初めて知ったかのように書いたが、実はドール記事前編「うえっふぃー、ドールを買う」にも色移りへの言及がある

*3:ネットにはたしかにこのようなことが書いてあったが、結構いろんなやりかたがあるみたいだからもしやろうとしてる人が他にいるなら自分で調べてみることを推奨する。

*4:国内最大級オンラインRPG

pso2.jp

*5:コスプレイヤーはいた

*6:ただし現実ではゲーム内と異なり自分で元ネタの服と同じ服を作るという選択肢が増える。相当な技術がいるので今回はパス

*7:個人的に6割似ていて普通、8割似ていたらとてもうまくいった再現である