おはようございます。限界院試受験生、わだつみです。
夏の院試まであとひと月ちょい(本命は冬)ということでいよいよギリギリを生きています。
前回は結局定期更新に失敗し申し訳ございませんでした。奇跡みたいな不運で書いてた記事が使えなくなり研究と試験に追われる4回生にはリカバリ不能でした。
(直前に3トピック分1本にまとめて投稿してたし、この後負債分でもう一本書くので許してください)
(2本目は会内向け企画のお誘いと前説を兼ねるので興味があれば是非)
本日は
○シン・ウルトラマンを(2ヶ月前に)見てきた話
をお送りします。ほぼ感想。
多分もうすぐ上映終わるけど行けるなら観に行ってくれ~~~観られなくても配信されたら観てくれ~~~~~
※※以下ネタバレ注意※※
<映画『シン・ウルトラマン』公式HP>
シン・ウルトラマンは、1966-7年に円谷プロダクションによって制作・放映された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』(とその前身『ウルトラQ』)を、現代の技術と世界観で再解釈・再構成した特撮映画である。『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野秀明氏と樋口真嗣氏が再びタッグを組み、その世界観にも類似点が見られるなど、名実ともに『シン・ゴジラ』の精神的続編であるといえる。
大学入学以降割と特撮熱が再燃している筆者だが、実をいうと『シン・ウルトラマン』にそれほどの期待を向けていたわけではなかった。『シン・ゴジラ』はあまり自分には強く刺さらなかったし、ウルトラシリーズも所謂「ニュージェネレーション」シリーズに入って以降はかなりご無沙汰、『Z』は辛うじて観ていた……といった具合であまりシリーズ自体に関心が向いていなかった。2ヶ月前の自分はそんな心持で劇場に向かい……見事にやられてしまった。
◇シン・ウルトラマンのここがすごい!(個人の感想です)◇
その1 構成
先述の通りシン・ウルトラマンはTV版『ウルトラマン』のリブートであり、TV版の中でも有名な数エピソードを繋ぎ合わせる形で構成されている。これが既に割ととんでもなくて、原作では別々の放送回のエピソードだったものを一つの映画として筋の通ったストーリーに整えている。単純なことに見えて、これが完璧にできる脚本家や監督がどれだけいるか……
ただ、筆者がうならされたのはそこだけではなくて。本作ではVFX、つまりCGとモーションキャプチャによるVisual Effects特撮がふんだんに利用されており、着ぐるみやスーツでは実現が難しい表現がどんどんお出しされてくる……のだが、その表現がぜんぜん被らないのだ。透明化、体の大部分を占める部位の回転、前面の皮膚しかないペラペラの体、人間のシルエットより細く長い手足……「VFXならでは」の造形や表現の数々が、原作の怪獣や宇宙人のイメージと矛盾することも、エピソードのチョイスや全体のストーリーを歪めることもなく手を変え品を変えて付与される。もうなんというか、本当に天才が作ってるんだなあ、と思うしかなかった。
その2 メフィラス
各種メディアでも引っ張りだこ、本作最大の人気株・山本耕史メフィラス。筆者も例に漏れず好きです。好きですねえ~~~(人間臭い非人間大好きクラブ会長・スキゾウ)
地球人類と契約を結び、上位存在としての認可を受ける(=“神”になる)ことを望んだメフィラス。彼とウルトラマンによって地球人類がウルトラマンと同等の巨人型生物兵器として運用可能なことが露見、滅びの道を歩みかけるわけですが……\?「パラディ島の悪魔を根絶やしにしろ!」/ 戦力としての地球人類を確保するだけなら如何様にもできるところを彼はわざわざ姿を晒し人類との取引を試みます。それは彼が地球を、人類の文化を好んでいたから……けれど、彼は“人間が”好きなわけではなかった。対比関係にある「神ではない」「人間が好きな」ウルトラマンの非人間性が強調されていることもあり、人間臭いのに絶対に人類と相容れない彼の魅力が際立っていたと思います。TV版でもウルトラマンに比肩する実力派宇宙人でありながら今までのウルトラシリーズではコミカルなキャラクター付けをされがちだったので、ストレートにウルトラマンのライバル的立ち位置にいたのも嬉しかったですね。
その3 米津玄師
歌がうますぎる。めっちゃカラオケ練習してるけど全然歌えない
以上、語りたいことは尽きないですがあとは一旦観てみていただきたい。
『シン・ウルトラマン』、配信されたら観てね!!!
(現行シリーズ『ウルトラマンデッカー』も今のところ手放しでお勧めできる出来だと思います。アマプラで配信中、YouTubeで見逃し配信もあり、よければこっちもよろしくね。)