vektroid.bandcamp.com

序文

こんばんは、前腕の筋肉の多さで記憶力が折れかけていますWatsonです。

イラスト生成AIの隆盛が著しい昨今、自分もイラスト生成AIを試していました。

Wombo Dream - "Sustainable Development Goals"

labs.openai.com

それでも自分で絵を描くことを通じた試行錯誤の中毒性やスキルを向上させる快感や達成感はAIには替えがたい体験だと思います。

 

イラストを続ける理由をこじつけたところで本題に入ります。

一般に、スキル向上には練習で得たトライアンドエラーを通した経験が不可欠です。いわゆるPDCAサイクルですね。

vaaaaanquish.jp

筆者はイラストのスキルを向上させたいですね。というわけでPDCAのDoとして、試しに何か描いてみようと思います。ついでにその工程を通じてclip studioのツールの理解も深めていきたいと思います。これを描く以前にも完成まで仕上げてはいないもののちょくちょくclip studioの練習はしてました。以下小目汚しを。

描くもの

解剖学的嗅ぎタバコ入れは、手の甲の長母指伸筋腱、長母指外転筋腱、短母指伸筋腱に挟まれた三角形の領域で、親指を掌から反らせ(外転)たときにできる窪みとして観察することができます。

この部位は筋肉が無く骨(舟状骨)や血管(橈骨動脈)にほぼ直接触れることから、舟状骨骨折*1の触診や脈拍の測定、人工透析時の血管の短絡路(シャント)の造設に使われたりします。

このように、キャッチーな名前の割に医療に役立っている部位でれっきとした解剖学用語です。

実際に、嗅ぎタバコを使うときは葉をここに入れるようです。

 

詳しくはこことかここを見てください。どこの馬の骨とも知れぬエアプよりよほど信頼できる記事です。

 

自分も例外ではなくこの名前にインパクトを受け、それが解剖学への興味を深めた理由の一つにまでなっています。

 

というわけで、解剖学的嗅ぎタバコ入れを描くことにしました。

解剖学的嗅ぎタバコ入れは画像赤丸の範囲を指します。

この画像作ってたら5時間溶けた

線の太さわからん凹凸わからんシュリンク選択の対象色わからん色混ぜツール初めて使うた灯台アイコン結局使うてへん

感想

初めてのカラーイラストにしてはよくやった方(自画自賛)だと思います。

指の描き込みで手を抜くことで、主題の解剖学的嗅ぎタバコ入れを強調できていますね。

指の甲の皺はもうちょい頑張れ爪の形デタラメすぎだろ手首平坦すぎない?

その部分は捨てました

展望

今後の課題として、描きたい部分以外でもディテールを描く気力を維持していくことも挙げられるでしょう。もちろん多くに注力しすぎてはいつまでも完成しないので、ある程度見切りをつける感覚の練習も要するでしょう。

また、このイラストは自分の左手をガン見しながら描いたものであり、今後の絵で自分の身体を資料に使えない構図が出たときにどう描くか不安が残ります。なので、書籍や3Dモデルを活用した資料調達も模索しようと思います。

今はこういった身体の部位の練習を通じてツールの理解を試みている段階にとどまっていますが、ゆくゆくはこれらのパーツを複合させた練習に取り掛かるとともに、人物イラストの完成を目指したいですね。

 

顔から逃げるな
いやだよあんな線がちょっと狂っただけで全体の印象がガラリと変わる敏感で重大な部位

*1:通常姿勢のレントゲン撮影で映らないことがある