皆様ご機嫌よう。前編から続きで来てくださった方、ありがとうございます。うえっふぃーでございます。後編では、DOMINAのフラッグシップともいえるBlade Rondoシリーズや、SECRET OF EDEN3部作など、前編で紹介できなかった残りのゲームを紹介してまいります。
評論会の詳細は前編で説明しておりますのでまだの方は以下のリンクからどうぞ。
keionkakimasen.hatenadiary.com
- ◆Blade Rondo(ブレードロンド)
- ◆GEMINOA(ジェミノア)
- ◆ERESIA(エレジア)
- ◆DILETTO(ディレット)
- ◆BRIGARE(ブリガーレ)
- ◆BREAD RONDO(ブレッドロンド)
- <おわりに>
◆Blade Rondo(ブレードロンド)
――さあ、その手にイデアの剣を!
・ゲーム仕様
プレイ人数:1~2人
所要時間:10~20分
・評価
手軽さ:☆☆
イラスト:☆☆☆☆☆
戦略性:☆☆☆☆☆
総合おすすめ度:☆☆☆☆
・ゲーム概要
ブレードロンド本体および本体と同サイズの拡張4つからなるタイマン型カードゲームです。プレイヤーは配られたカードから7枚を選んで戦います。バトルはターン制で、ターンが経過するごとに使えるコストが増えてゆき、より強いカードを使ったりコンボを決めることができるようになります。カードの種類も豊富で、物理攻撃や魔法攻撃のカードのほか、共に戦う配下を召喚するカードや相手の攻撃に反応して無効化するカードなど、1箱あたり実に20種類のカードが収録されています。(本体含めて5箱あるので全部でなんと100種類!)
拡張はそれ単体で遊べるほか、他の拡張と混ぜてより広いカードプールで対戦することも可能です。以下に拡張ごとの特徴を軽くまとめてみました。
1.blade Rondo(ブレードロンド)
初弾。ほぼすべての物理と一部の魔法(マナティックルピナス)がこわれている。初弾のカードが一番強いってマジ?
2.Night Theater(ナイトシアター)
昼夜の概念とドール属性が入る。カードパワーが控えめ。単体で遊ぶと丁度いい。ドールを3体集めると特殊勝利ができます。
3.Grim Garden(グリムガーデン)
金貨の概念が追加される。とっ散らかっています。鉈が強い。ディスペルワイスも強い。あとコンボが強い。えぇ・・・。
4.Frost Veil(フロストヴェイル)
凍結の概念が追加。凍結が強いのにカードパワーも高め。ここまでのカードで後攻3ターンキルができるようになった(実際に刺さるとは言ってない)
5.Lost Dream(ロストドリーム)
ソルフェージュとスピネル以外は良い難易度。最終弾で、ストーリーが完結する。ストーリーはソロプレイで見ることができます。ぼっちにも優しい設計。*1
・・・なんだか言いたい放題ですが、いいゲームであることに間違いはありません。ただ、やればやるほどめちゃくちゃ頭使うようになり、カード選びに時間がかかるようになっていきます。まあでも使うカードを選んでる時間も楽しいです。悩みだすとゲーム時間が伸びる伸びる・・・
[コメント]
・無限に遊べます
・カードが多いのでお気に入りの一枚が見つかるかも
・カードゲームオタクにおすすめ
・舞踏剣最高!一番好きなコスト2物理攻撃この攻撃の直
・カードにどの拡張かのマークつけてくれ*2
◆GEMINOA(ジェミノア)
――前世の記憶を呼び覚ませ。
・ゲーム仕様
プレイ人数:1~2人
所要時間:10~20分
・評価
手軽さ:☆☆☆
イラスト:☆☆☆☆
戦略性:☆☆☆☆
総合おすすめ度:☆☆☆☆
・ゲーム概要
ブレードロンドとはまた違ったスタイルのタイマンカードゲームです。あちらは自分で使うカードを選ぶのに対し、こちらは最初からデッキが決まっています。(絵柄は異なりますが内容は両者全く同じデッキでスタートします。)最初のデッキの中身はごちゃごちゃしているので、そこからカードを「破棄」していくことで望みのデッキへと変えていきましょう。まるでドミニオンだ
カードを7枚破棄するごとに、好きなカードを「昇華」させて毎ターン使うことができるようになったり、デッキが5枚以下になると強力な攻撃を繰り出せるようになるのでカードはどんどん破棄しましょう。
物理軸で攻めるもよし、魔法で削るもよし、配下を召喚して戦うもよし・・・意外と奥が深いゲームです。
[コメント]
・星鯨ルート*3だけは本当にやめたほうがいいです
・イラストアド高め
・二人までしか遊べないのが残念(仕様上仕方ない、というかそういうゲーム)
◆ERESIA(エレジア)
――決してそこに立ち入ってはならない。
・ゲーム仕様
プレイ人数:2~5人
所要時間:10~20分
・評価
手軽さ:☆☆☆
イラスト:☆☆☆
戦略性:☆☆☆
総合おすすめ度:☆☆☆☆
・ゲーム概要
プレイヤーは楽園で平和に暮らす学生となって、授業を受けたり研究をしたり習い事をしたりして成績を上げることを目指します。ところが、どうやら学校から遠く離れた「廃墟」には禁断の知識が眠っているようです。「鍵」をもって廃墟に行けば一気に成績が上がるかもしれません・・・。おっと、そんな抜け駆けは見過ごせませんね?学校で「密告」をすることで怪しいやつを連れ戻し、鍵を没収して成績を下げさせることができます。
真面目に成績を上げるも、人の目を盗んで廃墟に行くも、森でリンゴをやけ食いする*4もあなた次第。
これ最初カード使ったら図書館に戻らないと補充できないと思っててしんど~ってやってたんですけどルールよく見たらカード使うたびにカード引けるって書いてあって神ゲーになりました。
[コメント]
・めっちゃカード引けるのでいいゲーム
・成績のことIQって言うのやめよう(0でスタート10で勝利なので)*5
・あれは・・・鍵?
・イチオシはラティです
◆DILETTO(ディレット)
――その願い事の代償を支払うのは誰?
・ゲーム仕様
プレイ人数:2~5人
所要時間:10~20分
・評価
手軽さ:☆☆☆☆
イラスト:☆☆☆
戦略性:☆
総合おすすめ度:☆☆☆
・ゲーム概要
ひょんなことから悪魔に好きな願いを叶えてもらえることになったけど、誰かの魂が代価で必要らしい・・・。そうだ!校舎裏の精霊像には無限の魂が宿ってるらしいから、これを代価にすれば願い叶えたい放題・・・ってコト!?
自分の番になったら叶えてほしい願いを言って、コスト分カードをめくって精霊に代価を払ってもらいましょう。時々邪魔が入って支払いが滞り、3回ごとに悪魔が警告してきますが、悪魔もすぐに取り立てには来ません。でもさすがにいつまでもは待ってくれないので、その時は他の人にどうにかしてもらおう。
ゲームの性質上、自分の番が回ってくるたびに警告食らったり逆にやりたい放題できたりしちゃいます。ガチの運ゲーです。
[コメント]
・真紅の野心*6とったやつの勝ち
・くだらん計画*7
・BADはまりするし理不尽
・イチオシはラティです
◆BRIGARE(ブリガーレ)
――楽園崩壊まで残りわずか十二時間・・・
・ゲーム仕様
プレイ人数:2~5人
所要時間:15~30分
・評価
手軽さ:☆☆
イラスト:☆☆☆
戦略性:☆☆
総合おすすめ度:☆☆
・ゲーム概要
DOMINA初の協力型ボードゲーム。楽園転覆を企てる異端者の計画を何としてでも阻止しましょう。学校から廃墟までの各エリア(エレジアと同じ編成)には、敵カードとサポートカードがランダムに裏向きで配置されています。最終的に各エリアに存在する敵の攻撃力合計が、そのエリアの防御力以下ならプレイヤー側の勝利となります。(一つでも敵の攻撃力が上回っているエリアがあると敗北)
ただし、楽園崩壊まで十二時間とある通り、使い終わって捨て札に置かれたカードが12枚になるとそこでゲームが終了してしまいます*8。それまでに力を合わせて敵を見つけ、防御力を上げていきましょう。
鍵となるのは各キャラクターに備わった固有能力うまく使うことと、プレイごとに一つ選ばれるクエストを成功させ、ボーナスをもらうことです。結構ぎりぎり勝てるかどうかみたいな難易度なので良く出来てます。
[コメント]
・敵をめくるゲーム、ソフィー*9は仕事しない
・結局運ゲー
・まあまあ
・イチオシはラティです
◆BREAD RONDO(ブレッドロンド)
――パンを制する者は戦いを制す。
・ゲーム仕様
プレイ人数:1~2人
所要時間:10~20分
・評価
手軽さ:☆☆☆
イラスト:☆☆☆☆
戦略性:☆
総合おすすめ度:☆☆
・ゲーム概要
DOMINA GAMESのBlade Rondoがあのまじかる☆ベーカリーシリーズとコラボレーション!ブレードロンドの真剣勝負にパン焼き要素を追加した斬新なゲーム・・・なのですが、正直パンが相当強く、またゲームが早く終わるように一部のカードが調整されているのでまあまあな運ゲーと化してしまいました。プレイヤーはターン開始時にダイスを振ってオーブンの火力を上げることができ、火力が10に達するとパンが一つ焼けます。パンには往々にして強力な効果がついているので積極的に焼いていきましょう。そのほかの基本的なシステムはブレードロンドと大体同じです(ただし手札は5枚でライフは10)
[コメント]
・ブレードロンドだと思って~た~ら~まじかるベーカリーでした~~~チックショーーー!!
・まじかるベーカリーよりパンが焼ける
・一生懸命手札を考えてより強いパンを焼いたほうの勝ち
・手札5枚はきち~
<おわりに>
以上、前編と合わせ実に12種類ものゲームを紹介させていただきました。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
コメントとか本当にみんな好き放題言ってますが、好みが違ったりするだけでなんだかんだどのゲームも面白いことには変わりありません。今回紹介させていただいたゲームは各種通販サイトやイエローサブマリンの店舗などにて販売されておりますので、興味のある方はぜひ、どれか一つ実際に手に取ってみることをお勧めします*10。私はコレクター癖があるので全部買っちゃいましたがね。
そう言えば、11月末のゲームマーケット2021秋にて、DOMINA GAMESの新作「Lemures(レムレース)」が発売されるようですね。私はもちろん現地に行って買ってきます。ついでにカレンダーももらえてうれしいね~
ここに、魂の還る場所はあるのだろうか
— DOMINA (@DominaGames) 2021年10月28日
1〜2人用超難関ダンジョン攻略ボードゲーム「Lemures」(レムレース)を #ゲームマーケット2021秋 (11/20.21、東京ビッグサイト)にて先行発売!会場では2022年オリジナルカレンダーをプレゼント🎁
エリアA05でお待ちしております☺️https://t.co/823VKMv8C8 pic.twitter.com/BMn994oL2K
↑DOMINA公式ページはこちらから
最後になりましたが、DOMINA GAMES様、素晴らしいゲームをありがとうございます。いろんなこと書きましたが、いつも楽しく遊ばせてもらっております。ゲムマ行くので私の分も残しておいてください。
そして、今回私とDOMINAのゲーム全部一緒に遊んで、レビューと編集に協力してくださった御三方にも、この場を借りてお礼申し上げます。
この記事について意見などありましたら是非コメント・・・コメント欄ある?なかったら京音のTwitterにでも突撃してください。(私が責任を取ります)
次はMAGIのボドゲでもレビューしようかな。
2023/12/5 追記
なんと、この記事の続編が出ました。
以下のリンクからどうぞ。
keionkakimasen.hatenadiary.com
*1:私はぼっちではないのでまだソロプレイやってません。ごめんね
*2:カードには通し番号がついているのでそれを見れば一応どの拡張のカードなのかは分かります。
*3:超重いコストを用意して特殊勝利を目指すルート
*4:真面目に成績上げるよりも効率がいい(なんで?)けど密告に弱い
*5:偏差値って言われてた時もあった
*6:ゲーム終了時に手札に高コストの願いを一番多く持っていた人が取れるボーナス点。まあまあでかい。
*7:誰かが言い出して流行した。正しくは「黒い計画」
*8:全プレイヤーで共有されます。つまり、全員合わせて12回行動(カード効果による例外アリ)するとゲームが終わります。
*9:一枚だけ存在するサポートカード。強力なサポート効果を持つが、いつも最後までめくれない