DOMINA GAMESボドゲ(勝手に)大評論会【前編】

皆様ご機嫌よう、京音ボードゲーム部のうえっふぃーでございます。定期更新が遅れて大変申し訳ありません*1。私としたことが、更新スケジュールが更新されてからなかなか書けておりませんでした。

さて、今回はついにドミナコレクターである私主催のDOMINA全部やる会が開催できました(この企画夏休みのやりたいことリストに既にあった)ので、DOMINAのゲーム全部やって全部感想書きました。

 

企画の説明と評価基準

私と普段一緒にボドゲをやってくれる3人と一緒に順番にDOMINAのゲームをやり、「手軽さ」「イラスト」「戦略性」の観点から評価し、総合的な評価とみんなのコメントを掲載しました。各ゲームについての大まかな内容も付けたので、DOMINA遊んだことある人もない人も是非見ていってください。

※本記事における評価は①あくまで我々の主観であり、②DOMINAボドゲ内での相対評価であります。*2

プレイ人数と所要時間はパッケージに書いてあるもの。*3評価は5段階です。

 

「手軽さ」

純粋なプレイ時間の長短だけでなく、ルールやゲームシステムの理解しやすさなども考慮したうえで決めています。星が多いほど手軽で、逆に星が少ないものは時間がかかるやや複雑なゲームということを表します。別に星が少ないとよくないとかじゃないです。

 

「イラスト」

同人ボドゲにおいてカードイラストは重要な要素の一つです。*4もちろんDOMINAのゲームでイラストが悪いものなんて存在しませんが、特に気に入っているもの、おすすめのものにより多くの星を付けています。あと、収録されているイラストが多いと星が増える傾向にあります。

 

「戦略性」

星が多いほど頭を使って考える要素が多いことを、逆に少ないほど運による要素が強いことを表します。手軽さとも関係があるかもしれません。これも星が少ないからといってつまらないのとはあんまり関係がないです。ところで運ゲーが多くないか?

Latria(ラトリア)

――古代バビロニア占星術

・ゲーム仕様

プレイ人数:3~7人

所要時間:10~20分

・評価

手軽さ:☆☆☆☆

イラスト:☆☆

戦略性:☆

 

総合おすすめ度:☆☆☆

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プレイ中の様子。場の1枚と、それぞれが出したカードをみて勝敗を決める。写真では青の北極星が勝ち・・・と思いきや、蝕が発生しているので月の勝ちです。

 

・ゲーム概要

DOMINAの一番最初のゲーム。なんと現在絶版となっております。*5

内容は、1枚ごとに違う数字の書かれた「太陽」「月」「北極星」の三種のカードを使い、全員で一斉にカードを出してそれぞれの種類の数字の合計を競います。手札はドラフトで決めるのでどんなカードが出回っているのかは一応わかる・・・はずですが、いかんせんカードが多いので覚えきれるはずもなく。結局UNOみたいなパーティゲームと化しています。考えることが少なくて楽だね。とりあえず、でかい数字が強いってことだけ知っておけば大丈夫

おっと、「蝕」にはご注意を。これが出ると場のカードと同じ種類のカードは強さを失ってしまいますから。

 

[コメント]

・絵はいいけど絵の種類が少ないのがちょっと残念、まあ古いゲームだし

・蝕がえっち

・再販して♡

・最後に行くにしたがって(出せるカードの選択肢が少なくなって)加速度的に戦略性が失われていく、最初から全部ランダムでよくね?

 

Night Clan(ナイトクラン)

――日が落ち、街に招かれざる客が訪れる

・ゲーム仕様

プレイ人数:2~4人

所要時間:10~20分

・評価

手軽さ:☆☆

イラスト:☆

戦略性:☆☆☆☆

 

総合おすすめ度:☆☆

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プレイ中の様子。「娘」「夜警」以外のカードは裏向きで配置され、ゲーム終了までその正体はわかりません。

 

・ゲーム概要

森の巨人”トロール”から、娘と財宝を守り抜け!プレイヤーは自分の手番ごとに、決められたエリアへと「娘」と「財宝」を隠してゆきます。他人の娘や財宝は「トロール」を配置して捨て札にしてしまいましょう。トロールからエリアを守る「宿り木」や、配置済みのカードを動かす「夜警」をいかに使うかがポイントです。

ゲームが進んでくると結構悩む時間が増えるので、その点で手軽さ評価が少し下がっていますね・・・ルール自体はわかりやすい方です。

 

ちなみに私DOMINAでこのゲームだけ勝ったことありません。

 

[コメント]

ドミニオンやってる人が何故か盛り上がってる(カード名のせい)

・定石がなかなか分からん

・イラストが少ないのがねー

・パッケージの女だれ??(娘のカードイラストとはどうやら違うみたい)

Pralaya(プララーヤ)

――栄華を極めた王国に、最後の時が迫る

・ゲーム仕様

プレイ人数:2~5人

所要時間:15~30分

 

・評価

手軽さ:☆☆☆☆

イラスト:☆☆

戦略性:☆☆

 

総合おすすめ度:☆☆☆☆

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プレイ中の様子。フィールドは、刻一刻と「海」に沈んでゆく。

 

・ゲーム概要

島が完全に沈む前に、できるだけ多くの物をもって脱出しましょう。プレイヤーは順番に、場にある遺物カード(勝利点)を回収してゆきます。遺物はデッキから補充されますが、遺物の代わりに海がめくれるとそこは沈んでしまいます。すべて沈む前にお金を回収して「ドニ」を買うことができれば脱出成功です。安全なうちに脱出するか、ギリギリまで勝利点を回収して勝利につなげるか・・・貴方の勇気と運が試されるチキンレースです。

我々の中でも評価が高く、おすすめできる一作です。

 

[コメント]

・世界観がいい、設定がよくルールに反映されている

・悪魔の契約*6とったやつの勝ち

・シャッフルが大変なのはややマイナスか*7

 

ARGORT(アルゴート)

――The paradise of Eden lies just within reach. At the end of your fantastic journey, the promise of eternal life awaits.

・ゲーム仕様

プレイ人数:3~5人

所要時間:45~60分

 

・評価

手軽さ:☆

イラスト:☆☆

戦略性:☆☆☆☆

 

総合おすすめ度:☆☆☆

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プレイ中の様子。マップはゲームが進むにつれてどんどん広がってゆく。

 

・ゲーム概要

DOMINAで最も大型のゲーム。(箱もこれだけデカい)それでもよその大規模ボドゲとかと比べれば小さいですけど。プレイヤーはマップを回って8種類ある「知識」を揃え、4カ所ある「暗い森」のどこかに隠された「エデン」を誰よりも早く見つけ出すのが目的です。途中、必要であれば他人と知識の共有をしたり、キャラバンからアイテムを買ったり、不思議なウサギ「ブリーナ」の力を借りることもできますよ。

アルゴートのエメラルドトークンきれいなんですけど結構尖っててあぶない。

 

[コメント]

・(イラストに)女、いません*8

・マップシステムは面白いけど良く出来ていない*9

・このゲームだけやたら勝率高いんだけど

・道具がぶっ壊れ

・エメラルドがきれい

MARGOT(マーゴット)

――「同胞と、おとぎ話を取り戻せ」

・ゲーム仕様

プレイ人数:1~4人

所要時間:15~60分

 

・評価

手軽さ:☆☆

イラスト:☆☆☆☆☆☆

戦略性:☆

 

総合おすすめ度:☆☆☆

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プレイ中の様子。妖精たちの力を使いながら敵の城に潜入しよう。



・ゲーム概要

プレイヤーは妖精となり、敵の城に潜入してとらわれた仲間や妖精に関する品々を奪還することを目指します。敵の城のデッキを上から順にめくっていき、できるだけ多く「物語」を集めましょう。潜入を進めると敵と遭遇することもあり、その場合は「傷」を受けます。あまりに傷を受けすぎるとペナルティを受けて強制撤退になってしまうので、そうならないギリギリを攻めましょう。

一度助けた妖精は、次の潜入からはその力でサポートしてくれます。どの妖精をどの順番で救出するかも大切です。まあ、救出できるかは運しだいですが!

私個人的には結構このゲーム好きなんですが、かなりの運ゲーということもあって総合☆3になりました。ただ、DOMINAのゲームの中で一番イラストがよいという点では全員の意見が一致しています。

 

[コメント]

・妖精が 救助を要請 はようせい

・イラスト点9

・意外と時間かかる

・僕のイチオシは鐘の妖精です

MIRARIS(ミラリス)

――神秘の世界はそこにある

・ゲーム仕様

プレイ人数:3~6人

所要時間:10~20分

 

・評価

手軽さ:☆☆☆☆☆

イラスト:☆☆☆

戦略性:☆☆☆

 

総合おすすめ度:☆☆☆☆☆

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プレイ中の様子。数字が被った人はカードが獲得できない。



・ゲーム概要

ルールはいたってシンプル。それぞれが1~9が書かれたカードから一枚選んで場に出し、全員で一斉にオープンします。数字の小さい人から順に、山札に近い方からカードを獲得します。ただし、他の人と出した数字が被った場合はカードが取れません。最後に一番多くカードに書かれた勝利点を集めた人の勝ちです。ね?簡単でしょう?

プレイ人数の幅も広く、1ゲームはかなりすぐ終わります。しかし、固有の能力を持ったキャラクターたちや毎回変わるカードの出方のおかげで何回やっても飽きが来ない、そんなゲームです。とにかく、我々の中では最も評価の高いゲームであり、とりあえずDOMINAのゲームで何かお勧めするならミラリスは外せません。

 

[コメント]

・買って損しません

・ルール簡単でイラストもきれい

ボドゲに沼った原因

・万人受けする

 

後編へ続く

DOMINAのゲームって結構あるので1記事にするとめちゃくちゃ長くなるんですよね。というわけで後編を用意するのでお楽しみに。後編では、DOMINAのフラッグシップ「Blade Rondo」シリーズやエデン3部作、そしてまじかるベーカリーとのコラボ作品である「BREAD RONDO」などを紹介いたします。

*1:実は先月の15日あたりが担当だったらしい

*2:絶対評価にしたら全部高評価になるのが目に見えてる

*3:ボドゲのプレイ時間って往々にしてパッケージに書かれている時間の1.5~2倍くらいかかるんですが、DOMINAのゲームに関しては割と表記通りの時間でプレイできます

*4:私は遊ぶことができるイラスト集みたいなノリでボドゲを買っているので

*5:私はヤフオクで定価の倍くらいで買った

*6:1枚につき対応するカードの得点-3倍のカードで、2枚で9倍になるのですごい点数が出る

*7:ゲームの仕様上遊んだ後は絶対に海が固まりますからね

*8:よく見たらちゃんといる

*9:新たなマップを引く場所がスタート地点と決まっており、他人に先乗りされないよう新たなマップタイルは現在のマップの辺境に置かれる傾向がある。そしてゲームが長引く。