【京音昔話】音ゲークイズ大会「KQC1st」

自分が昔話する側になるとは思ってませんでした、会津です。
今回は大体3年前、2019年6月に自分が企画したイベント「KQC1st」の振り返り記事です。

 

企画背景(+昔話)

 

自分が入学した当時(2017年)は京音はクイズサークルと言われていたくらいには音ゲークイズが盛んで、自分も1回生の時は解答者、2回生以降は作問者として参加していました。

↑作問班のみすげ~さんに脅されて勧誘されて作問班に入りました


作問班として都やFDEPで問題を作っていた以外に、やたら企画したがりたったのでいくつかの個人企画を開催していました。
当時の自分が特に関心を持ったのはペーパーのビジュアル問題とと短文(早押し)で、ビジュアルだけで企画を作ろう!と思ったのが格付けチェックとボードクイズです。
一方同時期にはみんはや(みんなで早押しクイズ)が流行っていた影響で私的に短文クイズを量産するのがブームとなっていて、ある時「京音で一番音ゲークイズ出来る奴決めたい」という欲で、競技クイズ大会(a〇c)の形式をパロって開催したのがKQC1stになります。

 

drive.google.com

(解答者として参加した中で一番印象に残ってるペーパー。非音ゲークイズの解答がBEMANI曲と関連するものになっておりその作曲者を解答させるクイズだが、
選択肢が全てコンポーザーの実名、加えて後半問題はクイズとしてそもそも難しいという強烈なもので、現在でも京音ペーパー史上最難関の呼び声高い問題)

 

 

(先輩方と同期の南東さんに協力してもらった「格付けチェック」。チーム戦で2択に正答し続けて高いランクに残ることを目指す形式
カンでも正答率50%のはずなのに何故か全員不正解が多発し、最終的に全チームがイキリモブみたいなランクになった)

 

 

(現在では裏都でおなじみとなったボードクイズの初開催は2018のNF。別のNFクイズと並行して制作していたため、当初は小規模な企画だった
この企画での反省を踏まえて制作したのが2019正月の100問ボード。音ゲー内外問わず雑多な問題を詰め込む「闇鍋」を導入したのもこの時)


準備

 

2019年3月にみんはやで作った「BEMANIシリーズクイズ」300問をベースとして、Twitterで「答えにしてほしいお題」を募集したり、B4UTの701さんにTwitterのDMでネタをもらったりしながら5月いっぱい使ってだらだら制作していました。
最終的にはIIDXの問題をたこすさん、CHUNITHMの問題をあすぱらさんに一部寄稿してもらい、大体700問程度の短文セットが出来上がりました。
ちなみにこんなにいりません。300~400問くらいしか使用してないような?

 

音ゲーの問題くれない?

 

以下、色々気をつけたこと

・ペーパーを作る

パロディ元に沿って、予選的なペーパークイズを4択で作ろうと思ってました。目標は100問でしたが何やかんやで50問に。
前半は易問、後半は4択だし…ってことでかなりの奇問難問を詰め込みました。その難易度感覚は今振り返ってみると色々問題があります。

(ペーパー一部抜粋。作問者は同じ難易度だと思っているらしい)

 

・問題数バランスは不均衡にする

大会に参加してくれる人の知識には偏りがあるので、なんとなく解答者の顔を思い浮かべながら強い知識の傾向に沿うように問題を作りました。

具体的な問題数

IIDX・SDVX…各100問
pm・・・70問
ウニ・・・50問
DDRjubeat・maimai…各30問
ギタドラ・オンゲキ…各20問
その他の音楽ゲーム問題…100問
複数機種問…150問
(計690問)

BEMANIの問題が多いのに対してゲキチュウマイやアプリの問題が少ないのはこれが原因です。ウニの作問に死ぬほど苦労していたことや(当初70問の予定だったが結局自力では50問も作れずあすぱらさんに助けてもらった)、オンゲキが稼働1年をまだ迎えてなかったこと、そしてマジで身の回りにmaimaiをやってる人がいなかったことなどもありますが…
とはいえ本番に来てくれたメンバーを考えると太鼓の達人の問題はカテゴリ分けして多めに作っても良かった気がします。
あとArcaeaの問題が690問中1問なのは多分何かの認識がおかしいです。ミライダガッキの問題ですら2問あるんですがそれは…

 

・難易度分けを導入する

難しい問題でもネタが面白ければ出題したいのですが、そればっかりだと一生誰も解答できなくてつまらないという問題があります。
そこで、3段階の難易度分け(かんたん・ふつう・むずかしい)を導入して難易度毎のバランスを保つことで奇問難問が増え過ぎないように抑制しました。
とはいえ実際には難問を大量の易問~ふつう問で希釈する感じになり、難問が減ることはありませんでしたが…
ポップンの問題が70問もあるのは多分これが原因です。サブ機種程度にやってる人は当時結構いたイメージですが、意味不明な問題を出され続ける解答者の心境はいかに…

 

quiz-maker.site

(つくりました。皆も当時の解答者の気分になって作問者に石を投げよう!)

 

企画本番

 

(当日の様子。

写真右奥が会津で、その左で何故か顔隠されてないのは一体誰なんだ…)

 

ちなみに本企画は4時間くらいで終わったらしい。

 

1R:ペーパー

例会クイズ上位常連のみなさんに対し作問班の方々がどこら辺に食い込めるか気になっていましたが、見事上位1,2位を独占する結果でした。すげえ。
ちなみに自分はみすげ~さんが1位やろwと思ってたらWatsonさん1位でビビりました。
惜しくも振るわなかったみなさんにはチームを組んで頂きました。なお互いのやってない機種を補完するチームが出来てしまうとそのチームが個人勢より強くなってしまうので、このシステムはよくない。

 

2R:コース別クイズ

パクり元ではこの前に連投つき早押しで脱落者が出るシステムですが、このコーナーまでは全員参加してほしかったので省きました。
準備の際に組んだ難易度分けをせっかくなので生かしたいなと思い、コースごとに形式や難易度、出題範囲が異なるようにしました。
ペーパーの成績上位順にコースの選択権がある(1位から順番に選ぶ)ルールですが、これSEGA勢や太鼓勢をBEMANIクイズにぶち込む可能性があり良くなかった気も…

 


10〇10×というかなり緩いルールでBEMANIシリーズ限定の早押しをするコース。難易度むずかしいの問題は出題されません。
みすげ~さんが爆速で10問取って1抜け、その後遅れてくろいしさん(誰?)が勝ち抜けました。
早押し解答者側のみすげ~さんを見るのは初めてで気になっていたのですが、蓋を開けてみれば他参加者の正答が2〇とかの時にもう勝ち抜けていたので「この企画これから本当に成立するんか?」と不安になった記憶があります。

 


いわゆる早押しボードコース。ちょっと長めの問題文を30問程度制作しました。

そのBGAには「I saw that was a way to hell,even from the gates of heaven」という文章が、楽曲では「All I want lying here with you, Feeling like heaven」という声ネタが使用されている、「三倍アイスクリーム」の声ネタでも有名なbeatmania IIDXの楽曲は何?
A.『Second Heaven』

どうでもいいですがこの形式は文章を作るのが非常に難しく、当時の問題文を見ると色々苦労した形跡があります。
ペーパー上位勢がどう見ても強いみすげ~さん、及びどう見ても地雷っぽいわーいらくちーんコースを恐れていたからなのか、
あろうことかペーパー上位5名中4名がこのコースに参加する超ハイレベルバトルとなりました。なんで?

勝ち抜けたのはやまそうさんとscrewさん(やまそうさんの30点到達で終了した記憶ですが定かではない)で、予選1位のWatsonさんが惜しくもここで敗退となりました。

 


パクり元を見て作ったコース。ちなみに元は5〇ではなく10〇です。ヒエッ…
ふつうコースが早々に参加不可、残るかんたんコースもBEMANIに強いメンバーが選択したため残りの方々がみんなこのコースに参加しました。
勝ち抜けは2つともチーム勢の「しらいし=Sanga」「きし=しんいち」チームでした。(敬称略)

 

敗者復活:〇×クイズ

〇×+プレーオフ早押しによる敗者復活戦です。カンでしか当たらない問題を作ろう!と息巻いていた記憶があります。

Q. 歌詞の単語でしりとりをし続ける『しりとり』という曲がある。 A.〇

 

結果敗者復活を果たしたのは「すけっと&とぅーげん」チーム。
チーム勢が全員3Rに残り、3Rに参加していない人よりしている人の方が多いというよくわからない状況が発生してしまい微妙に申し訳ない気持ちになってました。

 

3R:タイムレース

音ゲークイズでこれやりたい!とずっと思っていた企画です。
一方7分で50問とか出題されるので大量に問題を用意してないとそもそも開催できない企画でもあります。
KQCは過去3回開催され形式にはいろいろ変遷がありましたが、3R以降の形式は基本的に共通しています(裏都10thの問題切れのことは忘れてください…)。

チーム勢が抜けると京音で一番音ゲークイズ出来る奴決めるという目的を達成できなくなるので若干焦っていましたが、結果みすげ~・screw・やまそうのペーパー上位者が見事決勝進出を決めほっとした記憶があります。

 

決勝:セット先取早押し

パクり元は7〇n×(n=セット数)という方式ですが、決勝は標準的な形式にしようと思ったので3×で統一しました。
みすげ~さんが早押し力で圧倒するかと思われましたが他のクイズ常連勢も奮闘、あと全員脱落でscrewさんのセットが入るなどの珍事を経て、
試合はなんと全員が2セットずつ獲得しての最終セットに。

 

 

優勝は・・・

 

 

 

 

 

みすげ~さんでした。さすがです。

 

 

試合後

余った問題で2問ご辛抱させられる某クイズ番組のパロディをしたり、優勝者みすげ~さんの討伐企画をしたりして遊んでました。

 

強すぎだろ

 

振り返って

途中敗退あり+短文のみという極端に競技的な形式でありまあまあ不安でしたが、結構上々の反応を得られて嬉しかったです。
KQCは同年夏裏都のKQC2nd、同年NFのKQC3rdとこれまでに計3回開催されていますが、個人的にも一番企画として上手くいったのはKQC1stだったと思います。
最近はおじいちゃんになったこともありサークルでの企画に関わることは余り無くなりましたが、機会があればまた作問などしてみたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と思ったので

KQC4th、企画中です。6月中に開催予定なので、大学音ゲーサークルの皆様におかれましては是非参加をご検討ください。
今頑張ってスマホ音ゲーの勉強中です。

 

それでは。