ごきげんよう。うえっふぃーである。久しぶり。
卒論にバイトにと何かと忙しく、筆を執る時間があまりとれなかった。
ちなみに最近はボードゲームの制作で忙しくしている。物を作るのは非常に労力と時間を食うものだ。
よかったらお抹茶うみゃお大先生のイラストとともにゲームの情報を追いかけてほしい。
「#ゲームマーケット2024春 のサークルカットを公開するよ~。 週報でも告知している通り、今回の新作『アフタヌーン・レディ』は幻想メンバーのうえふぃ君のプロデュース! 続報をお待ちあれ~」 pic.twitter.com/D9JeGeR4Qv
— MU-NO@幻想遊戯団 (@gensou_yuugidan) 2024年2月1日
- はじめに
- 千年戦争アイギスについて
- 証拠① タワーディフェンスでも譜面研究をする
- 証拠② タワーディフェンスでも運指を組む
- 証拠③ タワーディフェンスでもタイミングが大事
- 証拠④ タワーディフェンスにもフルコンの概念がある
- おわりに
はじめに
タワーディフェンスというゲームジャンルをご存じだろうか。
ゲームによって細かい点は異なるが、基本的には「拠点に向かって道沿いに進んでくる敵を、経路上に配置した味方で迎撃して拠点を守る」ようなゲームである。
有名なところでは今回話題に挙げる「千年戦争アイギス」や、「アークナイツ」などが該当する。
基本的にプレイヤーができることは味方の配置場所を考えるくらいで、限られたリソースの中でいかに効率よく敵を捌くかというなかなか頭を使うゲームである。
これだけ聞くと、音ゲーとはかけ離れた存在に思えることだろう。ところが、実際には共通点がそれなりにあるのだ。
今回は、私がそれなりにやりこんだゲームである「千年戦争アイギス」を例にとって、「タワーディフェンス=音ゲー説」を提唱する。
先に断っておくが、タワーディフェンスにもいろいろあるのですべてのゲームが当てはまるわけではない。全く音ゲーらしからぬタワーディフェンスもあるだろうからその点はご容赦いただきたい。
千年戦争アイギスについて
証拠を提示する前に、千年戦争アイギスについて説明しておこう。
千年戦争アイギス(以下アイギス)はDMMが提供する本格タワーディフェンスRPGである。入れ替わり激しいDMMのゲームの中で10年を超える歴史を持つ老舗であり、根強い人気を持つゲームといえよう。
プレイヤーは亡国の王子となり、配下を指揮して魔物と戦いながら王国の復興、ひいては世界を救うことを目指すというストーリー。
DMMのゲームなのでもちろん登場キャラクターの大半は女性だし、ちゃんとR-18シーンも用意されている。しかし、他のDMMゲームと比べるとこれらの要素がゲームに占める割合は極めて低く、ほぼおまけのようなものである。基本的にメインストーリーはシリアスでエロは出てこないので、純粋なタワーディフェンスとして楽しめる。
アイギスはタワーディフェンスの中ではかなり複雑で難易度の高い方であり、プレイヤーは味方ユニットの配置だけでなくスキルの発動、ユニットの体力の管理、陸と空の敵の対処といった様々なことを要求される。
ユニットは敵の侵攻経路上に配置し直接敵を足止めする「近接ユニット」と、経路に沿って配置し遠距離から攻撃したり味方のサポートを行う「遠距離ユニット」に分かれており*1、それぞれマップ上に配置できる場所が決まっている。
ユニット配置にはコストが必要で、配置後は原則移動できない。敵も攻撃を行うため味方にも体力の概念があり、時には回復も必要となる。
最高評価でクリアするためには、「すべての敵を倒す(一人も拠点に到達させない)」「味方ユニットを死なせない*2」の二つが必要となる。
ゲームについては公式サイトや以下の記事も参照されたし。
それでは、実際の証拠を見ていこう。
証拠① タワーディフェンスでも譜面研究をする
難しい譜面に立ち向かうとき、多くの音ゲーマーは「譜面研究」をすることだろう。
譜面の動画を見たり、自分で何度もやってみたりして、複雑な配置を理解し、時にはまるまる覚えてしまうプロセスである。
アイギスでも高難度なステージに対しては似たようなことを行う。アイギスの各ステージは敵の種類、出現位置と侵攻経路、登場タイミングは完全に固定されているため、音ゲーの譜面と同様にして研究ができる。
特に序盤の敵の動きや強敵の登場タイミングと侵攻経路を覚えることは重要である。
まず、序盤は基本的に出せる味方ユニットの数が限られる。ユニットの配置にはコストが必要で、それは基本的に時間経過でしか回復しないからである。そして、難しいステージでは往々にして複数の拠点を同時に守ることがある。
ここで起こるのは、「片方の拠点前に味方を置いたら別の拠点に敵が開幕まっしぐら」というなんとも悲しい事故である。
そうでなくともコストの厳しい序盤は誰をどこに置くかよく吟味したいものである。
強敵の動きも研究対象である。高難度になると、通った後はぺんぺん草も残らないくらいの火力を持つ敵や近づいてきただけで即死級の攻撃を飛ばしてくる敵がざらに居る。
そういう敵の経路上を避けるように味方を配置したり、事前に対策を行っておくことは攻略において必要なことである。
証拠② タワーディフェンスでも運指を組む
譜面研究と合わせて行われることが多いだろうが、アイギスでも運指を組む。
つまり、味方ユニットの配置順、配置場所、スキルの発動タイミングなどを決めるのである。
高難度ステージでは常に敵の処理がギリギリであることが多いので、いくつかパターンを試すうちにおのずと最適な配置順と場所が決まる。(最適というよりはこれ以外ではどうしようもないということの方が近い)
各ユニットが持つスキルに関しても基本は効果時間と準備時間が決まっている*3ので、火力の上がるスキルを敵のラッシュに合わせるなど発動タイミングを決めることがある。
証拠③ タワーディフェンスでもタイミングが大事
音ゲーはタイミングよくノーツを捌くという趣旨のゲームなので言うまでもないが、アイギスにおいてもタイミングが問われる場面が存在する。
一つは、「差し込み」と呼ばれるテクニックを使うときである。これは敵が通過中のマスに味方ユニットを配置することで特定の敵を狙って足止め・攻撃するテクニックである。密集してる敵の中に差し込みを行う際はそれなりの目押し精度を要求される。
もう一つは「トークンリレー」と呼ばれるテクニックを使うときである。一部のユニットが使役するトークンは死んでもクリア評価に影響を与えないため、受けきれない敵の攻撃に対し身代わりとして次々配置して味方を守りつつ時間を稼ぐテクニックである。敵の攻撃頻度にもよるが、トークン配置のリキャストギリギリで置き続けることもあるのでこちらも精度が要求される。(因みにこの場合はエイムも必要になることが多い)
他にも「敵が射程に入った瞬間スキルを発動」「敵の攻撃が当たる直前に手動で退却」など、目押し精度が要求される場面は多い。
証拠④ タワーディフェンスにもフルコンの概念がある
フルコンボとは何か?ミスをせず曲を終えることである。
アイギスのステージ攻略も同じである。配置する味方の順番と場所、スキルのタイミングを決めることができても、毎回その通りに実行できるとは限らない。
攻略が複雑になってくるとおよそ7~10人のユニットを適切な順番で適切な場所に配置する必要がある。まずこれを覚えて通すのが大変である(順番や場所を間違えると大体は上手くいかなくなる)。そこにスキルの発動や差し込みなどが絡んでくるといよいよ訳が分からない。
これらをすべて完璧にこなしてはじめてステージのクリアを勝ち取ることができるのである。幸い、最近のアイギスはやり直しにスタミナを消費しなくなったのでPフリー状態である。
おわりに
こじつけ?しらんがな
千年戦争アイギスはソロでまったり進められるタイプのゲームなので戦う女の子(男もいるが)が好きな人はぜひやってみてほしい。そのうち推しが見つかるだろう。無課金でも全く問題ないくらいには遊べる。
ちなみに筆者の推しは「混沌霊使いニーヴ」である。
イースターバニー衣装版もある
欲しいキャラがいるとかだったら相談してほしい。
それでは、また会おう。
おまけ
一部の持ち物検査コンテンツを除いて大方クリアしてしまったので、別のタワーディフェンスを始めた。
全体的に重いアイギスと真逆で、ストーリーはエロとギャグにほぼ全振りである。各モンスター娘のモンスター要素が強めに出ていて人外好きも結構いけるかもしれない。
難易度はアイギスより緩いらしいが、育成が重いので進めないと何とも。