こんにちは
副会長と申します。京音とは無関係です。
さて、今回は京都在住で近いうちに社会人となる学生への都内引っ越しの考え方についてのアドバイスです。
京音の人は引っ越し先のゲーセンの位置しか気にせず、卒業したあとの生活のイメージやほかの物件条件をまったくイメージできていない向こう見ずな方が多いです。
まあ、時期的にまだ内定が出てるかどうかなんで全然考えてないというのもあるんですけども。
社会人になってから東京を計3回引っ越した、ネットで物件を見るのが趣味の私から見た、物件選びで気にすべき/気にした方がよかったことを書いてみようと思います。
飽くまで引っ越し経験者としての知見ですので、詳しい業者や家族などのアドバイスを参考する前提で、ちょっとした娯楽のコラムだと思って見てください。
- 私から見た京音の人の引っ越しパターン
- 東京勤務者へアドバイス...物件選びは通勤時間を旨とすべし
- 追伸 音ゲークイズ問題募集中
- 私の過去の記事
私から見た京音の人の引っ越しパターン
まだ学生の現役サークルメンバーの方はあまり考えないかもしれませんが、大学を卒業された方はどういった所で働く方が多いでしょうか?
引っ越しの話の前に、私から見た社会人OBのよくある勤務パターンを4つに分けて挙げたいと思います。
- 都心の本社オフィスへ出勤する東京オフィスワークパターン
- 地方都市の支社・公共施設などへ出勤する地方都市オフィスワークパターン
- 郊外・僻地の工業地帯などへ勤務する工場勤務パターン
- 地元企業や家業などのために親元へ戻る地元最高!パターン
卒業後も京音OBと会ったりするつもりのある人はご参考に。以下詳細です。
1. 都心の本社オフィスへ出勤する東京オフィスワークパターン
大体どの業界でも東京が一番仕事が多いので、確率的に一番多いパターンはこれです。
特に金持ちでも特殊な事情もない家庭で育った国立大生が普通に卒業して就職したらそれなりの確率でここに行きつきます。
京音OBもぶっちゃけ「京都で集まるより東京の方が集まりやすいんじゃないか」って思うぐらい東京在住組は多いです。
今回はこのパターンの方向けの記事になりますが、将来孤独限界音ゲーマーになりたくない人にとっては集まりやすさの点で良い勤務先といえるでしょう。
(※なお今回は「勤務地が東京」ということで、住所としては通勤圏内の南関東地域全体を含むものとします。)
2. 地方都市の支社・公共施設などへ出勤する地方都市オフィスワークパターン
大企業の地方支社、地方インフラ系企業、医者、公務員、大学など、東京にいかないメンバーもそれなりにいます。
京音だと大阪・名古屋勤務が代表的ですが、交通の便が良いので他地域メンバーとも集まりやすいでしょう。
京都もJR沿線であれば交通の便は同じですが、博士課程を除いて京都にとどまり続けるパターンは意外と珍しいですね。
東海道・山陽道近くに住めるかどうかで会いやすさは変わってくるでしょう。
3. 郊外・僻地の工業地帯などへ勤務する工場勤務パターン
京音(というか理系大卒)でしばしば見られるメーカー勤務→僻地の工場飛ばしのパターンです。
こうなる前に予行演習として在学中に桂キャンパスという京都の僻地に飛ばされる場合もあります。
キャリアプランとしては古き良き日本の伝統的メーカー労働者として着実な人生を歩める一方、他の音ゲーマーとは隔離された環境で過ごしがちになってしまうのでリアルでの出会いを求める若き音ゲーマーにとっては寂しい状況かもしれません。
4. 地元企業や家業などのために親元へ戻る地元最高!パターン
開業医など家業がある人、地元勤務優先で就職先を選んだ人にあるパターンです。
京大の場合は関西近郊のおぼっちゃま・お嬢様もいるのでしばしばこれになります。あと、就職が上手くいかなかった場合もよくこのパターンになります。
仕事を勤務地以外の要素で選ぶ場合は基本的に選択肢に入らないので多数派ではないですね。
3.と同様、場所によってはOBで集まるのが難しく大学時代の友人とは疎遠になりがちです。仕方がない。
京大で3留4留*1した上で中退→地方国立大学の医学部を再受験し卒業→地元の医療関係者みたいな特殊パターンの人もいます。今何歳やねん
東京勤務者へアドバイス...物件選びは通勤時間を旨とすべし
4月から東京勤務とするとだいたい2月ぐらいに物件を探し始めるわけですが、東京の場合、物件選びは「通勤時間をどこまで許容するか」で大まかな戦略が決まります。
皆さんご存じの通り、東京は場所によっては家賃がべらぼうに高いです。「beatmania IIDXの皆伝」に難曲で〇個落ちの全国ランカーから☆12で鳥Aを出したことないレベルまで色々いるのと一緒で、家賃相場としては最高クラスの集団なのでとにかく青天井です。よってあらゆる条件を満足する物件を見つけるのは難しく、相関が強い「家賃の安さ」と「通勤時間の短さ」を天秤にかけるゲームになってくるわけですね。
また、東京は地方都市と違って、地方都市の中心街レベルの街がたくさん広範囲に散在しているので、あなたの勤務先が東京の中でもどの辺にあるかによって通いやすいエリアが全然変わってきます。まずは無数にある東京の路線網の中から自分の勤務先がどの路線から通いやすいのか沿線単位で調べると良いでしょう。
それでは私から見た大まかな通勤時間別の相場感を紹介します。ここからはより主観が強くなるのでその点ご留意ください。
※ここでいう通勤時間はドアtoドアの時間、家賃は管理共益費込みだと思ってください
2024年時点の平均的な大卒初任給またはちょい上の修士卒初任給ぐらいの収入を得ている社会人の前提で書きたいと思います。
1. 通勤時間30分以内...とにかく通いやすさ重視、都心付近の物件
乗車時間~20分ぐらいなので、京都らしく京阪電車で例えると中書島あたりから出町柳まで通う感じの距離感で住みたいと仮定します。
まず家賃ですが、8帖1Kぐらいの間取りで家賃9万~13万ぐらいがボリュームゾーンという印象です。リアル中書島だとワンチャン3LDKに住めるやつですね。
立地次第では青天井なんでこれよりはるかに高い物件もありますが今回は除外しましょう。
※ちょっと話は逸れますが、勤務先が都心3区や城南エリアの外、新宿などであればこの限りではありません。
関西人からしたら「都内」の微妙な位置関係の違いはあんまり気にしないと思うんですが、やっぱり狭義の「都心」に勤務地先があるかどうかで都内の物件探し難易度は変わるみたいですよ。
参考)23区内のエリアの呼称について→: https://hotchiri.com/toshin3ku_5ku_6ku/
賃料的にリーマンの平均年収ぐらいあってもカツカツ(下手すると審査が通らない)なので、待遇がいい感じの会社に行くか狭めの物件を選ぶかせざるをえないでしょう。
人によっては「寝るだけの場所にそんなに金をかけても無駄では?」と思いそうですが、そんな物件であっても価値観次第では住むメリットは大いにあります。
馬鹿にできない「通勤コストの節約」
なにしろ通勤時間が短いと出勤の心理的ハードルがめちゃくちゃ下がるんですよね。特に新人の間は周りは年上ばかりだし、緊張感のある職場だと出勤のストレスが半端ないんで精神的にかなり恩恵があります。
あと、同じ時間に寝坊するなら職場まで近いほどダメージは小さくすむというリカバリのしやすさも個人的にデカいと思います。
もう一つ電車でいうと、山手線を代表とする都心の路線は利用者の多い駅をたくさん通過するので、乗る人も多ければ降りる人も多いです。したがって乗客の入れ替わりが激しく、下手に郊外から通勤するより座りやすかったりします。
居住コストを重視しすぎて通勤でメンタルがやられるぐらいならこっちの方が安上がりでしょう。(という考え方もあります)
とにかくアクセス良し
コンビニなどの利便施設もそうですが、とにかく飲食・アミューズメント・文化施設など地元にはあんまりないような娯楽がすぐ近くにあるので、とにかく休日あちこちに行くタイプの人には格好の住処です。旅行の観点でもどの方面にも足を運びやすい位置にあります。インドア派にはあんまり関係ないですが。
ちなみに近年アクセスのいいエリアは物件価格上昇に後追いする形で家賃相場も上がってるらしいです。いったん住み始めれば賃借人の権利があるんで値上げはあんまり無いんですけど、今住むのが厳しい場合は今後もその状況が長引くかもしれません。
周辺環境に注意
もちろんもっと安い価格帯の物件もありますが、やっぱり周囲の物件の相場より安い物件は別の問題を抱えてることがあります。
- 交通量が多い通り沿いで、窓が開けられないぐらいうるさい
- ベランダの目の前が隣の物件の壁で日が当たらない。もしくは向かいの物件とベランダが向き合っていてお互いの生活環境が丸見え
- 木造・築年数古めで防音性が貧弱
- 徒歩圏内に庶民的なスーパーがない
- 駅のキャパシティが足りてなくて通勤ラッシュ・電車遅延時に入場待ちが発生する
...
↑この辺のリスクは定番どころなので気になるならチェックした方がよさそうです。
交通量に関しては片側2車線以上なら基本全部うるさいと思います。あとは標識を見るとか、センターラインの色(黄色だと狭くても交通量が多い)とかを見ればストリートビューでも大まかに判別できるかと。
ちなみに防音については一般的に鉄筋造(RC)>(重量)鉄骨>軽量鉄骨>木造らしく、最近行った業者さん曰く「防音重視のお客さんには軽量鉄骨以下は紹介しない」そうです。家で音ゲーをする予定の人は参考にしてください。
2. 通勤時間60分以内...通いやすさと予算のバランス重視、首都圏住宅街住み
さて、電車で都心まで30~50分ぐらいの地域となるとどんなもんでしょうか?京阪で例えると枚方-出町柳ぐらいの距離感です。
ざっくりいえば
- 城西/城北/城東(特に荒川左岸)の下町・住宅地エリア
- 23区外の多摩地域
- 埼玉/千葉/神奈川の東京寄りエリア
あたりから通いやすい場所を選ぶ感じになると思ってください。
細かいことを言うと2の多摩地域なら都心に近い方/快速が停まる方、3の都外なら神奈川>埼玉>千葉の順で高いイメージがあります。
1.の23区内だと荒川左岸は特に安いですね。荒川の氾濫だの液状化だのの災害リスクとガラが悪い印象が原因です。再開発もあって改善傾向のようですが。
家賃は8帖1Kぐらいだと7~10万円のイメージです。平均的な初任給だとカツカツになりがちなので、将来的な昇給に期待するか、ワンランク落とすか、節約して出費を切り詰めるかになります。
逆にいい感じの企業に行ってる人の中には、都心ではなくこのあたりの広めの物件に住むパターンもいますね。
普通の通勤時間
8時過ぎに家を出て始業時間の9時に間に合わせるという、ごくごく普通の都内通勤客として通うことになります。
電車に乗った時点で郊外から通う通勤客が既にそれなりに座ってるので、都心に入るまではあまり座れないことが多いです。胃腸/ストレス耐性が弱い人は下痢止めを持っていきましょう。
基本的に東京9時出社組はどの路線に乗っても死ぬほど混んでます。そのうちある程度は慣れるのであんまり気にしないようにしましょう。
ちなみに途中駅に飲み屋街がある路線だと夜遅い時間に電車の治安が悪くなったりします。
多数派ゆえの多くの選択肢
一般に新卒都内勤務だと家賃7万円ぐらいが相場らしく、このへんの「ちょうどいい平均的な物件」は選択肢が非常に豊富です。似たような境遇の社会人がその街に多く住んでいるので基本的な利便施設には事欠きません。いかにもな東京っぽい施設は減りますが庶民的な飲食店、庶民的な遊び場がたくさんあるので普通に遊ぶ分には問題ないでしょう。
建物も都心のような高いビルはまばらで、低層階でも都心ほどの閉塞感はありません。
ちなみにその路線・駅がいつできたかによって街の新しさ・雰囲気・住んでる年齢層がちょっとずつ違うので実際に行ってみて雰囲気の違いを感じてみてください。
結局のところ家賃次第
この辺は候補が多いので悩みどころだと思いますが、ゲームに例えるならば物件探しは家賃=スキルポイントとするステ振りのようなもんなので、結局のところ家賃が高い方が地雷物件に当たるリスクは低いという厳然たる事実があります。なので穴場の安い物件探しに過度にこだわらないようにしましょう。相場より安い物件は何かしらの欠点があります。
特にその物件に限らずエリア全体で家賃が安い場合は治安の問題も出てきます。(治安が悪いから家賃が低いというよりは家賃が低いから民度が低い人が集まりやすいという感じ)
また設備が古くてもいい、日当たりは悪くてもいい、風呂トイレ一緒でもいい、台所は小さくても良いなど妥協点を明確にしておきましょう。
3. 通勤時間60分以上...通勤時間は気にしない!コスト重視の郊外住み
最後に、電車で1時間以上、京阪本線を端から端まで走るぐらいの距離にある郊外に住むという選択肢があります。
多摩でもさらに西側だったり、都外でも始発駅付近にあたるエリアだったりが該当地域です。もっと時間をかければ東京と隣接していない北関東あたりからの通勤も見えてきます。
ここまで来るとさすがに「東京感」は無く、車ばかりで人通りが少ない道路、クソデカイオン、田畑、京都市住みにとってはご存じ「自治体指定ゴミ袋」といった、なじみ深い光景がちらほら出現し始めます。毎月「町内会費」を徴収される物件も増えますね。
家賃は8帖1Kぐらいだと5~8万円台で、いくつかの条件を妥協すれば5万円切りも視野に入ります。
京都市が地方都市の中でも高めの相場なんで、下手したら学生時代よりお得な物件を探しやすいんじゃないでしょうか。
このエリアの1Kなら新卒でもお金の使い道に余裕が出てきます。
通勤時間の過ごし方は考える必要あり
9時始業だとすると7時台には家を出ないといけないし、電車に片道1時間揺られるわけなので過ごし方を考えたいところです。毎日漫然とスマホをいじってるだけだとしんどい人も多いでしょう。
始発駅付近ならば座れることもあるので寝るのもアリですし、資格勉強なども考えてみてください。
また途中駅を飛ばしまくる急行もよく出てるので、乗ったらしばらく降りられないうんこ漏らし確定ゾーンに注意してください。乗車時間が長い分、事故などで電車が止まる確率も上がります。
そして都心と比べれば運転間隔もまばらになってくるので、1本逃したら遅刻が確定してしまうこともしばしばあります。
とにかく通勤コストの高さは頭において選びたいところです。
「都会の喧騒を離れて...」を望むなら全然あり
比較的閑静で間取り的にも眺望的にも広い物件を確保しやすいのがこのエリアの良さになります。戸建てが多いため5階建てぐらいの物件でも眺めが良かったりします。
この辺だと都心の1Kぐらいの予算で広めの1LDKに住めたりします。都心によくある「広めのワンルームを引き戸で区切っただけじゃね?」みたいな1DK(DK5帖・寝室4帖みたいなやつ)ではなく、12帖~のリビング+6帖の寝室みたいな感じのやつです。
リモートワークであまり通勤する必要がない人は前項の通勤問題は無視できるので特に魅力は大きいと思います。
ちなみに郊外でも車通りは依然多いので大通り沿いの物件には注意したいところです。線路沿いも同様で、都心と異なり地上を走る路線が多いため周辺地図を確認しましょう。
またレジャーや観光地が少なかったり、飲食はファミリー向けのチェーン店が多い感じなのでいろいろ遊びたい人は頑張ってあちこち移動する必要があります。
陸の孤島に注意
この辺の物件を探す方は安さを重視する方も多いと思いますが、やたら安い物件は周辺施設もちゃんとチェックした方が良いかと思います。駅近物件なら線路沿いかどうか、逆に遠いならスーパーが近くにあるかなどです。
自転車(もしくは自家用車)を使って活動範囲を広げるのも良いですが、リモートワークだろうと日用品は頻繁に買わないといけないので、めんどくさがりの人は注意です。
個人的に気にしている、物件探しの注意点
気になる物件は先に抑えておく
ネットで調べればすぐ出てくるぐらいの定石なんですが、いい感じの物件は即成約→掲載されなくなってしまうので、早めにアクションをかけた方がいいです。
個人的な体験談ですが、下手したら公開から2日もしないうちに消えます。メールよりも電話で連絡した方が良い場合もあるでしょう。
東京にすぐいけなくとも、オンライン内見やストリートビューなどを駆使する手があります。ネットで探すときはおすすめ順だけでなく新着順もチェックした方がいいですよ
引っ越し時期による違い
これもベタな話ですが、引っ越しには繁忙期・閑散期があるので特に引っ越し時期が選べる人は把握した方がいいです
繁忙期
特に3月4月引っ越し目途の物件探しをしてる人は死ぬほど多いので、職場の都合で選べない場合を除いて個人的にはおすすめしないです。
引っ越し料金も閑散期の5割増しが普通です。
ただしこの時期は、みんなが引っ越ししまくってるフルーツバスケット状態なので選択肢が多いというメリットがあります。しっかり比較しながら選んでください。
閑散期
閑散期にも程度があって、例えば7月下旬なんかは意外と需要が多くて"繁忙期感"を帯びてきます。安く引っ越したい方は注意しましょう。
逆にGW明けや11月は閑散期の中でも特に谷間の時期ですが、この時期は選択肢が少ないので長めに期間をとって腰を据えて選んでください。
ネットで検索すると一見それなりの件数があるようにも見えるのですが、成約済みが反映されていないなど見た目以上に少なかったりします。
あと閑散期は特に新築物件があまりない&残ってる物件はイマイチだったりするのでその辺を狙いたい人もお勧めしません。
繁忙期でも安く引っ越しをしたいなら1日フリーの日を設けて時間帯を指定せずに予約するのがおすすめです。
個人的注目ポイント...コンセントの数
図面や物件情報にはあんまり載っていませんが、電子機器をよく触る音ゲーマー的にはコンセントの数が地味に重要です。家電の配置の自由度に関わりますし、タコ足配線が良くないのも周知の事実です。
個人的には1Kの場合は部屋に3か所、キッチン脱衣所に1か所ずつあるのが理想ですね
築浅でもちょいちょいコンセントが足りてない物件があるのでPC、モニター、携帯端末を使いまくる人は要チェックです。
結局カネはいくらかかる?
職場からの補助抜きで考えると、家賃6か月分ぐらいの初期費用は見積もった方がいいです。
内訳としては敷金 / 礼金 / 仲介手数料 / 保証料・保険料 / 引っ越し費用 / 家具家電がそれぞれ1か月分ぐらいですね。
家具家電類は学生時代のものを再利用したりして費用を抑える想定です。
それぞれの項目を安くできるかについて、個人的な意見としては
- 敷金/礼金/引っ越し費用...閑散期になるほど安くしやすい。逆に繁忙期に敷金礼金ゼロの物件は怪しいかも
- 仲介手数料...不動産系Youtuberが「タダにできる」とよく言っているが、正直あんまり口を挟むタイミングがないので交渉力がいると思う
- 保証料・保険料...ここを外せる物件となると選択肢がだいぶ狭まると思う。ついでに確認するだけぐらいでよいのでは
- 家具家電...自分がどこまで耐えられるか、切り詰めようによっては割とどうにでもなる。生活が落ち着いてから買い足すのもあり
っていう感じです。ちなみに敷金がゼロの物件は別途清掃費用が加算されるので、長い目で見れば大差ないです。
あと仲介業者が勝手につけてる殺虫除菌オプションみたいなやつは言えば簡単に外せます。
隣人問題はわりとどうしようもない
大家さんがトラブルメーカーの場合は事前に教えてもらえることもありますが、隣人はどうしようもないですね。
ゴミ捨て場を見れば治安が分かるともいわれますが、隣人がどうかまでは分かりません。
下の階の人間が毎晩酔っぱらって青春アミーゴを熱唱する(体験談)とかの物件にあたると大家さんにクレームを入れるぐらいの対策しかないです。
確実にリスクを下げようと思うと究極的には「家賃の高い物件に住む」ことになるでしょう。防音性もさることながら家賃の高い物件は民度も高いので。
部屋にモノが多いタイプの人間にとっては最大の断捨離チャンス
たくさんモノを買っちゃう人、ゴミをその辺に置いちゃう人、いろんなタイプがいると思いますがとにかく散らかってる人は引っ越しが断捨離の大チャンスです。
「たくさんモノがあるから広い部屋に住もうかな」というのはあくまで最終手段と心得てください。物置スペースのためだけに月数万かけて広い家に住むぐらいなら月数千円のトランクルームに放り込んだほうが遥かにお得ですよ。
ちなみに粗大ごみだけはかなり前もって何を捨てるか選定しないと間に合わないこともあるので、住居が決まったらすぐにデカいゴミだけは捨てる手続きを済ませておきましょう。
引っ越し前日は半日開けておく
これは梱包を自分でやる安いプランで引っ越す方の話ですが、素人がやると荷造り作業は結構時間かかります。
数日前から少しずつ準備するのはさることながら、要領が悪い・予定先送り型の人はさらに前日の予定も開けておくべきでしょう。
自分は引っ越し見積もりの時に「これぐらいの荷物なら朝やっても間に合いますよ(大嘘)」とか言われて、夜7時ぐらいから始めてド深夜までかかった記憶があります。
最後に...最終的には自分が満足するかどうか
ここまで読んだ方は何となく分かったと思いますが、基本的に物件選びと引っ越しは「予算が大方の問題を解決する」というのが結論です。
とはいえ金を積んでも100%リスク回避できるわけではないので、毎月赤字になる家賃なのに不満もある物件という可能性もあるわけです。
逆に安い物件を選んだ人は、「安い物件を選んだ割にそんなに悪くないぞ」みたいな精神的余裕が高い満足度につながることもあります。
住処に限らず、何事もむやみに人と比較せず「知足」するこそが高いQOLを生むと心得ましょう。
追伸 音ゲークイズ問題募集中
早押し問題用の音ゲークイズ問題を募集中です。
作成いただいた問題は、フォームに記載の規定を満たしているかチェックして京音老害王という部内の早押しクイズ大会で使用させていただきます(当ブログでも紹介させていただきます)。
前回大会、例題はこちら↓
keionkakimasen.hatenadiary.com
下記フォームより、ジャンルを絞って5問1セットで応募お願いいたします。規定を満たしていないなどの理由で採用できない場合もありますので、念のため記載事項をよくお読みください。
https://forms.gle/VWnvXNBY2mSPYtxf6
*1:ご本人から誤りのご指摘がありました。失礼いたしました。